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川崎フロンターレ関連の文章。基本は試合プレビューとレビュー。 内容は戦術の事とかイロイロです。
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記事一覧

負けながらの成長

京都戦ははっきり言って結構ひどい敗戦であった。
ツイッター上でもかなり酷評する人が多かったが、理由の大部分は無得点の所だろう。
これまでは大量失点こそするものの毎回の複数得点、磐田戦もボロボロの5失点はしたが4得点。負けたけど楽しかった、失点を減らせば勝ち目ありそう。そんなポジり方もできなくない試合を続けてきた中突然の無得点。
これは結構ショッキングな出来事だから、そりゃ感情は大きくマイナスに行く

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失点から学ばないといけない

ACLでの4失点に続き今度はリーグ戦で5失点、等々力では2試合しかやってないのに既に9失点という失態。
幸いどの試合でも点が取れているので大敗こそしていないが、今後上位やタイトルを目指すならこんな失点量を続けていたら無理。
むしろエリソンが怪我したりしただけで今度は下での争いを覚悟しないといけなくなる。
数々の失点から本気で学ばないといけない。今はその危機感をチーム内外で共有して行くべき段階だと思

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幸先良き連勝スタート

ついにフロンターレの2024シーズンが始まった。
ACLはリアタイ、スーパーカップは仕事中だったため文章情報のみ
という活魚だが、この2試合を振り返って今後の展望なんかも考えてみよう。

辛い試合を勝ち切ったACL

ACL山東戦は今シーズンのいいベンチマークになる試合だったと感じる。

めちゃくちゃ悪い入りをソンリョンでしのぎ切る

相手が落ち着いた時間に反撃してブラジル人の力で取りきる

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終わりよければ…

今シーズンも無冠濃厚な雰囲気がムンムンしてたが、尻上がりに調子を戻して天皇杯優勝、ACLも無傷の首位通過と終わってみればまぁまぁな1年だった。

しかしちゃんと振り返ってみるとやはり物足りなさが勝ってしまう。
勝ち点50で8位、ルヴァンはGS敗退。リーグ優秀選手賞も脇坂1人となれば一昨年までが良すぎたとはいえ結構評価が厳しい年だったなと。

まだACLが1試合あるけど今シーズン終了ということで、さ

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ここまで戻した事をポジティブに

首位を争うマリノスとヴィッセルの2チーム、これらの相手を連続して戦う事となった7月後半のフロンターレ。負ければ優勝争いの可能性は完全に消え、勝てればわずかだが数字上の可能性は残る。
早くも崖っぷち、背水の陣の状況で迎えたこの2戦、結果は1勝1分の勝点4。

普通に考えれば1位2位相手に負けず勝点4=1試合平均2を達成したのだから、普通のチームなら万々歳と言っていい結果だが、今年のフロンターレは残念

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不本意をやりきる強さ

不本意をやりきる強さ

ついにフロンターレがリーグ戦で連勝を掴んだ。
この先どうなるんだと誰もが不安に思うようなシーズンの開始頃から比べたら、全くもって違う景色がそこにある。
苦しい時期を乗り越えて「勝ち方」や「試合の進め方」を改めて習得しつつある今のフロンターレは、余裕とか楽観的なプラスを得るまでには至ってないが、かなり上向きの流れに乗れていると強く感じる。

次のホーム鳥栖戦、ゴールデンウィークの満員の声援の前で勝利

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チームと家長に復調の兆し

チームと家長に復調の兆し

先制点を取れないことで苦しんでいたフロンターレだが、公式戦3試合連続で先制点を獲得しその結果は2勝1分。
失点も合計で2とかなり景色の違う試合ができるようになった。

原因と考えられる部分は多々あるが、私の目には家長のパフォーマンスの変化がとにかく大きく感じる。
チームの波を大幅に左右する家長の仕事について、今日は書いていこうと思う。

事前知識というわけではないが、こちらも目を通してもらえるとこ

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数字だけ見ればそんなに悪くない…

数字だけ見ればそんなに悪くない…

フロンターレの23年シーズンは3試合を消化。
リーグ戦を1-1-1の戦績で勝ち点4、8位に位置している。

本音を言えば危機感とか文句をダラダラと書きまくりたい状況だが、客観的にこの数字だけを見てみると、確かに「ギャーギャー騒ぐほど悪い数字」という印象は小さい。

なので正直、私が前から試合後のこういったブログでずっとごちゃごちゃ言ってるのを気に食わないと思うフロサポが居たとしてもおかしな話では無

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現場の努力と涙

今シーズンは無冠が決定してしまった、鬼木体制になって6年目にして初めてと言えばこれまでがすごかったように見えるが重要なのはこれから先の話。過去の栄光に浸って自惚れていては優勝どころか静岡のようになってしまう可能性すらある。そういう危機感を強く感じる1年だった。

大体の総括は各タイトルを失った後の文章や、もうマリノスの優勝ほぼ決まったなって時期に書いているので真新しいことはそんなにないが、今シーズ

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予想通りだから痛くないもん() VSベルマーレ

負けた、しかも最悪なめちゃくちゃ痛い形で負けた。

町野にPK取られた時点でマリノスは2-0まで行ってたので、こりゃ優勝マジック一気に2減るなと覚悟していたが、塚川が奇跡を起こしてマリノスも引き分けに。差の拡大は最小限に留まったが、それでも消化試合数で1多いのに勝ち点差0という状況。
だがタイトルに書いた通り、私は前々から予想していた通りの結果になったので痛くないです()

マリノスvsベルマーレ

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試合勘で差を見せろ vsベルマーレ レビュー

連勝を伸ばしついに暫定首位に立ったフロンターレだが、中2日や中3日の連続でチームの疲労感はかなりキツい。
前節の鳥栖戦も試合は快勝のスコアだったが、複数人が試合中に足のつりを訴えベンチメンバーから感じる元気もやや物足りなかった。

そしてそんな状況下で次に迎えるのはアウェイでのベルマーレ戦。こちらは中2日であいては中12日のとんでもない差がある一戦だ。

ベルマーレは残留争い真っ只中だが、忘れる事

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むしろこれからなんだよ、悪い意味で。

今年も2引き分けかつ2点差を追いつかれての敗退とかいう無駄にテクニカルでスペクタクルな負け方をしたフロンターレ。
なぜ負けたかの答えは選手層の歪さで、それは開幕前からわかりきっていて今シーズンずっと同じ事の繰り返しだったからなんら特別なことは起きていない。

もう昨日の試合はダサかったね、なんとなくオープンドローの時から察しちゃったよねくらいで終わらせよう。気分がとても悪くなる。

本当の問題はこ

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シーズン終わりを見据える時期 vs浦和1-3●

感染症に関してはもう世間的にも留まることを知らない勢いなので仕方ないと言えばそうだが、よりによって中断期間明けのタイミングでそれが来る間の悪さ、選手に固まって出る間の悪さ。
ファン感との因果関係については全く証拠が揃っていないので良し悪しは断言できないが、少なくともリスクのあるタイミングであった事は間違いない。

我々は負けてマリノスは勝った

感染症だのJリーグの規約がどうだの、そんな話よりもま

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流れは2019以下 vsセレッソ●1-2

気付けばここ6試合で試合数以下の勝点しか積めていない。
これは本気で危機感を感じなければいけない状況だ。

今年は2019年以来2度目の3連覇を目指すシーズン、どうしてもあのときの失敗は思い出されてしまうし、苦しい状況だからこそ同じ轍を踏まないようにするためにもあの時と比べたくなってしまう。
だが結論から言うと、今のフロンターレはあの時より酷い。

34試合やって16勝12分6敗 勝点60 57得

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