見出し画像

経営には”善”と”悪”が必要。真に心理的資本®を高めるためにも、ちょっぴし”悪”もないとね、と思う日々。

本文とアイキャッチ画像とはなんの関係もございません💦
noteを書く上で、小さな障壁はアイキャッチ画像をどうしようか、といつも戸惑っていたので、これからはウチの猫の写真を中心に載せていこうと思います。これで量産できる^^ さて、

経営には”悪”の側面が案外重要なんです。

経営の「悪」といっても、パワハラの話ではございません💦
先日書いた、 なぜ人は作業を作りたがるのか。そこで、聞きたい。「その仕事、今、必要ですか?! 。ここでは、一所懸命に考えて作業を自発的にやってしまいがちで、結果的に忙しいのに成果がでないということを書きました。それを正す人の存在が経営では求められます。
正す人なのに「悪」ってどうよ、と思いますけど、どこかシビアな目で見ていないと、なかなか正すポイントが見えてこなかったり、気がついたらもう正せないぐらいひどくなったりしてしまいます。
そのシビアな目が「悪」なんでしょうね。

心理的資本®を高めるマネジメントも実はちょっぴし「悪」が必要

私たちは「心理的資本を高めることこそ、人の力で業績を高める」という提案をしています。そして、その運用ツールとしてHabi*doを提供しています。Habi*doのキャッチは「Wellbeingマネジメントシステム」とも言っております^^
心理的資本=ポジティビティ。Wellbeing=幸福。
なんかバラ色やん。善しかないやん。

そんな風に受け取られる人も多いのは事実。でも、心理的資本を高め、Wellbeingな組織の状態を維持し続けるためには、実は善だけでは成り立たないと思っています。
「悪」=シビアに現実を見て、修正する力がないとバラ色に見えていたの世界はバラバラになり(ここはダジャレですよ~)、暗闇に飲み込まれてしまいます。
心理的資本のテキスト本「こころの資本」をしっかり読むと、心理的資本を高めるということは、いかなる状況になっても、ポジティブに前に進むために物の見方や捉え方をどうするか、的なお話でいっぱいです。
確かに心理的資本とは「やり遂げる自信」ですものね。けっしてお花畑のお話ではないのです。

で、心理的資本を高めるうえでの「悪」とはなにか

当社のHabi*doは、心理的資本の中でも特に「HOPE」と「Efficacy」に作用する仕組みです。

心理的資本とH

このHOPEというのが、目標にかかわる「意志と経路」なんです。意志を持ち、しっかりと進めていくためには、あらゆる困難や想定外の出来事なども織り込んだうえで、柔軟かつ適切に対応していかなければなりません。なんの問題もなく、バラ色に彩られている道などないのです。目標を掲げ、それに進むためには、悪の目も持っていないと成し遂げられません。

Efficacyを高めるためには、達成体験、代理体験、言語的説得によるポジティブなフィードバック、ワクワクドキドキする状況などがあります。これは自ら前向きに行動を促し、またチームワークにおいても良い成果を生みます。ただここにも「悪」がちょっぴりないと、いい結果にならないのです。
よく「褒めましょう」といいますが、正しくは「認めましょう」です。認めるためには、シビアな目もどこか必要です。シビアな目があってこそ、褒められることでいっそう効力感も高まります。現に、言語的説得の多用はかえってモチベーションを下げるという研究結果が出ています。

「そうね、そうねマネジメント」では経営はできない

ひとりひとりがイキイキとやる気を高めて自主的に目標に向かってアクションをする。そして自発的に能力を高める行動をし、高い成果を出す。
これが実現できている組織はまさしくWellbeingです。ただ、これはひとりひとりが好き勝手をしていいということではないのです。みんなで一体となってゴールを目指して進んでいるからこそ、組織としてのWellbeingが実現するのだと思います。
なので、当然、組織として実現したいゴールがある中で、様々な取捨選択が行われます。そこでは、喧々諤々の議論があって然るべきなんです。

部下のやる気をそぐのではないかと適切に指導ができずに、「そうね、そうね」といっているだけでは、かえって部下は自らのゴールを見誤ってしまう危険があります。

真に心理的資本が高い状態とは、喧々諤々の議論をしたり、その方向性は違うと悪の視点で指摘しあったりしても、揺るがない信頼関係が築けている状態を指すのだと思います。

心理的資本を高めて、業績を高めるには

心理的資本を高めて、業績を高めるには、「組織目標の自分事化⇒実践⇒ふりかえり⇒共有⇒認め合い」のサイクルをしっかり回すこと。
そして、「ふりかえり⇒共有⇒認め合い」のところには、善の目だけでなく、悪の目も少しいれてフィードバックしあうことが成果へのポイントです。
Habi*doで、このサイクルを回していただきたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?