スタイルと変化
小さなお店の作り方
自由が丘のセレクトショップ店主の体験談。
◇スタイルと変化
僕は毎年スケジュール帳を新調するときに一番初めにする事があります。
表紙をめくった最初の真っ白い中表紙に、ある文字を書き入れます。
「スタイルと変化」
これは僕のお師匠から聞いた言葉で座右の銘にしています。
「この世の中は矛盾で出来ています」
あるミーティングで当時の上司だった多田さんが話してくれたメッセージです。
ブランドビジネスを成功させる為に共通する事は、スタイルを確立する事の重要さと、マーケットの変化に対応する柔軟さが大事だという事。この事は当たり前の様ですが、相反する事なのです。
スタイルはこだわりとも言いかえる事が出来て、成功するにはスタイルがあるかどうか?独自のスタイルを作れるかどうかにかかっています。しかし、スタイル(こだわり)に固執し過ぎると、自分では分からないうちに古ぼけた店になって時代に取り残されてしまう。
また、世の中の流行を見ながら常に変化している店があります。こだわりのない変化は一瞬、光を放つけれどもやがて消えてゆく。
スタイルを確立しながら変化する。
時代のムードにあわせるのでは無く、自ら変化を作っていく。
“スタイルと変化“
この矛盾をどうやって克服するかによって、そこに光輝く成功という道がある。
自分が面白いと思う仕事をしなさい。
このように教えていただきました。
**今日のお店の作り方**
こだわりすぎて変化出来ない。
変化し過ぎてスタイルを作れない。
【次回の予告】
◇さがしモノの旅って何?
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