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『かならずお返事書くからね』を読んで

今回は、数年前に読み、私の心に今でも残っている一冊を紹介したいと思います。

ある日図書館を訪れた私は久々に児童書のコーナーを散策していました。その時にふと気になって手に取ったのがこちらの作品です。

『かならずお返事書くからね』
ケイトリン・アフィレンカ、マーティン・ギャンダ著
リズ・ウェルチ編
大浦千鶴子訳


かつて文通をしていた経験がある私は『かならずお返事書くからね』というこのタイトルに惹かれて借りて帰ることにしました。それが私とこの本との出合いです。



この物語は、アメリカの少女とジンバブエの少年が文通をとおして固く厚い友情を育んでいく感動の実話です。
授業の一環で書いた一通の手紙によって、当事者の2人だけでなく、その家族や周囲の人々の人生が思わぬ方向に向かっていくことになります。
暮らしや環境がまるで違う2人がどのように互いの人生に影響を与えあうことになるのか、ぜひ続きを読んでみてください。

ほんの些細な親切や優しい心にはどれだけの力があるのかということを考えるきっかけになる本であり、国や人種を越えた尊い友情やそんな2人を支える周囲の助けや応援に心打たれ、思い合い助け合うことの大切さを改めて教えてくれる一冊です。



本書を読み終わった私はこの物語に大変感動し、翻訳本だけではなく原作にも触れてみたいと思い、原作である洋書を手に入れました。しかし洋書のほうはいつの間にかほったらかしの状態になり最後まで読めていないのが現状です。今年こそ最後まで読み終えたいなと思います。

たまには児童書を読んでみるのも新たな発見があっていいなと思いました。

みなさんもぜひ図書館や書店に足を運んで気になる一冊を手に取ってみてください。

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