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支えられた人たちに感謝の思いでいっぱいになった~4月の記録~

 寒かった日々も突然暑くなったりまた春らしい肌寒い日が戻ったり。
 風も激しい日の朝は自律神経がおかしいようで、更年期特有の軽い吐き気で目がさめたり、少し眠れなかったりする。
 それでも全体的に見ると、昨年よりずっと元気だと思う。以前より歩けるようになった。もしかしたら無理しなくなったからかもしれない。その辺りの調整をできるだけ気をつけているからかな。いずれにしても晩ご飯を作ったり人と会おうと思ったりするだけで疲れなくなったのは元気になってきたのだろうと思う。

散歩中の足元が可愛い季節
ムスカリってこんなところにも咲くのね

 4月は息子がSOS出してくれたことで、親の私たちもそして本人すら気が付いていない部分があったと知った。

 どうしたら良いのかわからなくなりそうな不安はあるけど、あえて今回のことで良かったことだってたくさんあったのだと、前向きにとらえていきたい。

 まずは息子の部屋が片付いたこと。
 またすぐ大変なことになるのかもしれないけど、息子は今回、私が掃除したことで、気持ちが追いつめられないで済むと理解してくれたようだ。「もう少し早い段階で助けを求める」のが息子の学んだことかな。
 人それぞれに合った対処法がある。大人になっても。自分が極端に苦手なことで、変えられない部分があるとしたら、人に助けてもらう。それがわかったことは大きな収穫だったはず。

 noteですべてを打ち明けるのは、はばかられるので全部を書いていないけれど、困っていること、心配なことの一端を書いただけで、コメントで励まされる。
 私にはそうやって支えてくれるnoteの方たちもいる。そう気付くには充分な言葉の数々をいただいた。
 特にご本人の苦しんでいる「変えられない部分」「他の人にはできるのに、自分にはできないこと」は切実。
 それがお子さんについての親としての心配の場合も。子育ての先輩方の言葉も心強い。みんな迷い、心配しながら、それでも家族を見守ってきているんだ。
 一人ひとり本当にありがとうございます。あの2回のnote投稿と書かれたコメント、励ましの言葉たちをこれからも覚えているでしょう。

 noteで親しくなっただいぶ年齢差のある方だけど、その彼女にもタイミングが合ったために話したら、彼女からたくさんの支えられる言葉をもらった。
 中でもご自身に重ねた「急いで解決しなくても大丈夫なのよ」はありがたかった。他にもいくつもあったけど、私に向けた心からの言葉だと受け取ったので、大切に取っておきたい。

 普段の生活では、私と同じ特性HSP(highly sensitive person)を持っている親しい友人がいる。彼女のことを書きたいなあと度々思うのに、なかなか機会がない。優しさと繊細さにあふれ、よく笑い合う楽しい彼女は、男の子二人を育てている元母親友達。今はもう母親だのを超えて大切な友達。
 息子の住む部屋に着いて間もなく、彼女に泣きついた。札幌から時々メールを送って、帰宅後は互いの都合をつけてからゆっくり話した。
 優しい彼女の強い言葉に励まされた。
 「そんなのかわせみさんの責任だなんて、むしろ思わない方が良いと思う。だって直せないから、サポートをいかにするかを考えた方がずっと良い」
 彼女は子供や大人の発達のことについて、身近に問題を抱えている人が多くいるようなので詳しくなっている。

 考えたら私のHSPも、通じるところがあるのだ。
 どんなに頑張って変えたくても変えられない。アドバイスもらったり考え方を変えた方が良いと周りに言われたりして、自分でもどうにかしたかったけど、できなかった。そしてもう直せるなんて思わなくなった。その症状や現象に、どう対処するかを考えて行動する。
 息子だってそうなのだ。

 両親にも話した。
 母は昔、私に厳しかったし、最近の発達に関する問題については、母はなるべく「決めつけたくない」と思っている風だったので、今回の息子についても話すのがためらわれた。
 それでも言わずに今後も両親と話していく自信がないので。
 すると母自身の大学生生活について聞くことができて、そこで母がどんな思いだったかを打ち明けてくれた。

 そしてこの前の、札幌から移動した時のポンコツ話を読んで、「声を出して大笑いした!」と言ってくれてありがとう。
 私も泣きたい気持ちだけじゃない、大笑いしたい気持ちがあったんだよ。

 80代半ばでもまだ会社の仕事の手伝いを頼まれ、多くの人を見てきた父は「息子くんは、後から伸びてくるタイプに見えるから大丈夫と思うよ」と言う。

 二人の言葉が私を励ましてくれる。

 そんな年齢になってもまだ私や息子の心配をさせてごめん。でもありがとう。
 私もそんな風に元気づけられる親でいたいな。

 みんなにありがとうと言える気持ちはあったかくてうれしい。

 そんな気持ちをエネルギーにして息子を支えよう。

 今回のことで、息子が一番苦しんでいるだろう。息子にとっては「今回のことで」なんかじゃない、何年も苦しみ続けてきたのだろう。

 息子が自分で歩んでいかなくてはいけない道であっても、一人で歩まなくて良い。みんなで乗り越えていけば良いんだよ。他の人だって一人で歩いているように見えたって、本当はどうかなんてわからない。自分だけのやり方に思えたってそれで歩んで行けば良い。ゆっくりだって良い。たくさんの道具を自分で携えて。
 お父さんもお母さんももうしばらく一緒に歩かせてね。
 少し距離を置いて見守れるていどになるまで。
 いつかその歩んだ道を振り返って「あの頃がんばったなあ」って思う日がきっと来るよ。
 そうなれるように、少し前を向けると良いな。

 5月も見守り続けながら、自分のことも楽しむぞ!

 

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