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失敗って行動している証拠なのですよ。

失敗による代償は零細企業のほうが大きいはず。

考えてみてください。ウチらみたいな零細ベンチャーって、お金ない、人いない、外部ネットワークも弱い。。。
これって失敗すると、思いっきりダメージがあるのです。
特にお金と人。
失敗で失ったお金の穴を埋めることは大企業の皆さんには考えれないほどヘビーだし、失敗で人材が離れたときのリカバリーも大変。

私なんかから見れば、大企業のほうが、失敗できるゆとりが圧倒的にあるはずなのに。多くの大企業の方々から聞く話は、「ウチは失敗が許されない風土だかなー」という諦めのようなコメントです。

ベンチャー企業では、失敗するとダメージが大きいので、失敗せずに日々の仕事を回しているか、というとそうではなく、実際は、毎日、思いっきり失敗の連続です。
ベンチャーたるゆえんは、新しいチャレンジをしているので、成功の方程式が未確定のことが多いため、日々、あれをやってはどうか、これに取り組んではどうかと頭をぶつけながら進めているのです。したがって、アクションしては躓き、こっちに行っては転ぶ、みたいな積み重ねなんです。

でも止まると死ぬのがベンチャー。なので、失敗の数を上回る行動量でカバーしていくような状況が続いています。
白鳥の水かきみたいなものですよね。

大企業が失敗を許されないのは「ゆとり」のせい?

大企業で失敗が許されない理由は、「評価」なんでしょう。昔は金融機関などでは、一度失敗すると二度と浮上できないというような話をよく聞きました。今はどうだか、しらんけど。

でも、ウチらのように「金ない、人いない、ネットワーク少ない」の3ないベンチャー経営者からすると、それはきっと根底に「ゆとり」があるからじゃないかと思っています。

そうなんです。会社が安定しているなら、あえて火中の栗を拾いにいかなくても誰かがなんとかしてくれるという他責的な安心感がはびこっているからではないでしょうか。下手に動くと失敗のリスクが高くなりますものね。

失敗をしないことを評価すると、何にも動いていないことを認める風土になっちゃいます。

そんな組織を動かすのは危機感ではなく、希望だと思う

こういうことを書くと、「もっと危機感を与えるのがいいのか」と思いがちですが、私はそれは少し違うような気がします。
もちろん、適度な危機感がないと人間は弱いので現状に対する甘えは出てしまいますが、危機感は「失敗ができない」という意識も高めてしまい、結果的に成果はでません。

ベンチャーがなぜ、日々のチャレンジと失敗を繰り返しながら、ひぃーひぃーいいながら事業を続けているのは、その先に希望があるからです。
自分たちのサービスで世の中に良いインパクトを与えたいという思いがあるからできるのです。

大企業の場合、大勢の人がいて、ひとりひとりの価値観も多様なので、その人たちに希望を共有することは難しいかもしれませんが、少なくても、自分たちの関わる仕事で、世の中に良いインパクトを与えたいと感じる人もそれなりにいるはずです。

その思いを引き出し、チャレンジを刺激し、そのチャレンジに伴う失敗に寛容になることで、絶対に風土は変えられるはず。

私たちもHabi*doを使って、そんな組織風土変革のお手伝いを進めていきます^^



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