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【映画レビュー】「新幹線大爆破」

本日も読んでいただきありがとうございます!
今日は、「新幹線代爆破」とNetflixで見たのでレビューしていきます。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


どんな映画?

新幹線「ひかり109号」が東京駅から出発した直後、管制室に一本の電話が入ります。
電話の男は、新幹線に爆発物が仕掛けられ、スピードを80キロ以下に落とすと爆弾が爆発すると言います。
1500名の命を人質にした犯人の要求は何か?警察も犯人捜査に乗り出します。
しばらくすると、駅に停車しない新幹線に気がつき、パニックになる乗客。
果たして、終着駅の博多駅に着くまでに犯人を逮捕することができるのでしょうか。それとも、爆弾を解除することができるのでしょうか?
犯人、そして時間との戦いが始まります。


往年のスター勢揃いの豪華キャスト陣!

なんと言っても、この映画の大きな売りの一つは、豪華なキャスト陣です。
新幹線の車掌に千葉真一さん、鉄道公安官に龍雷太さん、管制室司令長に宇津井健さん、刑事部長に丹波哲郎さん、犯人のリーダー役に高倉健さんと非常に豪華な顔ぶれのキャスト陣です。
そのほかにも、北大路欣也さん、多岐川裕美さん、志穂美悦子さんなども出演されているという、どうやって客ティングしたのかというくらいのメンバーです。

犯人VS警察に止まらないドラマ

ハイジャックをテーマにした映画であれば、犯人と警察の間のやり取りが中心に描かれているのが王道だと思います。
ただ、この映画の場合犯人と警察とのやり取りを中心にしながら、警察内部では、特捜と公安そして捜査課の間の捜査方針をめぐる対立が描かれ、新幹線の中では、パニックに陥る乗客とそれをなんとか抑えようとする運転手と鉄道公安官とのやり取り、そして運転手と管制司令室との対立が、更には管制司令室と警察との間でも意見の食い違いが描かれていて、二重三重にも確執、葛藤があり、息の抜けない展開の映画になっています。
このように、幾つもの切り口で様々な人間の有り様を描いているのは、非常にうまい演出だと感じました。

犯人側の描写も丁寧

加えて、犯人達についても話が進むにつれ、彼ら各々の背景、事件に関わっていった理由などが少しずつ明かされていき、気がついたらこれほどの大きな犯罪を犯しながらも、犯人達にシンパシーを感じてしまうような描き方になっています。
また、主犯の高倉健さんの厳しい表情と言葉少なげなところが、序盤は非常に冷酷な犯人をイメージさせるのですが、話が進んでいく中で、彼の短い言葉や他の人たちへ立ち振る舞いに人間臭さ、優しさが滲み出ていて、最後には新幹線の乗客は助かってほしいけど、犯人には無事逃げてほしいと思っていう自分がいました。
そういう意味では、高倉健さんという俳優の持ち味がとても出ていた役だったのではないでしょうか。

まとめ

この映画は、単なるパニックムービーの止まらずヒューマンドラマがメインになっている点で、非常に面白い映画だと思いました。
2時間以上ある映画ですが、全く中弛みもなくみることができました。
Netflixにて、樋口真嗣監督によりリブートされるようですが、リブートされる理由も納得です。

今回は以上になります!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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