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『十角館の殺人』/綾辻行人

今年最後の読書は、数多あるミステリーオススメサイト、多数のミステリー愛好家、どこを見てもイチオシミステリー小説に挙げられている「十角館の殺人」。ようやく読むことができました。

以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。


プロローグにもある通り、“犯人”は綿密な計画を立てて連続殺人を遂行しているわけではないため、なるほど確かに最後まで“犯人”が誰か分からないですね。本土と島で同時進行するストーリー、しかも主要な登場人物は全て怪しいと言えば怪しいと言える。最後に“探偵役”による事件総括(“探偵役”、
“犯人”かっ!ってくらい気付きがヤバ過ぎてもうね)で盛り上げた後、唐突に現る一文で「うおっ!」ってなります。名前によるミスリードはご愛嬌ということで(笑)。その後の“犯人”目線の心理描写も凝った作りです。

今年読んだミステリーは何故か法学系の頭がいい人が登場する話ばかりだったなあ(笑)。来年は天才サイエンティストが登場する話に巡り合えますように!


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