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PERFECT DAYSを観て、と日記のようなもの

1/12朝 
ファミレス行こ。読んでくれてありがとう。蒲田行きたくなったでしょ?焼肉食べたくなったでしょ?今度行こうね。
私は昨日実はめちゃくちゃ興奮して〇〇に電話しようと思ったんですが、そんな悲しいことはないよ。って思ったし、どうせ話そうと思っても言葉がまとまらずぐだぐだになりそうだったのでやめました。
実は昨日時間があってPERFECT DAYSを観られたんです!!すんごいよかった。ここ最近観た映画の中でダントツに観てよかったな映画だった。だからHがおととい?地図であのアパートを探している時私ももっと一緒に探しておけばよかったなと思いましたけれど、まだ観てなかったし、あの時は眠気のピークだったのでしょうがないなと思いました。
久しぶりに渋谷のTOHOに行きました。渋谷だからなのか客層は同年代くらいの男性の同士とクリエイティブ系の仕事をやっていそうなおじさんとかが多かったな。映画を観終わった後、前の座席の人がペットボトルを落として手の届かない所に転がってしまったので私が拾ってあげました。
フィルムの色?色調?が少ーし黄味と青味がかっていて、いや、黄味と青味だったらそれって緑味がかっているってこと?でも緑じゃなかったような気がするんだよなうん、その黄味青味がかった色味が好きでした。洋楽はとっても疎いけど劇中歌がどれもよくて、観終わった後煙草を吸いながら調べて全部入れてPERFECT DAYSのプレイリストを作りました。ラストのFeelig Goodが流れながら運転する役所さんの顔がずっと映るところ印象的だった。渋谷のトイレがあんなに綺麗でデザイナーが設計してる感じになってたの全然知らなかった。あ、あの鍵かけると透明から変わるトイレだけは知ってた。柄本時生もよかった。金がないと恋もできないなんてなんなんですかだっけ?恋は確かに金は必要になるかもしれないけど、金がないとできない恋なんて恋とは呼ばないんじゃないか?恋程度に金は必要ないんじゃないかと思うけど、いずれ愛とか結婚とかのもっと二人の存在とつながりが大きくなるのに、かなり金の問題はでかいのではと思った。
役所さんの演じた男はなんて丁寧に生きているんだろうと思った。最初は。でもどんどんあぁこの人もちゃんと私たちと同じ人間なんだな(?)というか怒ったり泣いたりもやっとしたり過去があったりでほっとした。どうして今のままじゃいられないんだろうねという女将の台詞。今度は今度、今は今の歌。過去と未来に囚われがちだけど今は今だし、ずっと今を大切に生きていったら結局は過去も未来も大事にできたってことになるのかなあと思いました。
最近の邦画は生きてりゃ本当に色々あるけどさ、これが人生ってやつだからやっぱり生きていかなくちゃいけないんだよな、みんな頑張って生きていこうな的なメッセージ性のものが多くなってきた印象がある。
役所さんが撮った写真を現像して、缶に選別して入れるシーン、ボツの写真は破ることにこの映画を観て初めてどきっとした瞬間でした。なんだかよく分からないんだけどよかった。モノクロの光と陰の夢はちょっと怖くて薄暗くてその男の鬱蒼とした影の部分が垣間見れた気がしてよかった。
女将の元夫と影が重なったら濃くなるのかをやるシーンで泣いた。そしてその後の影踏をやるシーンでめちゃくちゃにやにやした。光と陰って明るいと暗い→良いと悪いの印象が強いかもしれないけど、むしろ影が必要というか、深みを出すためにとか、人生においてもみたいな、あとニワトリと卵の話みたいになっちゃうけどさ、
あと柄本時生がカセットテープを売ろうとして結局役所さんが現金を貸して帰っていくシーン、なんかサウナで水風呂浸かってる時と同じ感覚になった!!なんでか分からないけど!
手が疲れて字がどんどん汚くなってきた。
映画はテーマもキャストも監督ももちろん面白さに関わってくると思うけど、自分の中で観たタイミングもかなり重要だと思っていて、この映画がいい映画だと思えたのはそれが強かったってのもあると思いました。良いタイミングで観れました。浅草の地下ってあんな風になってるの知らなかった、行ってみたい。
じゃああのアパートを見て神社?行ってサンドウィッチと牛乳飲んで銭湯行って浅草の地下の店で飲んで寝る。平山さんの一日を模す一日を今度やりましょう。

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