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「誰かの正解・不正解に惑わされない」不登校支援をする中でわたしが気づいた大切な価値観

こんにちは。カタリバ広報部の森田です。

10月から始まった、カタリバ公式noteの新企画「9BOX〜わたしが大切にしている9つの価値観〜」。職員一人ひとりが、人生と仕事において大切にしている9つの価値観について掘り下げます。

▼第1回目の記事

今回は、カタリバが運営するオンライン不登校支援プログラム「room-K」で働く白井さやかさん(以下、★うめちゃん)にインタビューしました。

「社会教育」に携わりたいと思ったタイミングでカタリバへ転職し、現在は不登校支援に取り組んでいるうめちゃんが、大事にしている9つの価値観とはー。

★カタリバはメンバー同士、ニックネームで呼び合う文化があり、白井さんは “うめちゃん” と呼ばれています

うめちゃんの9BOX~わたしが大切にしている9つの価値観~

Q. 自分を表す一文字に「豪快な笑顔」をあげたのはなぜですか?

もともと就職活動をしていたときから、自分に自信をもてるのは “笑顔” しかないと思っていましたが、大きなきっかけとなったのは友人と母親からの言葉です。

何かあるたびにお互いの近況を報告している昔からの友人から、「うめちゃんは、豪快な笑顔がいいよね!」と言ってもらえたことがあって。笑顔に “豪快な” というワードがついたことに対して、自分でも納得感がありました。

また、母親からも「そんな風に気持ちよく笑えるって羨ましい」と言われることが時々ありました。どうやら、テレビを見ているときも、話しているときも、大きく声をあげて笑っていたらしくて(笑)

友人と母の言葉には影響力があったので、それからは「自分を表す言葉はなに?」と聞かれたらいつも “豪快な笑顔” と答えるようになりました。


Q. 個人的に「安定」と「関係性」について、もう少し詳しく聞いてみたいです。

まず “安定” についてお話しますね。やっぱり自分の心が安定していないと、仕事もプライベートも上手くいかないと思っているので、常に安定した状態を保つためにどう過ごすべきか、考えながら生きています。

次に “関係性” についてですが、私の中で多くを占めている関係性には、夫婦の関係・家族との関係・仕事を一緒にやるメンバーとの関係の3つがあります。その中の1つでも崩れると、すべて崩れると思っていて。お互いに「必要な存在だ」と思い合える安心感がないと、良いパフォーマンスが発揮できないし、私自身も気持ちよく仕事ができないと感じているんです。

気持ちが安定しているからこそ、周りにいる人にも良い影響を与えられる。 “安定” と “関係性” は、密接につながっていると思っています。


Q. 9つある価値観の中で、カタリバに入社してからより意識するようになったものをあげるとしたらどれですか?

 “納得解” という言葉が、腑に落ちるようになったのはカタリバに入ってからです。

不登校支援をしていて、「学校に行けない自分ってダメなのかな」「子どもが学校へ行けないのは親である自分の責任なのかな」と思ってしまう子どもや保護者にたくさん出会ってきました。みんな、世間体に苦しめられているように感じたのです。

それと同時に、「学校に行かない」という選択に納得をした子どもや保護者が、前向きになる姿もたくさん見てきました。誰かの正解・不正解に惑わされず、自分の中での “納得解” を出せるようになることが、自分の人生を切り開くために大事なのではないかと思わされました。

私の人生を振り返ってみても、仕事や家族との関係、すべてが納得解で循環しています。私自身、納得しながら生き方を選んできたと思えていますし、自分が関わっている子どもたちや家族、チームのメンバーにも、自分で納得しながら解を出してもらえるような関わり方を大事にしていきたいです。


Q. 不登校支援という未経験の取り組みに対して、不安はありませんでしたか?

room-Kにジョインしたばかりのときは、教育分野での経験が他の人より少ないことに引け目を感じていました。でも、そこで「できない」と思わず、自分なりにできることを考えたり、積極的に質問したりして動く。そんなことを繰り返すうちに、事業部内でのチームビルディングや、子どもをもつ親としての経験から保護者の方に安心感を与えられるなど、「自分も役に立てるかも」と思える瞬間が出てきました。

私は今、小学生を2人育てながら不登校支援に取り組んでいるのですが、「まさにroom-Kの対象となる年齢の子を育てている親の視点での話は、うめちゃんだからこそできる」とメンバーから言ってもらえたのは、とても嬉しかったです。

ひとりではできることは少ないけれど、たくさんの人と一緒に、いろんな人の知見を借りながら一緒に事業作りをすることで、大きなことを叶えられている。この感覚が、やりがいにもつながっています。


Q. うめちゃんにとって、カタリバってどんな場所ですか?

昔から “教育” へのあこがれはずっと持ち続けていましたが、先生になるという選択しか思い浮かびませんでした(笑)でも、先生という立場でなくても “教育” について真剣に向き合い、取り組めるのがカタリバだと思います。

また、カタリバが目指している、「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」にみんなが納得して働いている。全ての10代の未来のために、たくさんの大人たちが「あーでもない、こーでもない」と難しい課題に向き合っている姿は、純粋にかっこいいです。


Q. うめちゃんは入職してから3年半ほど経ちますよね。今でも組織での成長を実感できていますか?

カタリバには、人材やコンサル、金融、マスコミ、ITなど多岐にわたる業界から来たメンバーがいます。

そんな人たちと一緒に仕事をしていると、いろんな人の経験値をわけてもらっている感覚になるので、まだまだ成長できると思えるんです。「今日はこんな人に出会えた!」ということの繰り返しで面白いですし、今でも常にワクワクしながら働いていますね。

私は愛知に住んでいるのでなかなか対面で会う機会はないですが、もし関東にいたらもっといろんな人に会って話を聞くために、飲み歩いているかもしれません(笑)


≪インタビューを終えて≫

今回の取材中も、ずっと笑顔を絶やさずお話してくれたうめちゃん。
毎日ワクワクしながら働けているのは、いろんな場所で経験を積んできた人と出会えるのもそうですが、うめちゃん自身が好奇心旺盛なことや、学び続けたいという向上心があることも影響しているように感じました。(私もいつか、うめちゃんと語らいながら飲みたい……!)

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