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私は放火犯?とんでもないことをしてしまった話

こんにちは。又はこんばんは。固定ページをどんなのにしようか迷い中のかすみねこです。

今回の記事は、私の経験談の時系列的に実話:ベッドに知らない人|かすみねこ|noteと [実話]事故か?事件か?母に心配をかけた話|かすみねこ|note の間くらいのお話になります。


では始まります。

私が幼い頃から、母は夜に仕事をしていた。
父方の祖母が居酒屋をやっていたらしく父と結婚してからは
そのお店を手伝っていた(そもそも母は若い頃から水商売しかしていない)
家族時代の唯一この時だけ一軒家に住んでいた。

なので、夜は私ひとりでいつもお留守番をしていた。
聞く話では、2歳~4歳頃は母の友達や近所の人に預かって貰っていたらしい。

ちなみに実父も夜に仕事(BARだと聞いてる ピアノを弾いていたらしい)

大人しく手のかからない子供だった私だが、預けられてるときは母が迎えに来るまでは絶対に寝なかったそうだ(24時、25時位)それだけは頑なだったらしい。

そんな私は、5歳の頃からひとりで夜のお留守番をしていた。

ある冬の日、大人しくひとりでお留守番をして母が帰ってくるのを
待っていた。

その時に見ていた夜のテレビ番組はドラマだった。

そのドラマでは女の人が庭で焚火をしていて「もうあの人のことなんて!・・・シクシク泣」
と泣きながら恋人の写真を焚火へ放り込んだ。
パチパチと音をあげて燃える写真。


私は思った。



「あ!私の失敗したあの折り紙・・・私も真似をしようっと」

私は失敗した折り紙を持ってきて、ストーブの赤いところへ近づけた。
(昔ながらの丸い赤い所がある古いストーブ。やかんを上に置けるタイプ)

折り紙はチリチリ燃えていく。火元が手の近くまであがってきて
手が熱かった・・・。

「熱い・・・」

(アホみたいですが、5歳児なのでご勘弁を汗)

この折り紙はもういらない物。いらない物はゴミ箱へと母に言われていた。

瞬間的に私はその燃えてる折り紙をゴミ箱へポイっと捨てた。

ゴミ箱の中にはもちろん紙くずなどゴミが入っていて・・・

見る見るうちに火が燃え上がっていく。

私は、とっさにテーブルの上にあったコップ一杯の水をゴミ箱へかけた。

だが、火の勢いはとまらない。
私は泣きそうになる。

運悪く、ごみ箱は窓際のカーテンのそばにあった。

当然、カーテンに火が燃え移っていく。


「どうしよう・・・・」 わたしは怖くなりどうしたら良いか分からなくなっていた。


でも常日頃から、母に「何かあったらお店に来るんだよ」と言われていた。



「あ!お母さんの所に行かなくちゃ!!」


と走り出すわたし。


家から飛び出し、震えながらも必死で走る。途中で砂利でつまずいてすっころぶ。膝が痛い!

泣き出しそうになるも、グッ!とこらえて起き上がりまた走り出す。

やっと母の働くお店に着いた。



裏口のドアをバン!と開けて、「お母さん!お母さん!!お母さん!!」

と叫ぶ。
お店の人が、「あんたの娘さん来たよ~!」と母を呼んでくれた。

母「あんたどうしたの~?!」

私「火事!!火事ーー!!」 

母「え?!火事?!! どこで?!」

私「うち! うち!」

母「なにーーーーーー?!」



さあ~! そこから大騒動!!


お店の人も母も急いで家へ駆けつける。

もちろん他の人は消防車を呼んでくれていた。

お店の従業員さんはなぜかフライパンや鍋を持って駆けつけてくれたそう。

人間は動揺すると予想もしない事をする 笑

もちろん笑い事ではないのだが汗

私が家を飛び出し必死にお店へ向かっていたその頃

私の家はみるみるうちに窓際のカーテンが全部燃えて窓ガラスも割れて

外壁が赤々と燃えていた。次第に屋根も赤くなっていった。

その異変に気付いてくれたのがお隣のおばちゃんだった。

なんとお隣のおばちゃんが
家の屋根が赤くなっているのを気が付いてくれたのである。

肝っ玉母さんであるお隣のおばちゃんは、自宅のお風呂からホースをつけて伸ばし、わたしの家の火の消火活動をしてくれていたのだ。

(お隣とは庭を共有する様な形でちょうどお風呂場から私の家が近かった)

なので、母とフライパンを持ったお店の人達が私の家へ到着した時には

なんと家の火はほとんど消えていたそう・・。(おばちゃん恐るべし!笑)




母から聞いたのだがその時、消防の人にこっぴどく叱られたらしい。


消防隊員「あんな小さな子を一人で留守番させて!運が悪ければ娘さんは火事に巻き込まれて死んでいたかもしれいからね!」

母「はい、、すみません、、あの子はしっかりしてると思ってたので、、」

消防隊員「え?あんな小さな子じゃまだやって良いことと悪いことは分からないよ!とにかく娘さんをあまり叱らないようにね!」

母「はい、、すみません、、」


結果、私は母に全く怒られなかった・・・私のせいなのに。

母は反省したらしいのだが、私にとっては母がいつも何かあったらお店に来るのよと
言ってくれていたおかげで私は燃えてる家から飛び出すことが出来た。

もしかしたら恐怖で動けなくなってしまっていた可能性もある。だって5歳児だもん汗


大人になった今ならどんなに大変な事かわかる。本当に本当に申し訳ないと思う。とんでもないことをしてしまった。

お隣のおばちゃんが消してくれたものの、被害は大きかった。
家は半焼状態(保険会社の見立て)カーテンの窓際を中心に燃えてしまい
外壁辺りが真っ黒こげであの独特な臭いも凄かったらしい。
水浸しにもなっているし全く住めるような状態ではなかった。


そして暫く私と母はお隣のおばちゃんの家でお世話になることになった
(実父はどうしてたのかはよくわからない笑)


みなさん、火の扱いには十二分に気を付けてください。。。
(特にお子さんとか大人では予想もしないことをしてしまうので汗)


ここまで読んで頂きありがとうございました☆


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