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娘が8歳になったのでもう一回 『リトルミスサンシャイン』を観たらとてもよかった話。

久しぶりに、自分のページに書き残そうと思います。

最近は、仕事のアーカイブ記事をずっと書いていましたので
もし、お時間あればそちらものぞいていただけますとうれしいです。

『ピーアンドエル 福岡の建築パース事務所』
https://note.com/pandl_fukuoka


さて、ちょっと古いですが
『リトル・ミス・サンシャイン』という映画について
今回は書こうと思います。

2006年公開のアメリカ映画で、
劇場で見た訳ではないですが
追っかけで、DVDを新作で観たくらいの距離感の映画です。

その当時も結構感動したし、なんと言っても、
家族みんなであの黄色のワーゲンバスに走って乗り込む、という
キャッチーなビジュアルが鮮明に焼き付いていた映画でした。

みんなで走って車に飛び乗るシーン

全面黄色のポスターが印象にの残る作品。
かといって、それから何度も見返したという訳ではなく、
すっかり他のエンタメに気を取られて忘れていた訳ではありますが。

ボ〜ッと動画サブスクをザッピング中に、
不意にこの黄色のビジュアルに目が止まり、
『そういえば、娘もこのくらいの歳になったし。。。』と
もう一回観てみる事にしました。

映画を自分のライフステージに合わせてもう一度観る、という少し贅沢な体験。
娘ができて(現在8歳4ヶ月)、しかも同じくらいの歳になってみるとまた見方も変わるかも、と思い鑑賞。

結果、、、、、主人公のオリーブちゃんの純粋なかわいらしさと
少しのやぼったさ(そこもわが子となんか似ていて好き)が娘とリンクして
初っ端から涙腺崩壊〜。
娘も近視で、眼鏡をかけていて(オリーブほどお腹はポヨンとしてませんが
アイスは大好き)かわいらしすぎます〜。

家族はみんなそれぞれに生きづらさや、悩みを抱え、
決して幸せとはいえない状態から映画は始まります。

旅する家族はこんな感じ。


丁寧に、一人一人の現状を描きつつ、その中でも天真爛漫に日々を過ごす
7歳の女の子『オリーブ』がラッキーにもミスコンの地方大会に繰り上げで
出られる事になります!!
本人は、テンション上がって大喜び!!!
家族も、(みんなではないですが)大喜びです!

そんな中ですが、色々と事情があり、
カリフォルニアで開催の地方大会にオリーブを出場させるべく、
家族みんなで黄色のワーゲンバスに乗り込み旅に出ます。
(飛行機は高くつく、との理由でカンザスから車で47時間の旅に出るのです。
いわゆるロードムービー。)

ロードムービー、て好きなんですよね〜。
いろんな問題を抱えている人々が旅の途中で
だんだんといろんな気づきを得る、というのが
ロードムービーの醍醐味だと思います。

人間は一箇所にとどまっていてもなかなか気持ちを変えられないものです。
物理的に居場所を変えることで、自分の気持ちも少しずつ変わっていく、と
いうことでバラバラになった危うい家族が少しずつ修復して、
次のステップに進んでいく、というような話。

そんな中でも最初から最後まで純粋で可愛い『オリーブ』7歳。
この娘のおかげで、家族は何度も危機を救われています。
大人のどうしようもないモヤモヤも、この娘がいてくれてることで
かなり和らいでいるのですよ。

そんな純粋でギリギリまだ子供、という
7歳の女の子という存在がとても尊いです。

純粋すぎるが故に、ちょっと下品な大人(おじいちゃん)に
翻弄(洗脳?)されてしまい
『おい、ちょっと〜』という場面も出てくるのですが、
そこも家族みんなでカバーしあって、
本人の想い出に残るイベントにしてあげたい!と
みんなで奮闘するという場面が非常に泣けます。

ここは子供いない時はそこまで泣けなかったな〜。
ちょっと笑ってスルーしてたかもです。

その人物の立場にならないと理解できないことも多々ありますが
私は娘がいることで、子供が出てくる映画、
例えばベタなとこでは『ホームアローン』や『37番街の奇跡』なんかも
立場が変わることで、感じ方が変わりました。
フィクションなのに、なんでこんなに感情移入してしまうのか謎ですが
こうして同じ作品でも、自分の歳や経験や今置かれているシチュエーションで
見え方が変わる、ということが歳を重ねてよかったことだな〜と改めて思います。

先日、ラジオでの話の中で、子供が中学生になって、
急に大人っぽくなってしまって
こないだまでは、まるで子犬のようにあどけなくて
素直で可愛かったのに、、、といっていたのを聴いて、
『あ〜確かに、小学校低学年ってわんちゃんみたいだな〜。』と思いました。

やっとまともに話はできてくるけど、親にもちゃんと素直に接してくれるし、
こんな時期ってとても貴重なのかな〜と思います。

そういう私も、10歳くらいまでは自分が何を思っていたのか
などの記憶はあまりなく、自分の意思でいろんなことを考え出すのって
その頃からだったのかもしれないなぁって思います。

まだ子犬のような貴重な時期の娘と、
もっといろんなことをして一緒に過ごしたいな〜って思いました。


こんな感じで、落書き程度に絵を描くのが好きです。

では、また!


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