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1億円の日本刀の返礼品が…!

今年も残すところあと少しですね。
12月といえばふるさと納税、という事で今年も日本刀関係の返礼品が無いか調べていたのですが、目新しい物はあまり…

ありました…!!!

1つだけ超高額、1億円の返礼品ですが。
毎年変わり映えのしない返礼品の中、今年初めて見た気がします。


ルイヴィトンやブルガリなど世界的なブランドを手掛けるアトリエ・オイ(atelier oi)氏と関市のコラボ商品。

(画像出展:中日新聞
(画像出展:ふるさとチョイス
(画像出展:ふるさとチョイス
(画像出展:ふるさとチョイス
(画像出展:ふるさとチョイス

過去にも銀座SIXで有名なデザイナーの方による大小拵が数千万円という価格で販売されていましたが、とても人気だったようです。

銀座SIXに展示されていた有名なデザイナーによる大小拵


今回で言えば、今までの歴史に無い拵の形状、中世の騎士が使用しているランスのようなデザインの拵の形状は海外デザイナーの方ならではの発想な気がしますが斬新で刺激がありますね。

以下がアトリエ・オイ氏。

(画像出典:JDN

1億円を高いと思うかどうかは、アトリエオイ氏のデザイナーとしての人気度次第かと思いますが、こうした今までになかった新しい拵のデザインを見るのは個人的にも好きでどんどん出てきて欲しいなと感じています。
おそらく昔も似たようなデザインは考えられた筈ですが、なぜそれが淘汰されて今の形状に至ったのか。
そうした事を考えるのも面白いですね。

そして恐らく日本の職人ほどこうしたデザインの拵を作るのが難しいような気もします。それはやはり従来の日本刀の拵のイメージが定着しているからかと思います。
技術的には全然作れると思いますので、後は発想を切り替える事が出来るか、出来たとしてそれが受け入れられるかどうか、受け入れられなくても突き進む覚悟があるか、そうした様々な事を考えると日本の職人はやはりなかなかこうしたデザインの物を新しく考えて製作するのは難しいのではないでしょうか。
令和の刀職人がデザインした新しい形状の拵も是非見てみたいものです。

尚、その他の日本刀関連の返礼品は検索すれば様々出てきますが、以前寄付金額ごとにまとめたブログがありますので(2022年の記事ですが、大きくは変わっていません)もしよろしければご覧ください。


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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