「ラピュタ」になった安倍総理と、己に生まれた決意
安倍総理の辞任表明は全日本を揺るがしましたね。日経平均株価は速報と同時に一瞬で600円も下がるというインパクト。どれだけ「影響力」があったかを如実に物語っているのではないでしょうか。
明らかに日本中がざわめきましたよね。街頭インタビューでも国民はまず「驚き」を表現していました。僕自身も驚きました。
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ところで僕はこんなツイートをしました。
マスコミはマスコミらしく、見解も賛否様々ですが、所詮マスコミでしかありません。これまでの彼等の存在を考えてみても、どの報道も取ってつけたようなありきたりの内容にしか思えてならないのです。
・なぜ、辞任を決意したのか?
・なぜ、今のタイミングなのか?
僕自身が深読みしすぎなのかもしれませんが、退任表明演説を見た限り、どのマスコミの報道も真相を明らかにしていないように思うのです。安倍さんには明らかに何かしらの「狙い」があったのではないかと。
なぜなら、日本には「本音と建前」という文化が根強いからです。
皆さんは、安倍総理辞任表明の「本当の意図」についてどう考えていますか?
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ここからは、僕自身の勝手な仮説です。その仮説のコンセプトが冒頭のタイトルにあります。知らない人はいないであろうジブリの名作「天空の城ラピュタ」です。
「ラピュタと安倍さん?」
頭の中が「????」となった方が大半なのではないでしょうか。普通に考えてそうなりますよね。その気持ち、とても良く分かります。
ただ、安倍さんはラピュタになったのだと僕は思うのです。もっと言うと、「飛行石であり、同時にシータとパズー」になったのではないかと。
余計混乱しますよね。ご最もだと思います。
ラピュタをご覧になった方なら分かるかと思うのですが、飛行石の結晶をエネルギーの源泉として成り立つラピュタというのは圧倒的な「権威」の象徴です。「伝説の文明」としての存在でもあります。
作品の終盤、シータとパズーは破滅の呪文を唱えます。
「バルス」
「権威」にあやかり世界を征服しようと目論む「ムスカ」から、シータとパズーは破滅の呪文を唱える事でラピュタを解体し、ムスカの陰謀から世界を守ったのです。
そして、だからこそラピュタという文明は、その伝説性をさらに増し、人々に語り継がれることになるのではと。
つまり、ラピュタはある意味「神話」として後世に語り継がれることになるのではないでしょうか。
ここで重要な点は、
「神話≒物語」
が創造されたという点です。これが何を意味するのでしょうか。
安倍さんは「物語」を創りたかったのではないでしょうか。国民の健全な危機感を醸成し、国民を一つの「物語」によってまとめるために。
上記ツイートから分かるよう、現に安倍さんの評価は明らかに高まっています。「アベガー」と呼ばれる安倍批判を生きがいにしている人間の勢いも弱まっているようにも感じます。
そもそも人間は、長所よりも短所に目が行くように「設計」されています。仮に80%の成果があったとしても、20%の過失により評価が劇的に下がる事は科学的にも証明されています。例えば社内における人事評価、「妥当な評価なのだろうか…」そう思い当たる節がありませんか?
また、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルでは、「日本にとっての損失だ」という社説が掲載されています。
つまり日本国内のみならず、国際的にも安倍さんの評価は「逆転」したのではないでしょうか。そうした「世論」を安倍さんが「意図的に」創り出したと考えられないでしょうか。
その目的は先述の通り、「物語」を創造することで、コロナ禍における復興に向けたナショナリズムを醸成するためなのではないかと。
そのために安倍さんは、「健康上の理由」という誰もが納得しやすい理由を以って、「バルス」と唱えたのではないかと。
安倍さんは「神話」を創造し「世論」を大きく動かすことに成功したと考えられないでしょうか。少なくとも、自身にはそう思えるのです。
その証拠ではないですが、安倍さんの「外交戦略」を称賛する声は多いです。国民に対しても「戦略的外交」を貫いた。そう考えるとなぜか胸が熱くなるのです。退任表明演説の安倍さんの表情が僕は忘れられません。
ちなみに政務における演説の際は大抵、官僚が準備した「原稿」が存在します。国会答弁などでも基本はその「原稿」に沿って進められているのです。
我が身をどこまでも日本の国益のために捧げた、そんな風にも思えてくるのです。もしかすると、僕の考えはどうかしているのかもしれません。
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ちなみに、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、僕は日本人ではなく、在日韓国人3世です。日本における参政権はありません。
それ故、いわゆる右翼や左翼といった特定の思想やイデオロギーは持ち合わせていません。アイデンティティの良い意味での「分散」があったおかげしょうか。日本という国に生を授かり、日本という国に育まれてきました。
でもだからこそ、安倍さんの対応をニュートラルに洞察できるとも考えています。ここだけの話、安倍さんの退任演説で僕はなぜか涙を流していました。同時にふつふつと情熱が湧いてきました。自分でも不思議です。
自身を育んでくれた日本社会に何かしらの恩返しが出来ないものか。そう、ド真剣に考えるに至りました。
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現在僕は、約30名の方々が参加して下さっているコミュニティを運営しています。教養としてのリベラルアーツをベースに、現在は「経済」に特化した内容をメンバーと共に相互に学びあっています。
なぜ、経済なのか。それは広範な意味での経済のカラクリ(狭義では資産形成など)を知る事で、まずは経済的な自立ができるからです。「貧すれば鈍する」という言葉の通り、経済的な「余裕」がなければ、その他の事象に想いを馳せる事は出来ません。
また、経済を学ぶ事は同時に政治への興味関心を際立たせます。例えば「税金」の仕組みを学ぶと、
・国は徴収した税金を適切に活用しているのか?
といった問いが生まれてきます。経済と政治が切っても切り離せない所以です。そのファシリテーターを、主宰人として自身が務めています。
このコミュニティにおいて、ベースとしての「教養」はもちろん、政治・経済の分野に強い人材を輩出したいと強く思うようになりました。一人ひとりのあらゆるリテラシーを高め、そして10年後に、特定のイデオロギーに依拠しない、極めて良心的かつフラットな精神を持つ、資産家、企業家、政治家を一人でも多く輩出する。
安倍さんの退任演説を聴き、僕はそうした「志」を持つようになりました。
鼻で笑う人がいるかもしれません。むしろ笑われると思います。
「どこぞの馬の骨かも分からない、在日のお前に何ができるのか?」
そう言われて当然だと思っています。ただ、だからと言って自身がミッションに取り組まない理由にはなりません。言いたい人間は何とでも言えばいい。誰が何を言おうと、変わらない自身の「哲学」があります。
「関わる人達が自らを肯定し、自らで人生を切り拓いていく、その為の支援を生涯に渡りし続け、その波及効果を伝播させる」
一貫して、このミッション・ステートメントに沿って活動しています。今後も生涯に渡りそれは変わりません。
はっきり述べると、今の日本はあらゆる意味で危機的状況にも関わらず、多くの人達の意識は平和ボケしています。米中冷戦は、武力を伴う第三次世界大戦を招きかねません。それくらい世界は緊迫しているのです。
「この局面で黙っていられるかと」
そう、強く、強く想うのです。
もし万一、共感して下さる方がいるのならば、是非、下記URLよりコミュニティへの案内をご覧下さると嬉しいです。見るだけで結構ですので。
おわり。
追伸:
押さえきれない想いの丈を述べただけで、ロジックは不十分だと思っています。それ故ツッコミどころも多いかと思います。ですので、忌憚のないご意見を頂けるととても嬉しいです。
TwitterのDM、もしくは
kazuma@giantkilling.club
まで、よろしくお願いします。
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