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幼児期に「字」を覚えさせるためには何をすれば良いか?

幼児期のお子さまに「字」を覚えさせる時に、苦労なさっている親御さんも多いと思います。

字を書かせることに限らないのですが、親もできるだけ子どもと同じ行動をして、
見本を見せたり、「私の真似をしてごらん?」というように真似っこさせるように促していくと良いと思います。
そうすれば、「親と一緒に遊ぶ」という楽しさを子どもは知るようになります。

字を書く際に上手く誘導できる声かけなのですが、「声かけ」という部分に焦点を当てると、
「お母さんと一緒に書いてみよう」→一緒に遊ぶ楽しさを与える
「これをしたらこれをあげるよ」→ご褒美を与える
というようなパターンが良いですね。

ただ、声かけだけではなく、より本質である「楽しさ」に焦点を当てる必要もあります。

特に「字」というものは、読むこと、書くこと、意味を理解すること。
この3つのポイントがあり、子どもはこれらがリンクし合った時に、快感を得ます。
3つ全てでなくても、2つでも良いです。

たとえば、数字を書かせている場合、読むこともできず、意味もわかっていない状態では、
なかなか楽しさを見出すことは難しい場合もあります。

その場合は、数字を読むことや量感を教えること(体験させる)など、
3つのポイントの別の要素でも楽しみながら教えることをお勧めします。

数字に限らず文字の理解については、文字が書かれた積み木などもあり、
絵本の読み聞かせをしながら、文字や数字を教えることもでき、楽しみながら文字自体の理解を促すことができます。

文字が読めて、その文字を自分で書けるようになると、3つのポイントのうちの2つ(読み、書き)がリンクすることで、
快感を得て、文字を書く楽しさを覚え、他の文字にも興味を持つようになります。

この3つのポイントの角度からも考えていくと、お子さまは、文字(数字)の楽しさがわかるようになってきます。

幼児期のお子さまで意識すべきことは、遊びと学びを一緒にさせることです。
「親がさせたいこと」もあるかもしれませんが、それをお子さまがいかに楽しんでできるか?というところを重視しましょう。

わが子はどんなことを楽しむのか?どんなことに興味を持っているのか?
お子さまを観察し、楽しませることを優先すると、自然と、「親がさせたいこと」も一緒に楽しんで取り組めるようになると思います。

ではでは。

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