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【愛着障害・うつ・AC】囚われから自由になる、「ダメな自分」は幻想です

自分をダメだと思っている人は、ペタンコに潰された自尊心をどうやって回復するか?ということを考えてみたいと思います。

自信を取り戻すには、親を一人の他人として評価することをオススメします。
 
自分をダメだと思っている人は、例外なく親が恐い、と思ってるからです。

親を恐れて、自律的に生きることができていないのです。

親のコントロール下に置かれているわけで、言ってみれば、自分の国の主権を親に乗っ取られている状態です。

車でいえば、あなたの車の運転席に親が座っているようなものです。

この例え話、アダルトチルドレンの人はよく分かるのではないでしょうか?


しかし、子供のときには絶大だった親の力も、大人になった今の自分の目で見れば、親は恐れる相手ではなかった、ということが見えてくるでしょう。


ただ、親を外すことは、虐待された人にとっては、なかなか時間がかかります。

虐待された人は、虐待した人を好きになって執着することはよくある事です。

虐待された子供は親の美化が止まらないし、親を客観的に見ることができません。

私がそうでした。

母に虐待されて人生を破壊されましたが、それでも母を憎むことができませんでした。

私は、完全に母に人生を乗っ取られていました。

そんな私が、どうやって母親を外したのでしょうか。


それを知るには、子供時代から紐解いていかなければなりません。

子供は愛されないとき、自分をダメな子だからと思います。

決して親が悪いとか、うちの親は愛する能力が無かったからダメなんだ、とは思わないのです。

親を過大評価して、自分を過小評価しています。

等身大の親と等身大の自分が見えていないのです。

親が巨大に見えて、自分は無力でちっぽけに見えるのです。

一種の洗脳状態ですよ。

そして大人になったら、他人を過大評価して恐れ、自分を過小評価して卑下するようになります。

他人にそんな力はありませんが、あなたの思い込みが他人に力を与えてしまいます。他人に振り回されたり、他人にとっての都合のいい人になってしまいます。

親の支配下に置かれると、大人になってから他人のコントロールを簡単に受け入れるようになって、共依存になります。

ところで、親って、そんなにスゴい人なんでしょうか?あなたは自分を犠牲にして親を守っているけど、あなたはそんなに価値がない人間なのですか?

よく見てください。

自分を理解し、親を理解し、親もそんな大したことなかった、ということが腹の底から分かるようになると、囚われから解放されて自由になれます。

等身大の親が見えてくると、親は特別ではなく、苦しむ一人の人間だったことが見えてきます。

親が自分の人生に納得していないと、自分の子供に怒りや不安、苦しみをぶつけて来ます。子供に甘えているとも言えます。

あなたの苦しみは、元々あなたのモノではなかったのです。親や周りの大人、周囲から入れられた汚物だったのです。

そして、自分はダメだと勘違いするようになった一番はじめの原因は、親から入れられた毒だったことを知るのです。

元々のあなたは何の遜色もなかったのに、後天的に歪められたのです。

それを理解すると、親も大したことはなかった、恐れる相手ではなかったことが見えてきて、ダメな自分は幻想だった、ということも見えてくるんですね。

ダメな自分は幻想だったのです。

なんだ、そういうことだったのかと気づくと、自分を閉じ込めてきた苦しい関係から解き放たれて、自由に羽ばたいていくのです。



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