「ゾイド」というコンテンツが与えてくれたチャンス
皆さんは、「ゾイド」というコンテンツを知っているだろうか?
ゾイドとは、おもちゃで有名なタカラトミーが展開する、玩具シリーズ、それを原作としたTVアニメシリーズを指す。
ぼくは、子どもの頃からゾイドが大好きだ。
2000年代初頭のアニメ放送当時、小学校低学年だったぼくは、家族揃ってテレビにかじりつき、アニメを毎週楽しみに見ていた。
魅力的なキャラクター、重厚なストーリー、どれもかっこいいゾイドのデザイン、おしゃれな楽曲…など、好きな要素は挙げればキリがない。
そんなゾイドだが、めでたいことに今年で40周年を迎える。
ぼくはこれまで、シリーズ全体がアニメと同時期にスタートしたものとばかり思っていた。
シリーズの歴史が、自分が生まれるずっと前から始まっていたことに驚いた。
先日、ゾイド公式から嬉しいアナウンスがあった。
40周年を記念して、なんとアニメシリーズがYouTubeで全話配信されることになったのだ。
とんでもないニュースだった。
小さい頃大好きだったアニメシリーズが、YouTubeで毎週見れる。
あまりのニュースに、ぼくは飛び上がる思いだった。
ぼくは、このニュースを共有したいと思い、久しぶりに家族に連絡をとってみた。
父親にこのニュースを伝えると
『懐かしいね。アニメ見てた時、プレゼント買うのにどこにも在庫がなくて大変だったよ。そしたら近所のスーパーにギリギリ置いてあったんだよ。』
と、メッセージが返ってきた。
ぼくは、なんだかとても嬉しい気持ちになった。
思い出話を聞けたことはもちろんだが、「ゾイド」というコンテンツを通して、父親と趣味について語り合えたことが嬉しかった。
普段生活していると、実の父親とゆっくりと趣味の話をする機会はあまりないかと思う。実際、ぼくもそうだった。
そんな時、「ゾイド」のニュースのおかげで、父親と会話するチャンスを得られた。とても嬉しかった。
家族でアニメを見ていた当時を思い出して、懐かしい気持ちになった。
そして、約20年越しに、こうしてまた趣味の話を共有できることが、何よりも嬉しい。
もう一つ、面白いニュースがあった。
ぼくには、現在高校生の義弟がいる。奥さんの弟だ。
その義弟に、ゾイドを勧めてみた。
すると、なんと「まったく聞いたことがない」とのことだった。
今まであまり体験したことがなかったが、これが『ジェネレーションギャップ』というものなのかな。と感じた。嬉しいような寂しいような、不思議な気持ちだ。
だが、逆に考えると、0からゾイドというシリーズを知ることができるということだ。正直とても羨ましい。
せっかくなので、シリーズの魅力を伝えつつ、「ぜひアニメを見てみて欲しい」と連絡してみた。
今の高校生に、ゾイドのアニメはどのように見えるのか。果たして好きになってくれるだろうか。ソワソワする毎日だが、気長に感想を待とうと思う。
今回のゾイド40周年のニュースのおかげで、父親や義弟と会話するチャンスを掴めた。感謝しかない。
これからも、いろいろな人とシリーズの魅力を共有しつつ、コンテンツ全体を盛り上げていきたいと思う。
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