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光の方向で、好みを見付けると、写真は楽しい。

こんにちは、kazukame12です。

写真を撮っていると、光の話はよく聞きます。
そのくらい基本的なことなんです。

そのかなで「光を読む」なんて言葉を耳にしたことのある人も居ると思います。
 
 
本格的に写真の「光を読む」話しをすること、ライティングの話になりすぎて、理解出来なくなる人も居そうなので、楽しむ光の見方を話せたらな~と、思います。
 
初心者の人にも、まだカメラを使ったことのないスマホ撮りの人にも、写真は面白いと思ってもらえればいいな~。笑

 
 
まずは最初に、基本の簡単な3つの種類

順光、逆光、サイド光、です。
 

順光


カメラ側から被写体に当たる光。

色がはっきり出る。
なので、順光って…どっちだ?と、迷った時は青空を見ると分かりやすいです。
空の色が濃い方角が順光になります。

色がはっきり出る反面、立体感が弱くなり、ペタンとした印象になる。

ただ、明暗差があまり無いので、センサーサイズの小さな、コンパクトデジタルカメラや、スマートフォンの撮影には、良いと思います。
初心者のオートモード撮影や、記録する写真も、順光は失敗しにくい光なので良いですね。
 

逆光



色は、はっきりしなくなり、明るい部分と暗い部分の差が大きくなるので、「白とびや黒つぶれ」が、写真の中に出来やすくなる。

露出をカメラに任せると、イメージした写真になりにくいので、撮影者のコントロールが必要になります。


ただ、個人的には、好きな光です。


スマートフォンでは、写真を合成加工して明暗差を補正してくれる物もあるみたいですね。
 
 

サイド光


サイドから照らす光で、立体感や質感も出やすいです。

影の出方が、被写体にはっきり出るので、人を撮るときは、少し配慮が必要になることもあります。

質感を強調したいときは、良いのかな?と思います。

 
 
この紫陽花のドライフラワーも、左横からのサイド光…
 


ここで、少し光を見てみましょう。



あれあれ?
どうしてでしょうか?
このライティングは、何か不自然ですね。

一つのストロボで、撮影していますが、足りない光があるのです。

 
見つけられるかな?


笑。

光は一つなら、他に光源は無いと、思いましすか?
 

だけど、おかしいのですよ。

光のスピードは、1秒間に地球を7周半するのです。
いくらシャッタースピードが早くても、部屋の中では、その光の影響はあります。

気付きましたか?

 
足りない光は、「反射光」なんです。


宇宙クラスの部屋の広さがない限り普通は、“光源に対しての反射光”はあるはずなのです。

なのに、なのにですよ。

この写真のドライフラワーも花瓶も右側は、真っ暗です。

こうした不自然さがあると…
写真だけど、アニメ的とか、イラスト的な感覚を観る人に、表現できるのですね。

少し考え方が、写真というよりは、グラフィックデザインですね。笑


反射光しにくいマットな黒を
ストロボの反対側にスタンバイ。
 
これで、反射光を少なくしていたのです。

 
そして次は…
背景が白いレフ板、反射光で陰の部分が少し見えるようになりますね。


右側が、見えてきましたね。
花瓶にも縦に反射光で明るい部分があります。
 
全体的に光は、まわっていないので
黒い部分がありますね。


背景は白のレフ板です。


最終的に、こんな風に撮りました。


生きている花とは違った…
ドライフラワーが持つ時間を重ねた
オールド感の中にある“艶”と
生きた証のような質感を
なんかいいなと思いながら
撮影したのを覚えています。

 

ストロボ一つと、白のレフ板、銀色のレフ板と、背景の黒いレフ板。

畳で言えば、半畳分のスペースくらで、オフカメラストロボ撮影を始めた頃の写真です。

光は直当ですしホワイトバランスも適当ですが、複雑では無いので、理解しやすい作例かな?と思います。


写真は、光で変わるので、自分の好きな光の時間を探すと、太陽光でも同じことなので、楽しめると思います。


今回は、こんな感じで〜

それでは、良い写真ライフを!
 
 
 



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