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美しいものも醜いものも心のフィルター次第

街中のそこかしこにクリスマスのイルミネーションが施され、12月にしては暑すぎて季節感のない日々でも心が浮き立つ。

だが、心に掛かることがあるとツリーも電飾も魅力がないどころか、ますます不安を増長させる材料になる。仕事、お金、健康、家族……気掛かりなことがあると、クリスマス一色の世の中が楽しいどころか、不幸の象徴のように見えてくる。

「世の中はクリスマスを心待ちにしてるのに、今の私は気掛かりなことしかなくて何も楽しくない!」
しばらく前の私がそんな感じで、ハロウィーンが終わって店のディスプレイがクリスマスに変わった頃から焦りしか感じなかった。
一年が終わろうとしているのに私は…
などとマイナス思考に入っていた。

なのに不安が解消された途端「イルミネーション綺麗だなあ」「クリスマスのディスプレイがどこの店も楽しいな」などと、キラキラした世の中を楽しんでいる。

イルミネーションもディスプレイも変わってない。
私の状況と、それによって心が変わっただけだ。
今はクリスマスの直前で変化が顕著に自覚できるが、普段の生活もきっとこんなものだ。

自分の心の状態が自分の感覚を大きく左右する。
目の前に美しい花があろうが、ゴミがあろうが、心の状態で見え方は変わる。
心の状態は自分でコントロールできないことも多く、状況が改善されるのを待つしかない時もある。
ひどく疲れているとか、周囲の状況に左右されるとか。

美しいものが美しく感じられないとき、自分の不安を自覚できてないときは自分を不必要に責めないほうがいい。

不安なのは、今の状況を変えたいと心のどこかで感じているからだ。「今はそれでいい」と開き直って心静かに耐えてほしい。

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