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そのままでいいのにね

たった一人の愛情で
地球を考え

たった一人の怒りが
次々に連鎖する

ワタシだけの悲しみは
迷いすぎる森の中に


その葉っぱは
木にしがみつき

風に飛ぶ時には
カサカサの心と姿を
美しいはずと自分で願う

森の中のたった一枚でいることに
神経をとがらせている


アナタを拾い上げたわたしは

どこから来たのか
ひとしきり眺めまわし
振り返って
そして先をのぞきこむ

永遠に続きそうな路を立ち止まり
目の前の木を愛しむのは
おろかだろうか?

足もとにたまる
水をすくいあげるのは

立ち止まって空を見上げ
水の色に吸いこまれるのは

アナタから見えるワタシは

時々舞う土ぼこりの中で
森をただ
眺めているだけかもしれなくても



読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。