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読書家ってのは孤独なものよ。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

年末ともなると、そろそろ飲みにでも行こうやと誘われることも多い。まぁ高校時代の友人とか、大学時代のゼミ仲間とか、いつも通りのメンツである。

読書会の主催はしているから、それなりに(LINEの)友達の数は多いけれども、個別で飲みに行きましょうとか誘われることも少なない。構わんのだけれども。

そもそも、出掛けるときとかに友達を誘おうという考えがあまりない。旅に行くにしても、ふらっとカフェでコーヒーを飲むとかしだすから、一人の方が気楽である。

それに、時間があると本を読みたいと思ってしまう。読書自体が一人ですることなのだから、一人でいることに慣れてしまっている。

かつて太宰治曰く、「本を読まないということは、そのひとは孤独ではないという証拠である」だと言う。

本を読むことは幸せなのか?という話に通じるが、本を読まない人の方が総じてアクティブだし、積極的な人の方が人生を謳歌しているかのように見えなくもない。

じゃあ同じ様に真似すれば良いじゃんと言う人もいるだろうけれども、そんな簡単に変わるものではない。人間の恒常性が、本好きの自分が、無理して自分を変えようとするなと歯止めをかける。

だからなのだろうか、町中で本を読んでいる人を見かけると、勝手に仲間意識を覚えてしまう。本を読む人は自分だけじゃないんだって、本読みの孤独から一時的に解放される。

不思議と、周りが本を読んでいると、自分も読まなきゃって思うこともある。図書館みたいに、みんな読んでいるから自分も読まなきゃと、謎の連帯意識を覚えることもある。

端から見たら、読書家ってのは孤独なもの。だけど、自分はたくさんの本好きの人たちの1人なんだなって。

そんなときに、自分は孤独ではないのだなと、思わなくもない。

そんな独り身の独り言。それではまた次回!

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