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メモの使い方 - 蛍光ペンでマークする

 美術展にでかける際、そこそこな量のメモを取るが、その全部を文章として使っているというわけではない。なかには「すごい」「やばい」程度のことが書いてあることもあって、そんなことを書いてもさすがに読み手はわからない。私だってそれぐらいのことはわかるので、それを選定するという作業が必要になる。

 昔、なにかの本で南方熊楠がメモに取り消し線を入れながら原稿を書いているという話を思い出したが、なんとなく見た目が汚くなってしまい、心理的に抵抗があるのも確か。
 そこで使っているのが蛍光ペン(ピンク)。「文字を消している」というよりは、赤系の色が使う箇所を強調してくれるのは気分も良く、快く文章を書くことができている。

 これを始めたのは最近なんだけど、これのおかげで、以前よりもメモベースで文章を書く比率が増えたような気がする。メモのウェイトが低いと後付の印象で書く、展覧会の"印象"としては余計な嘘が交じるような気もして、そういう「嘘」がなくなるという意味でも気分が良い。

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