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海外の型紙雑誌の製図記号・日本との比較(ページの例)

私の一番好きな海外の型紙雑誌はBURDAです。私のYouTubeでも短い解説動画を上げていますので、よかったら見てください。日本で買う方法を含めて紹介しています。

最近から日本の作図についても勉強していて、パターン記号の違いがあることに気づきました。日本の中でもドレメ式や文化式もいくつかの違いがありますし、海外の型紙と比べるとさらに違いが多いと思います。
ここで海外の二つの雑誌の記号を上げてみましょう。
でも、まずその前に、日本の記号を少しだけおさらいしましょう。
こちらは文化式です。ネットで簡単に下記のような画像が山ほど見つかりますし、ほとんどのソーイング本に載っているので、ソーイングをしている人ならおなじみでしょう。

作図表示の記号(文化式)

次に私の好きな型紙雑誌のBURDAの記号を見てみよう。英語から私は右側半分に適当に訳しました。合印は数字で表され、特徴的ですね。それから抑えのサインとハサミのサインも日本の型紙では見かけないかな… いせるサインも文化式とは全然違います。そこそこ違いがありますね!

雑誌BURDAの作図表示の記号(画像が参照ファイルのリンクになっています)

上は「基本」のって書いていますが、ほかにもあります。実際の型紙にこのような表記もあります。下の画像は実物大の印刷した型紙にある記号の説明です。少し違うけれど、ほとんど同じです。上の画像になかったのは一番下の二重線だけですかね。それは、パターンを切って大きく・小さくする線を表しています。黄色いハイライトにしているのは英語表記です。全10
言語での表記があります。そう、BURDAは世界で結構人気があると言えます。

雑誌BURDAの作図表示の記号 (実物大の型紙にある説明)


型紙雑誌PATRONESの表紙

では、ほかに結構好きで使っている雑誌のPATRONESの記号を見ましょう。知っている限り、この雑誌は日本では今のところ、売っていないです。
元々はスペインの雑誌で、今は多くの国で出版されています。この雑誌の型紙は多くの場合に何か有名なブランドかデザイナーの服からインスピレーションを受けて型紙を作っているのは特徴です。ので、はやりの、もしくは逆にクラシックな素敵な服を作れます。底が好きです。雑誌の写真もみんなおしゃれで、縫わなくても見ることでまたインスピレーションやアイデアの基になります。下の画像にあるように、左からMICHAEL KORSのブラウス、KARL LAGERFELDやTOMMY HILFIGERのコートなどなどがあります。

雑誌PATRONESのページ例

雑誌のレビューなら、スペイン語ですけど、こちらの動画等で見ることができます。

で、本題に戻りましょう。記号ですね。PATRONESのはこんな感じです。
機械翻訳です^^; ここもBURDAに所々似ていますね。なんとなく全部わかりますね。ホックはちょっと特徴的ですね。

雑誌PATRONESの記号

ちょっと面白いのは小型ライン、中型ライン、大きいライン表記ですかね。
実際の型紙を見たらわかりますが、それはサイズの事です。そう、三つしかないです。その中間のサイズだったら、真ん中に線を自分の手で引いて使ってくださいってシステムです。

雑誌PATRONESの型紙の例
自分のサイズは中間の場合、このように赤いペンなどで手で引きます。

因みにスペインのアマゾンなら買えます。

https://www.amazon.es/Revista-Patrones/s?k=Revista+Patrones

BURDAなら、オンラインで日本から印刷用の型紙を購入できます。私はけっこう愛用しています。

https://www.burdastyle.com/sewing-patterns.html

結論としていえるのは、海外の方がシンプルかな~と思います。単純に市販のすぐ使える型紙だから、意図的にわかりやすくされていると思いますね。確かにわかりやすいので使うのに何の問題もないと思いますね。

PS 日本で昔売られていたと思われる日本語解説付きのBURDAを一枚持っています。そこの記号を見たら、日本語におそらくきれいに訳されていました^^ ここで残しておきます。

表紙、なんと!1974年
BURDAの解説のページ
型紙はごちゃごちゃすぎますね^^; 今は紙をもっと使えるようになったか、それよりはわかりやすい。

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