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個性的なストーカーの話

ここらで箸休めのお話を☆変なおじさんにストーカーされてた時の話です。

昔、2階建てアパートの2階の部屋で一人暮らしをしていました。当時私は20代前半くらい。

ある休日の午後、天気が良くて窓を少しあけてお茶飲んでたら、急に爆音で音楽が聞こえてきました。

「あ・な・たは稲妻のよーうに!わ・た・しの心!引き裂いたぁー!」

なにこれ?!アリス??すごい爆音・・・ちょっと笑えた。
「作詞:谷村新司 作曲:堀内孝雄 1977年「冬の稲妻」より引用」

その曲が終わったら次はGLAYの曲

無口な~ひと、息は白く~ 歴史の深い手に引かれて~」

サビ「会いたいから~恋しくて、あなたを思うほどUhーUh!」

っていう曲です。一時期、巷で凄く流れてました。
「作詞作曲TAKURO 1999年「Winteragain」より引用」  

そしてなんと、この2曲をエンドレスに爆音で流れてたのです笑

リピートですよ! どれだけ好きなのよ!笑 

と初めのうちは笑っていましたが、休日は昼間、平日は夜にこれが爆音で流れたのです。

さすがに近所迷惑だよと思っていたら、やはりクレームがはいったらしく夜は10時以降は流れなくなりました笑

そして頻度も少なくなり、騒音問題はなくなったなと安心してました。


それからしばらくして、休日に近場の公園を散歩していたらいきなり後ろから

「こんにちは!どうも!」と話しかけられた。

びっくりして振り返ると知らないおじさん(50歳前後?)だった。

私「え??あ・・こんにちは・・どちら様でしょう?」と返してみたら

男「あ、同じアパートの者ですよ。こんにちは。」と。

私「え??同じアパート? そうですか。こんにちは・・えっと、じゃあ・・」

と私はそそくさと歩き出して逃げました笑

途中、振り返って確認したらそのおじさんはもう居ませんでした。

スーパーへ入って(あ~!めちゃビックリしたぁ、なんか気味が悪いし嫌だなぁ~)と思いながら食品売り場を回っていたら目の端になんとさっきのおじさんがいるではありませんか!
(げっ!!うそ?!見間違い?)と思いながらもう一度さりげなーく、商品を見るふりをしながら目をやりました。

そうしたらさっきのおじさんはいませんでした。
(嫌だな、見間違えたのかな・・・だとしても何かいやだ!)
焦って買い物を終わらせて辺りをチラチラ確認しながら家へ帰りました。

これがストーカーとのファーストコンタクトです笑



このおじさんはなんと、私が住んでるアパートの棟の1階の住人だったのです。しかも、ちょうど階段の真ん前に位置する部屋なんです。

だから、私が部屋を出入りするにはその階段を使うしかない訳でして・・おじさんには私の出勤時間と帰宅時間を把握してました。

だって、台所の窓を開けてれば、階段が見えるわけで・・ばっちりチェック出来る訳です笑


ずっとではなかったけど、

朝は「おはよう!気を付けていってらっしゃい!」

夜は「おかえりなさい!お仕事お疲れさま!」

と話しかけられてました。たまにおじさんがいないと、

「あれ? 今いないんだ?」とか思ったりもしました笑

まあおじさんにも仕事があるので(塗装関係らしい)さすがに

毎日とか延々とそれが続いたわけではなったです。


が、ある日挨拶されて、そっけなく挨拶を返した時に

男「あのう・・歌、聞いてくれてた?」

私「え?? いやぁ・・なんですか?」

男「ほら!ずっと曲流してたじゃん、アリスとGLAY」

私「・・・・え?あ~・・・すごい大きい音で流れてたやつですか?」

男「そうだよ~!あれは君への想いだよ。君に届けたくて流してたんだ」

私( 心の声:えーーーーーー!!? うそでしょー?! )

男「君と初めて目が合った時に電気が走ったんだ。一目ぼれなんだ」

私「え??目が合った事なんてありましたっけ?」

男「あったじゃん!すれ違った時に!」


・・・・・(;^ω^)

私は目が合った事なんて記憶にないし、すれ違った人の顔なんて覚えてないし、さっぱり訳が分かりませんでした笑

で、夜10時以降に曲が流れなくなったのは、やはり大家さんから周辺の方から苦情が入ってるので・・・と連絡が来たから10時以降は流さない約束になったと。しかも苦情くるの想定済だったと汗


そういう事だったとは!本当になんてユニークなおじさんだと笑えた半面引いたというか、面食らいました笑

その後、相手を刺激したくなかったので無視はせず、でもそっけなく対応してました。

そうしたらある日、最寄駅から家に着く間にいつの間にか車で後をつけてきていて、「おかえり!」と話しかけられて凄く怖かったことがありました汗

なので、当時付き合っていた人に話して休日私の家に来てもらうようにしました。これまた謎だったんですが、彼がおじさんに挨拶(普通にこんにちはと)するようにしていたら(抑止目的)おじさんは私より彼と笑顔で話するようになりました!

結果的に諦めてくれたようです笑 

変わった人だったけど割といい人だったかも??しれません笑

最後にはおじさんは故郷に帰るんですと、引っ越す時に挨拶してくれました。故郷の母が心配だからと言ってました。

なので、この件はおじさんの引越しで解決しました笑



何事も起きなかったのでこの件は笑い話ですが、現代では事件に発展したりしてるので皆さん十分にご注意ください。
相手がどうでるか分からないので早めに警察へ相談し、勤め先に相談して引越しもしたりと出来る限り対策をしてください。


ではここまで読んでくださり誠にありがとうございます!





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