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『すべての神様の十月(二)』小路幸也


小路幸也さんの『すべての神様の十月(二)』を読みました。タイトルを見てわかるように、先日私が読んだ『すべての神様の十月』の続編です。

こちらの作品も前作同様、人間と八百万の神々との交流を描いた連作短編集となっています。
『すべての神様の十月』に登場した神様や人物が『すべての神様の十月(二)』にもいくつか出てきます。

この物語に登場する神様たちは現代社会で人間と共に暮らしながら人間の幸せを願っています。そしてどの神様も人間に色んな形で福をもたらしてくれます。あまりイメージのよくない死神や貧乏神なんかも、それぞれに神としての役割があり、とっても素敵に描かれています。

人間の姿をした人間くさい神様たちがとても愛おしく思えます。

私の日々の生活のなかにも、この作品の世界のように、たくさんの素敵な神様たちがいて近くで見守られているのかなぁ、と思うとなんだか温かい気持ちになりました。

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