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Andrew Kovacs Studio: week_7

今週で後半戦に突入。今日は久しぶりにゲストの方のレクチャーはなくレビューのみ。発表がいきなり始まって少し焦った。今週は模型を作らず、写真を撮りなおしたり、ドローイングを作ったりしたので何とか徹夜にはならずに済んだ。模型はやはり大変。

前回はこちら。

01. hybridization

前回にドローイングについていくつか指摘をいただいたので、写真を撮りなおしたり、少し形式を変えてみたりした。まずは断面を作った。周辺の建物がやはりある程度の高さがあり、人との距離があるように思われるという主張は示せたように思える。

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fig. 1,2 断面ドローイング

しかし、前回と今回に作ったドローイング、モデルに関して、GLだけでなく、2階や地下などがあって、鉛直方向にも歩行者天国の展開があるといいかもしれないと言われた。もう少しダイナミックな方がいいとのこと。
以前に香港の歩行者デッキの例を紹介され、その際には地面から離れる感覚を嫌ったために低いものの介入にしたが、これをポジティブに捉えて利用したほうがいいのかもしれない。

前々回に1:200で作った模型は2階部分もあり、1:50で作ったら少し大きいようにも感じたが、もう一度2階くらいの高さも考えたい。これらの立面はもう一度編集して出した。背景になるファサードをもっと集めないといけない……。1000mのシーンの連続をどうやって表現するのか。マスタープランのドローイングのように、果てしなく続く感じが見せたい。

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fig. 3,4 1:200立面ドローイング

活動を立面に沿って配置した図も再編集。これの量や密度があれば案の強さになるかも。もう2つ分くらい作って動画でスライドさせるか。表現は難しい。

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fig. 5,6 1:200立面、パース

1:50模型も晴れたタイミングで再撮影。太陽光はすごい。そろそろ暑くなり撮影も大変。今週は模型作るのを休みたかったので、せめて絵を一新しようと思って撮影したが、断然良くなった。

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fig. 7,8,9 1:50模型

ついでに1:50模型でも平面を作っておこうと思い、それに合わせてアクティビティをズームして配置。このスケールだと動線が分かり回遊性ができることが示せて良い。これも右から左に流れて無限に続くようになったら良さそうだが……。
確かに平面的に回遊性があると同時に、鉛直方向にも回遊性があった方が歩行者天国を発展させるというのが分かりやすいかも。

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fig. 10,11,12 平面ドローイング

そして今回特に指摘、提案されたアイデアは、もっと様々なものを収集、カタログ化してそれを参照していくと良いということだ。模型を作る際にオブジェクトを集めたが、例えば銀座の窓を集めてみて、そのカタログを参照してファサードを作っていくというやり方。何となくデザインの参照、手法がもう少しあるといいと思ってファサードを集めようとしていたので、方向性は合っていたかもしれない。

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fig. 13 銀座のファサード

模型を作る際に、ものをそのまま配置するだけでなく、自分で作ったものも使っていくようにしたが、作ったものと見つけたものが混ざっている、ハイブリッドの状態が面白いと言われた。それは表現でも同様で、模型写真と図面表現のハイブリッド、模型写真と航空写真のハイブリッドとリンクしてくるのではないか。

水色の開口部などは何となく建物らしさ、ファサードらしさがあるようにスチボを切って作ったが、銀座で見つけたエレメントを参照しながら作ったほうが説明しやすい。

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fig. 14 1:50模型立面

平野先生からは上下の移動に加えて、それによって周辺の既存の建築の内部との関係が変わっていくのも面白いかもしれないと言われた。周辺の内部も含めて平面や断面を描いてみるといいとのこと。周辺の図面も集めようと思っていたので作ってみようかな。

加えて、OMAのラヴィレット公園に似ている、周辺のプログラムに対して無関係なアクティビティが並置されていても面白いと言われた。例えば凧揚げして遊んでいる隣にプールがあるとか。それくらい予測できない活動によって周辺の性質を変化させられるのではないか。プールまでは思い至らなかったが、サッカーするくらいが(実際にそれが行われるかはさておき)コンセプトを伝えるには分かりやすいのかもしれない。
それにしてもOMAのテキストは難解すぎる……。

これはつまりプログラムについてどう考えるかということでもあると思うが、それもカタログ化の手法に取り込むことができると思う。どのようなプログラムや活動があるのか集めて参照するという感じだろうか。それこそ渋谷や秋葉原で収集したプログラムを挿入していってもいいかもしれない。

ひとまず次週までにとにかく色々なものを集めてカタログ化+そこからまた模型orドローイングを作る。出来ればもっと表現も先鋭化させたい。


今回はゲストレクチャーもなく、レビューも少し簡単めなまとめにしたので早めにnoteにまとめられたので良かった。Andrewと平野先生の英語は聞きやすいので理解もしやすい。

以下はAndrewのzoomでのスケッチ。zoomでなければこれを印刷して直接書き込む形になったのだろうか。

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fig. 15 zoomでのAndrewのスケッチ

最終講評にはがっつり模型を作りたいがどうなることやら。今のうちに考えておかないと死にそう。模型材料やものの収集を続けなければ。

次回はこちら。


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