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「頑張らない」ことを、頑張らない

日本人はつい頑張ってしまう国民性。どうしてもこの頑張り教から抜け出るのは至難の業。昨今よく見かける「頑張らない」とうメッセージ。いろいろな方が提案しています。

私も「頑張らない」系の書籍を読んできました。
そして「頑張らない」を実践しようとすると、つい頑張らないことを頑張ってしまっている自分に落胆します。

そもそも頑張るって、ダメなんでしょうか?
決してダメではないけれど、生きずらいと感じるから「頑張ることをやめてみよう」というのが、最近の風潮なのだと思います。


でも今、周りでどれだけの方々が、頑張ることをやめられているのでしょうか。
頭ではわかっていても、頑張ることをなかなかやめれないのが現状だと思います。


また、頑張りたくても頑張れない自分を責めて、自己否定してしまっている人もたくさん目にしました。

頑張ることをパッと卒業して、サクッと幸せになった方の書籍やSNSを目のあたりにしては、また自己否定するという負のループにハマります。(← 私です・・・)

私たちの頑張りは、朝 目が覚めた時からスタートします。何かの行為の前に必ず、「頑張って」の副詞が付きます。

頑張って、朝5時には起きる
頑張って、お弁当を用意する
頑張って、混んだ電車に乗り込む
頑張って、目標値(ノルマ)を達成する
頑張って、夜遅くまで残業する
頑張って、帰り道スーパーに寄って食材を買う
頑張って、夕飯を作る
頑張って、・・・ etc

「頑張って」何かをやるのがもうデフォルトになっていたります。

こんなに頑張ってしまう理由は、
「頑張らないと、(将来)ヤバいことになる」と、生存サバイバルができないという強迫観念が根底にあるから。

行動の動機が、ネガティブ感情(不安、恐怖、罪悪感、劣等感、無価値感、無力感)から来ているので、それを克服する意味で無意識に頑張っちゃうのです。

そして、ネガティブ感情から来る行動は、心身に負担とストレスがかかるから長続きしない → 続かないから結果が出ない → 結果が出ないからまた頑張る → もう頑張れない・・・ となります。


では、「頑張り教」から抜けるには?

長年染みついている「頑張り教」は、直ぐに完全に無くすことは、難しいかもしれません。薄皮一枚一枚、剥いでいくスピード感です。

まずは、
「頑張らない」ことをムリして「頑張らない」
なぜなら、私も含め多くの方はそう簡単に頑張ることを止めれないから(笑)


そして、
”楽しく” 頑張れることを、増やしていく」
と同時に、
”苦しく” 頑張ることを、減らしていく」

あなたは、”苦しく”頑張っていることは、けっこう多いでしょうか?
例えば、苦手で嫌いなことをいっぱい頑張っていませんか?または、本当は我慢していることをいっぱい頑張っていませんか?

私の場合は、会社組織で働いていた時は、”苦しく頑張る”ことが全体の90%だったのですが、今はだいぶ半分以下に減っています。そして、意識して ”楽しく”頑張れることをコツコツ増やしていています

イチロー選手や大谷選手にはもちろんなれませんが、彼らみたいに、”楽しく”頑張れる人生に少しずつ近づいていけるかなと思っています。

「頑張る」も「頑張らない」も、今私たちが幸せを感じれたら、究極にはどっちでもいい。ずっと苦痛でさえなければ。

私たちは、苦行のために生きているのではなく、
超絶幸せになるために生きているのですから、ネ!これは、忘れないようにしたいな。






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