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銀河英雄伝説をわんさか観すぎるとどうなるのか?

……私は少しばかりだが、歴史を学んだ…
それで、わかったことがあるんだ……………
人類の思想の潮流は、大きく分けて2つある。
1つは、命よりも大切な何かがあるという考え方……
もう1つは、命こそが至上という考え方……
有志以来人類は、前者を口実に戦争をはじめ、
後者を建前として、戦争を止めてきた……
これを何百年、何千年と繰り返してきたんだ。
やれやれ、なんともやるせないが、これが歴史の真実ってやつさ……

ところで、私はいささかばかり友人との経験からも、学んだのだが……
ここまで読み進めてくれた読者は………ズバリ……… 



帝国ターン、ほぼほぼスキップして、見てね?

もしくは、まあまあ金髪と赤毛の茶番、頑張れって感じじゃね?

どうかなあ……7:3から8:2ぐらいの割合で同盟派が多いからねえ、当たらずとも遠からずだと思うのだが。ここだけの話、帝国って面倒くさいでしょ?アンネローゼ侯爵夫人とかもうええわって思わね?幼帝誘拐とかも、ちょっとそんな血統可笑しくねって思う。白河上皇から崇徳院かよって笑ったよ。
ああ、私、それなりに帝国ターンも見てるね(笑)。問うに落ちず、語るに落ちるを地でいっちまったねえ。
まあ私は、これまで銀英は1000回観たけど、少なくとも最初の1回だけは帝国ターンも全部観たからね。

その経験から……わかったことがあるんだ……
帝国にも観るべきところが2つある。
1つは、何を置いてもやはり、
冒頭話の、金髪が各個撃破戦術で2倍に比する同盟艦隊を殲滅一歩手前まで追い込むアレでしょうに。あれはたまげたねえ、帝国版・銀髪の老提督もたまげとったよ。……のちのち同盟側に亡命するあのいぶし銀……駄目やねえ、年のせいか忘れてしまったよ(笑)これは三十歳以上限定の祭りだからねえ、ハハッ。
まあ、あの金髪の各個撃破しかる後うんぬん……はネタバレになるが………

ナポレオンのまるパクりだよね。  

ナポレオンのたまわく、「味方の兵力は集中させ、敵の兵力は分散させよ」だからねえ。それを地でいった用兵をラインハルトはまざまざと見せつけたわけですよ。まあ、ナポレオンはワーテルローで無様にも兵力を分散させて、大敗然る後、セントヘレナ島に島流しされる訳だがね。言行不一致至れるかなだ。
ところで、
これは余談だからよく聴いてほしい。会議は踊るされど進まずウィーン会議って高校の歴史で習ったと思うんだけどね、あのウィーン会議は1814年の話しで、主催者はメッテルニヒだ。そして1815年が件のワーテルローでのナポレオンのド大敗。私は歴史を少しだけ学んだんだ。それでわかったんだが…ありゃあ……ヤオだね……つまりプロレス。筋書きのあるロマンみたいなヤツ。ウィーン会議からワーテルローそしてロスチャイルド・ネイサンの逆売りに至る経緯は、あまりにブリテンとロスチャイルド商会にうまく行きすぎている。だからねユリアン。あれはロスチャイルド姉さんが、イギリス国債を買い漁って、国家のうえに企業が立つというロールモデルだったんじゃないかって思うんだ。それだけじゃないぞユリアン。あれはね、現在まで連綿と続いている、企業による大衆間接統治システムの嚆矢だった。これは歴史的に証明可能な事実だ……さて話しを戻すよ。ナポレオンが敗れたことはフェイクなんだ。だってさ、あのナポレオンがなぜ、わざわざプロイセンとブリテン連合軍の集結をまってから戦端を開くんだい。…私なら……これは思いきって無理な仮定だというのはわかる。だがね、私だって仮定法で語りたい時だってある。私ならと言いたい時だってあるんだ。私ならばプロイセンとブリテンの集結を待たずに各個撃破を仕掛けて……いかんいかん、人間ってやつは放っておくと、どこまでも欲深くなってしまうね……だがね、いいかいユリアン、真実は時の娘といったものだ。まあ今はわからないかもしれないが、まあとにかくだ、酒は人類の友達なんだ、私は今から友達を救出にいくだけさ。だから頼むよ、紅茶にタップリとブランデーを入れてくれないか………………タップリだ。   

あれ?私だけ?

なあに私だけじゃないさ、賭けてもいいが、あのカイザー・ラインハルトなら間違いなくやってのけるさ。彼は戦術も天才だからね。政戦両略の天才が権力を掌握すればどうなるかという、歴史のifを今まさに我々は目の前にしている訳だ。だがいいかいユリアン、専制政治によって掌握されている権力というのは案外脆い。何故ならば、権力というのは集中されている方が簒奪するのが容易だからだ。権力が分散された民主政体ならば、こうはいかないだろう。いささか逆説的ながら、専制政治というものは、その権力集中の密度ゆえに、気付かない内に、新たな専制を誘発しているってことさ。だがねユリアン、真実というのは時の娘だ。君にはまだ早いかもしれないが…………


ランテマリオ? 


ああ…………もはや辺境とはいえぬランテマリオ宙域にて、いま戦端は開かれようとしていた…………ですよね。OPナレーションの声が渋いんだな、またこれが。……しかも、本編でのビュッコックとチェンの掛け合いがことさらに渋い。ここはツボにはまっている銀英マニアも多いンじゃないかな。いいかいユリアン、こうやって味方を増やすんだ。人との縁は大切にしなきゃいけない。ところでだ。お前はどちらの子とくっつくつもりだい?なあにそれによっては、私も覚悟を決めなきゃあならない。まあお前がいてくれたお陰で、人並みに悩みを持つことが出来て嬉しいよ。
 



はい、いいですか。ここまで。 
ちょっと、古畑任三郎入ってます。はい、いいですか。
さて、瞬く間に軽く2500文字を、超えてしまいましたよ。
ここまで読み進めてくれた熱い読者には、
友達、
のような感情が芽生えつつあるのも事実。まあ、まあ、名残惜しいですが、そろそろお開きにしましょうか。

一期一会。我々が同じ時間を共有できたことを、後世の歴史家はいったいぜんたいどう評価するんだろうね、ユリアン。それは解らない。だが1つだけいえることがある。それはねユリアン、帝国にも観るべきところが2つあるといいながら、1つしか書いていないということさ。まあ後世の歴史家だって、目の肥えた読者だって、それくらいは、大目に見てくれるんじゃないか、と想う訳だ。


はい、いいですか。ここまで。
今度こそお別れです。


コメントなど頂ければ幸い。
あなたの、「銀河英雄伝説を観すぎたらどうなるのか?」、を読ませて貰えれば、なお幸甚。
また会えたらば、なおのこと幸いです。 
今度こそお別れです。
はい、いいですか。
では、また、     でした~。





友達?





だれがあ?

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