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月刊 岩ときもの

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記事一覧

大根役者としてデビューした、宇佐市民劇 南一郎平「命の水 絆の水」

大根役者としてデビューした、宇佐市民劇 南一郎平「命の水 絆の水」

疎水の父、南一郎平を主題とした演劇「命の水 絆の水」が2022年11月20日に公演され、『月刊 岩ときもの』の編集長は江戸時代末期から明治初頭の貧しい村の女役として自作の小道具の大根を持って登場する、大根(を扱う)役者として無事に舞台でお役目を果たしたところです。応援してくださった皆様、このような貴重な機会をくださった関係者の皆様、ありがとうございました。

南一郎平は、遠く17km先の山の向こう

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モンゴルときもの旅日記⑦~モンゴルで『月刊 岩ときもの』*遊牧民のお宅で着物の着付けをやってみた(4)~

モンゴルときもの旅日記⑦~モンゴルで『月刊 岩ときもの』*遊牧民のお宅で着物の着付けをやってみた(4)~

ようやく着付けと写真撮影が終わり、お待ちかねのバンシタイツァイをいただく時間がやってきた!
零下24度の外から戻ってきたみんなに、あったかぁ~いバンシタイツァイがふるまわれた。

前回の記事
👘モンゴルときもの旅日記⑥~モンゴルで『月刊 岩ときもの』*遊牧民のお宅で着物の着付けをやってみた(3)~

バンシタイツァイを日本語に翻訳すると、バンシがミニ餃子で、ツァイは茶の意味なので、「ミニ餃子入り

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モンゴルときもの旅日記⑤~モンゴルで『月刊 岩ときもの』*遊牧民のお宅で着物の着付けをやってみた(2)~

モンゴルときもの旅日記⑤~モンゴルで『月刊 岩ときもの』*遊牧民のお宅で着物の着付けをやってみた(2)~

ゲルのお母さんが作ってくれた、間違いなく美味しいバンシタイツァイを食べたいという誘惑に駆られながらも、本来の目的の着付けを始めることとなった。

【前回の記事】モンゴルときもの旅日記④~モンゴルで『月刊 岩ときもの』*遊牧民のお宅で着物の着付けをやってみた(1)~

今回のモンゴルでの『月刊 岩ときもの』(※1)の撮影のモデルとなってくれるのは、現役美容師のツォルモンゲレル(Tsolmongere

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『月刊 岩ときもの』きまぐれエッセイ~国際ロマンス詐欺に遭ったら~

『月刊 岩ときもの』きまぐれエッセイ~国際ロマンス詐欺に遭ったら~

 先日、『月刊 岩ときもの』(※)の編集長のインスタグラムのダイレクトメッセージに、ロシア人宇宙飛行士を名乗る方からメッセージが届きました。その会話について、日を追っての記録を以下に記します。

DAY 1 Ariukaという名前について その方のプロフィールを見てみると、つい最近ソユーズでISSに送られた、実在する宇宙飛行士の名前と写真が上がっています。フォロワーがなんと!日本人だけなのです。と

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モンゴルと着物旅日記②~女子トーーク!世界の民族衣装事情~

モンゴルと着物旅日記②~女子トーーク!世界の民族衣装事情~

急遽決まったモンゴル出張。5枚の着物と帯4本を抱えて極寒のモンゴルに降り立ち、モンゴル人の親友ボドロー(Bolroo)さんと10年ぶりの再会を果たした。
(前回の記事:モンゴルと着物旅日記①~突然の渡航先の変更~)

彼女は、10年前にはまだ産まれていなかった娘と一緒に空港まで迎えに来てくれていた。ホテルに着いて早速スーツケースを開け、娘さんたっての希望のお土産のエビを渡したら、「私の思ってたエビ

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モンゴルと着物旅日記①~突然の渡航先変更~

モンゴルと着物旅日記①~突然の渡航先変更~

2020年1月下旬。

私は着物を5枚と帯4本を持って、モンゴルのチンギスハーン国際空港に降り立った。

外は零下30度。

迎えに来てくれたモンゴル人の親友と10年ぶりの再会を喜びハグをして「冬の中で1番寒い1月をなんで選んだのよ~」と笑われながら、ウランバートル市街地へとタクシーを走らせた。

そう。モンゴルの冬は、新暦の1月が1番寒い。モンゴル人でも嫌がる寒さなのである。何故そんな時期に私は

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サスティナブルきもの同好会(2020.10.18)

サスティナブルきもの同好会(2020.10.18)

『月刊 岩ときもの』(※1)では、「サスティナブルきもの同好会」と称して、着物のリメイクや着物に合う小物の製作を行い紹介しております。綺麗でまだまだ着られるお着物は、「着る」という目的で使用できるのですが、シミが多かったり、虫食いがあってもう着られないけれど柄が素敵なものなどは、リメイクをして形を変えて着物としての第二の人生を歩ませていこう、持続的でずっと続けていける着物の世界を広げたいという気持

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幻じゃない!?『月刊 岩ときもの』(2020.10.18)

幻じゃない!?『月刊 岩ときもの』(2020.10.18)

『月刊 岩ときもの』とは、着物を着て岩場に行き写真を撮り、それを雑誌の表紙風に加工してインターネット上にアップするという活動です。紙媒体はなく、インターネット上でしか見られない雑誌で(しかも表紙ばかりがたくさん!)、コアなファンの方々からは「幻のエア雑誌」と呼ばれています。

そのエア雑誌がとうとう紙媒体として登場しました!

大分県大分市の複合文化施設、アートプラザにて『月刊 岩ときもの』サステ

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人と着物をつなぐ(2020.09.18)

人と着物をつなぐ(2020.09.18)

 着物が着られなくなった昨今、着物が身近なものではなくなってきています。着物を着たことがない人も増えてきているし、着物は高価なもので高嶺の花だと思い着物から距離を置く人もまだまだいます。とはいえ、着物のことを忘れ去りそうな流れかと言うと、そういうわけでもないようです。潜在的に着物に興味関心のある人々が多いように感じます。そこで、『月刊 岩ときもの』(※1)では、人と着物をつなぎ、着物への橋渡しをし

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サスティナブルきもの同好会(2020.09.18)

サスティナブルきもの同好会(2020.09.18)

『月刊 岩ときもの』(※1)では、「サスティナブルきもの同好会」と称して、着物のリメイクや着物に合う小物の製作を行い紹介しております。綺麗でまだまだ着られるお着物は、「着る」という目的で使用できるのですが、シミが多かったり、虫食いがあってもう着られないけれど柄が素敵なものなどは、リメイクをして形を変えて着物としての第二の人生を歩ませていこう、持続的でずっと続けていける着物の世界を広げたいという気持

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うちはSEOじゃなくGEOですから

うちはSEOじゃなくGEOですから

先日、ホームページのアクセス数を増やして収益を上げませんか?という電話がかかってきた。『月刊岩ときもの』(※1)の編集長 了孔が自ら起業した、着物アクティビティの案内のホームページ(※2)を見て電話がかかってきたのだ。

「着物のレンタルは、巣ごもりから解放された方々に魅力的なサービスだから、これから収益を上げる可能性がある大きな分野です」とか、「SEO対策をしっかりされた会社で、1カ月で1億を超

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サスティナブルきもの同好会(2020.08.18)

サスティナブルきもの同好会(2020.08.18)

『月刊 岩ときもの』(※1)では、「サスティナブルきもの同好会」と称して、着物のリメイクや着物に合う小物の製作を行い紹介しております。綺麗でまだまだ着られるお着物は、「着る」という目的で使用できるのですが、シミが多かったり、虫食いがあってもう着られないけれど柄が素敵なものなどは、リメイクをして形を変えて着物としての第二の人生を歩ませていこう、持続的でずっと続けていける着物の世界を広げたいという気持

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