Kazuki Masaki

東大で建築を学ぶ大学院生です。 kuma lab→imai lab→SCI-Arc M…

Kazuki Masaki

東大で建築を学ぶ大学院生です。 kuma lab→imai lab→SCI-Arc MS Synthetic Landscapes https://kazukimasaki.com

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  • 留学まとめ

    留学準備に関する記事まとめです

  • Andrew Kovacs Studio

    東京大学大学院の国際スタジオの感想まとめです

最近の記事

SCI-Arcについて

SCI-Arcに入学し、ロサンゼルスに来てから半年が経ちました。留学は1年半の予定だが、自分が入学したSCI-ArcのEDGE(Postgraduate、修士と博士の間みたいな課程?)というプログラムは1年なので、もう半分が終了してしまいました。3学期制で、今は2学期の中間が終わったくらい。1学期が終わってからnoteを書こう書こうと思っていたが遅くなってしまいました。今を逃したらもう卒業前後まで書かなそうだなと思い、やっと書き始めることができた……。留学を半年終えて、自分が

    • 海外留学のためのTOEFL勉強法

      TOEFLの勉強の仕方については検索すると様々な記事がありますが、一応自分がやっていた勉強のやり方を書いておこうと思います。ちなみによく言われることですが、自分は英会話は二の次でスコアメイクを目的としていたので、勉強の色が強い気がします。 留学のためのTOEFLの概要はこちら。 1. 使った教材上記の概要の記事で、元々の英語力を晒しました。帰国子女だったり、海外経験が豊富だったりということはなく、ずっと日本で生活していましたが、受験ではまあまあ頑張って勉強したという感じで

      • 海外で建築を学ぶ方法

        海外で建築を学んでみたいという人は一定数いると思います。毎年学年から数人は海外に出ている印象です。最初は自分も何となく行きたいな~という状態でしたが、具体的にどうやって行くのかあまり分からない状態だったので、僕が聞いた情報などをもとに書きます。 他の国で建築を学ぶ方法は大きく分けて二つだと思います。 ①事務所でインターンをする ②大学で学ぶ これは日本でも同様で、実務を通して学ぶか、学校の課題を通して学ぶかの違いでしょう。 ②大学で学びたい場合、さらに2つパターンがあります。

        • アメリカ建築大学院受験のためのポートフォリオ制作

          留学のためのポートフォリオに限らず、建築のポートフォリオの作り方に関する情報は検索しても少ないように感じたので、自分の考えていたことを書いておこうと思います。留学の全体的な話はこちら。 参考のために、自分が出願時に提出したポートフォリオを載せておきます。 0. 自己分析就活とかでよく聞く自己分析。自分はあまり好きではないのですが、まず自分の作ってきた作品を見直し、次にどんなことをしたいのか考えました。これは受験大学を選ぶ際に何となく考えると思いますが、それをポートフォリオ

        SCI-Arcについて

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        • 留学まとめ
          5本
        • Andrew Kovacs Studio
          11本

        記事

          Andrew Kovacs Studio: final review

          東大の国際スタジオのファイナルレビューが2週間ほど前に終わったので、全体の感想含め書いていこうと思う。11週目、12週目はゲストレクチャーもなく、エスキスのみで、13週目に最終講評。書くのがめんどくさかった、あまり変更などなかったこともあり(プレゼンの相談をしていた)noteは投稿できなかった……。 まず驚いたのは、ゲストクリティークの方が9人もいらっしゃったこと。Andrewと平野さんを含めるとクリティークが11人。対して学生は5人。zoomに入った瞬間人が多くて驚いたが

          Andrew Kovacs Studio: final review

          Andrew Kovacs Studio: week_10

          気付けばもう10週目。最終講評を含め残りあと3回。今回のゲストはSheila Kleinというアーティストのレクチャーとエスキス。 先週今週と他のワークショップとその準備があり、レクチャーの感想は飛ばしています……。そのうち書きます。とりあえずエスキスとメモを投稿。 前回はこちら。 01. I want to dress the world02. New Representation of Architecture前回にもっと個別のケースの断面が多くあるといいとの事だっ

          Andrew Kovacs Studio: week_10

          Andrew Kovacs Studio: week_9

          迷走気味だった前回に引き続き9週目。今回はAaron Jonesという人のレクチャー。何となくだが、ゲストの方が建築に近い人が増えている気がする。 前回のエスキスとメールのやり取りから色々考えたが結局どうすればいいか分からず新しいものはほとんど作れなかった……。今回含めてFinal Reviewまでエスキスはあと4回。考えをまとめて手を動かし始めねば……。 前回はこちら。 01. Aaron Jones Architect一つ目に紹介されたのはReality Reject

          Andrew Kovacs Studio: week_9

          Andrew Kovacs Studio: week_8

          8週目。今週はSOFTlabというデザインスタジオを主宰し、YaleやPrattでも教鞭を取っているMichael Szivosと言う人のレクチャーの後エスキス。正直、最近少し迷走しているというか、何をどうすればいいのか分からなくなってきている。収集したものから建築を作る、パブリックアートとプライベートアート、銀座、ファサード、歩行者天国、交通など、テーマが多く整理しきれていないような気がする。ひとまず先週のレビューで言われたことをやって持っていったが……。 前回はこちら。

          Andrew Kovacs Studio: week_8

          Andrew Kovacs Studio: week_7

          今週で後半戦に突入。今日は久しぶりにゲストの方のレクチャーはなくレビューのみ。発表がいきなり始まって少し焦った。今週は模型を作らず、写真を撮りなおしたり、ドローイングを作ったりしたので何とか徹夜にはならずに済んだ。模型はやはり大変。 前回はこちら。 01. hybridization前回にドローイングについていくつか指摘をいただいたので、写真を撮りなおしたり、少し形式を変えてみたりした。まずは断面を作った。周辺の建物がやはりある程度の高さがあり、人との距離があるように思わ

          Andrew Kovacs Studio: week_7

          Andrew Kovacs Studio: week_6

          6週目。シラバスにはmidterm reviewとあったが、いつも通りゲストの方が来てレクチャー、その後エスキスという流れ。今週もなんだかんだほぼ徹夜になってしまった。模型作るの時間かかる……。 前回はこちら。 01. Allan Wexler今週はAllan Wexlerという人のレクチャー。建築とアートのバックグラウンドの人で、レクチャーの前には、自分を「クライアントのいない建築家」と言っていた。また、パーティで自分の仕事を説明するのが難しいので、簡単な自己紹介を考え

          Andrew Kovacs Studio: week_6

          留学のためのTOEFL、GRE概論

          1. 留学に必要な英語試験大学院受験では大抵の場合、英語力が問われます。東大も一応TOEFLを課していますが、あってないようなものです。しかし、海外大学院はそれなりに、もしくは相当に準備する必要があります。それもアメリカとヨーロッパでも、大学間でも、要求される英語力は異なります。そして、ほとんどの大学では、TOEFL、またはIELTSという試験を受けてその点数を提出します。 加えてアメリカ大学院はGREという鬼畜な試験を受ける必要があります。これについては次の章に概要があり

          留学のためのTOEFL、GRE概論

          Andrew Kovacs Studio: week_5

          5週目。今回はBenjamin Ballというアーティストのレクチャーから始まった。後で聞いたが、Andrewが毎回ゲストを呼んでレクチャーをしてもらうらしい。毎回1時間弱で、どれも非常に面白い。毎週お腹いっぱいになる。本当に毎回ゲストが来るの贅沢。 その後にエスキスだったが、Benは途中で抜けて自分の番が終わった後に戻ってきた。少し残念。しかし、レクチャーと他の人のエスキスも含め、面白い人だった。制作している作品もパブリックアート的なものが多く、どれもきれいな上に新しさを

          Andrew Kovacs Studio: week_5

          Andrew Kovacs Studio: week_4

          前回のエスキスでは、今回までにやることは明示されなかったが、個人的には銀座で案を発展させていくのが良いというアドバイスを受けていたので、銀座のファサードとパブリックアート、歩行者天国あたりのことを考えながら模型を製作した。 前回同様、エスキスの前にレクチャーがあった。今回はなんと、De-Architectureの著者であるJames Winesがレクチャーをしてくれた。その後にAndrewとJamesがエスキスという形。今回も贅沢な回である。James Winesは建築家で

          Andrew Kovacs Studio: week_4

          Andrew Kovacs Studio: week_3

          Andrew Kovacs Studio、3週目について。 前回の課題は、前々回に選んだ敷地3つの模型と、公共空間の事例のエッセンスを抽出して敷地に適用して模型を作るというもの。模型を作る際には、集めたものを利用して自由に形を作る。 そのプレゼンの前にゲストレクチャーがあり、Alex Braidwoodというクリエイティブディレクター・アーティストの方がレクチャーをしてくれた。この人はグラフィックデザインを学んだ後、サウンドアーティストをやっている(?)という少しトリッキ

          Andrew Kovacs Studio: week_3

          Andrew Kovacs Studio: week_2

          Andrew Kovacs Studioの2週目について。 油断するとすぐ時間が経ってしまうが、何にせよ書き残していくのが大事だと信じて書いていく……。 前回の課題が、公共空間の事例収集と敷地候補3つの選定だったので、それについてのプレゼンとディスカッションを行った。 正直に言うと、宿題であったDe-Architectureは全然読むことができなかった。次回までには読み終えたいと思っていたが、今週も無理そう。 どう訳せばいいか迷うところもあり、本郷の図書館に日本語版もある

          Andrew Kovacs Studio: week_2

          Andrew Kovacs Studio: week_1

          東大のSEKISUI HOUSE-KUMA LABの寄付講座である国際デザインスタジオで、Ensamble Studioスタジオ(2回言ってる)とAndrew Kovacsスタジオが開講された。僕はAndrew Kovacsスタジオを取ることができたので、せっかくなので感想や思ったことを記録しておこうと思う。思えば前々回のスタジオも国際スタジオで、SCI-ArcやPrincetonとかと合同スタジオだったので、その時ももう少し丁寧にやれたら良かったのになぁという思いもある。

          Andrew Kovacs Studio: week_1