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あの夏から14年経ったのか。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

中学時代に観た細田守監督の「サマーウォーズ」が期間限定上映していると聞き、昨夜仕事終わりに映画館へ直行した次第。

あの日映画館で観てからもう14年経ったのかと思うと、流石に老いたなと思う。

ふざけて侘助の真似してビールだけはうめぇと言っていた中学生が、ビール飲みながら映画見ているのかと思うと感慨深い。

細田守監督作品は全て好きだし、思い出補正もあるが、やはり「サマーウォーズ」が一番好きである。

細かいアクションシーンや健二の暗算シーンなんかは胸躍るけれども、やはり家族の力には敵わない。

「家族同士、手を離さぬように。もし辛い時や苦しい時があっても、いつもと変わらず、家族みんなそろってご飯を食べること。一番いけないのはお腹が空いていることと、一人でいることなんだから」

岩井恭平「サマーウォーズ」角川文庫より

何より、大お婆ちゃんである陣内栄の言葉は、何度聞いても勇気を与えてくれる。「アンタなら、できる!」という言葉に、映画館で一人涙ぐむ。富司純子さん(陣内栄 役)凄いわ…。

それはさておき、私がはじめて漫画以外で本を買ったのが、石井恭平さんの「サマーウォーズ」角川文庫 である。

映画を観た帰り道、この感動をもう一度味わいたいと思って、小説に手を出したのが、読書をはじめたのきっかけである。

その程度で、と人は言うかもしれないけれども、私にとっては、サマーウォーズに出会わなければ、もっとずっと本読み初めるのが遅かったかもしれない。好きな本のジャンルも変わっただろう。

それくらい、私に影響を与えた作品なのだ。

それから14年も経ったのかと思うと、本当に歳を重ねたなと思う。ただ歳を重ねて"大人"になったかと問われたら、正直精神的には"子ども"のままな気がしてならない。

まぁ子供心は失わずに生きていきたいけれどもね。

とにかく、また劇場で観ることができて良かった。全国104の映画館にて、8月10日(木)まで上映しています。この機会に、是非劇場に足を運んでみてはいかがだろうか(宣伝)。それではまた次回!

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