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今日だけ、誰かに憧れるのをやめる

侍ジャパン、WBC優勝しましたね!🎉


家族はもちろん、知人・友人、ご近所さん
お客様などなど、あちこちで侍JAPANネタでもちきりです。


今日の強豪アメリカとの対戦では、
数々の感動するシーンがまるで完璧な野球マンガの筋書きのごとく、たくさんありました。


その中でも、私の心にズシッと刺さったのが、
試合前の円陣を組んだときの大谷選手の声出しにありました。


大谷選手の第一声が、

僕から一個だけ。
憧れるのをやめましょう。

大谷 翔平 選手


その真意は?と、
かたずを呑んで聞いていましたら、

野球をやっていたら、誰しも聞いたことが
あるような選手たちがいると思う。

憧れてしまっては超えられないので、
僕らは今日超えるために、
トップになるために来たので。

今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、
勝つことだけ考えていきましょう。
さあ行こう!

大谷 翔平 選手


その後、みごと勝利してしまうのですから、
 憧れるのをやめましょう" が、私の中で大切な名言となりました。



* * *

私たちは、「憧れ」に囲まれて生きている


「憧れるのをやめましょう」
この大谷選手の名言が、今日一日ずっと頭から離れませんでした。


そういえば、自分を振り返ると、
私は日々、たくさんの「憧れ」に囲まれて生きています。


朝起きて、眠りにつくまでの間、
1日中、たくさんの「憧れ」を目にします。


憧れの、働き方をしている人
憧れの、資産を保有している人
憧れの、住まいで暮らしている人
憧れの、キャリアを構築している人
憧れの、顔立ちで生まれた人
憧れの、体型を維持している人
憧れの、肌と髪がキレイな人
憧れの、パートナーに恵まれている人
憧れの、家族を持っている人
憧れの、交友関係を持っている人
憧れの、音楽家・芸術家
憧れの、文筆家・エッセイスト
憧れの、人格を持った人
憧れの、生き方をしている人

憧れの、etc …… 


テレビ、新聞・雑誌、SNSを見たり、
職場、学校、コミュニティーに足を一歩踏み入れると、
自分の周りは、たくさん「憧れ」が飛び交っています。

憧れ = 理想


憧れること自体は、決して悪いことではありません。
成長の糧となりますからね。



「ステキ💛、以上!」って感じで、
純粋な憧れと清々しさで終わればいいんですけど……


でもこれが、
「憧れ」が「理想」に変化して、
挙句の果てには、憧れの人と自分との比較がはじまり、

今の自分のままでは、ダメだ~!


と、負の連想ゲームに陥る。
自分を鼓舞するどころか、無意識に自己卑下や
自己否定につながってくことって少なくないのです。


「憧れ」をたくさん強く持ちすぎるのは、
今の自分を認められず
今の幸せを感じ切ることのないまま、
理想を追いかけるだけの人生で終ってしまう。


今日1日だけでも、
憧れのたぐいを一切持たずに過ごしてみるのもいい。


誰もが難しいと感じる、先代の人生教訓の一つ

”人と比較しない”

 そんな生き方に、一歩近づくことができる。


だんだんと、この ”人と比較しない” に慣れてくると、
「憧れ」はもはや自己否定の種ではなくなり、
自分を鼓舞し人生を楽しむ「道具」となる。



それまで「憧れ」は、いったん捨ててみる。
目のまえのこと(=今)に、ただ集中し命をかける。



今日のWBC決勝戦、
今” を全身全霊で生きることの尊さを、
大谷選手、チーム侍JAPANから学びました。


でも、ここしばらくは、
大谷選手への「憧れ」は止まりませんね。


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