見出し画像

手書きの手帳

 少し前(と言っても半年ほど前)から手帳を手書きに戻した。

 元々手帳は数年来手書きでやっていた。そこに深いポリシーがあったわけではなく、単にGoogleアカウントをまともに使っていなかったというだけの話である。「手帳を続けるには高い手帳を買うと良い」と言う話を聞き、数千円払って有名なブランドの手帳を使ったりもして、出来ることなら使える機能を全て使いこなしたいとも考えていた。

 しかし2年ほど前、そうやって書き入れたことを何一つやってないという大変由々しき問題が発生した。書いたところで満足してしまっていたのかもしれない。中にはリスケが大変な予定(歯医者の診察)も含まれていて、「これはまずい」ということで、アラート機能が使えるGoogleカレンダーを使うことにした。ToDo管理もPCやスマートフォン上で管理することにし、こういうやり忘れというものは格段に減っていくこととなった。

 ただ、Googleカレンダーは特に分刻みの予定に効果を発揮するが、私の場合、あまり分刻みのスケジュール管理が必要ないことにも気づいた。前述の医者の予定など、遅刻してはいけない時間だけわかっておけば十分である。それよりも後先の予定を把握しておくこと、具体的にはマンスリーの部分が私にとっては必要だとも気づいた。ウィークリーで予定を細々と書いてしまうと、Googleカレンダーのマンスリーはかえって使いにくい。

 そんなこんなで、再び手帳を使うようになった。ただし今度は高いものではなく、一冊300円ほどで売っているダイソーの安物である。

視認性優先の白。

 わざわざ高いスケジュール帳を買わなくても、スケジュールをつける習慣自体は十分ついている。再びGoogleカレンダーが必要な、細かいスケジューリングが必要になったときのことを考えると、安いほうがむしろ良い。

 サイズは1ページA5より小さい程度。マンスリーは普通に使っているが、ウィークリーの部分は書いてある日付を無視し、自由帳のように使っている。今までは美術展にメモ帳持参で入場していたが、これならば荷物が一つで済むという点もメリットである。


マンスリー。特別なものはない、どこにでもあるタイプ。
ウィークリー。日付を無視して、フリースペースとして使用。

 世にあるビジネス書全体に言えることだけど、誰彼構わず「こうすべき」というような、絶対的なメソッドというものは基本的にはないと思っている。提供できるのは参考例としての「私のやり方」で、よほど同じ仕事内容でもない限り、第三者の手法をそのまま引き写せるものではない。使っていくうちに違和感を感じれば修正していけば良いし、私がやったような大幅な変更をして良いと思う。一番まずいのは些細なことにこだわりすぎて、必要だと思うことを続けられないことである。

・・・

 ちなみに私のスケジューリングはいちおうIvy Lee Method(ILM)を部分的に取り入れている。

 ILMについては上の記事を読んで欲しいけど、私は使用する「紙」をスケジュール帳を使って行っている。こういう使い方ができるのも、紙のスケジュール帳のメリットではないかと思ったりもする。

①予定を箇条書きで記入。
従前からわかっていた予定のほか、合計4−6個程度になるようにToDoを書いておく。
ILMでは優先順位を決定するが、私の場合は重要な用事を四角で囲んだりマーカーを入れたりする程度。
②完了した予定は✓、未了は×、延期は→
というふうに、結果を記入。

 もちろんToDoが多い時はこれだけでは対応しきれないが、マンスリーの部分にも余白はあるので、そこに書き込んだりして対応できるし、その時はPCのToDo管理ソフトを使ったり、紙の付箋紙を使ったりという感じだ。

 ご参考までに。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?