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97' / Miyagi-Kyoto-Tokyo / 生きるように働く

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マガジン

  • しごとゼミ 感想文(日本仕事百貨)

    日本仕事百貨を運営する、株式会社シゴトヒトが主催する「しごとゼミ」に参加した感想を書いています。

最近の記事

自分発の問いがあること(#5 甲斐かおりさん)

自分のしごとをつくるゼミ 文章で生きる編 2024.1.30~4.9 参加して感じたことを書いています。 第5回 甲斐かおりさん ライター / 執筆家 ライターになったきっかけ 「元々は会社員でした。30代になり、子供を産むことを意識した時、食べ物を作れないのに、自分が子供を産んで良いのだろうかと思って。モノが生まれる原点を知らないことに気付きました。その現場は?と考えたら地方だったんです。」そう考えて、甲斐さんは、ライターの仕事を始めたらしい。ライターという職業に思い

    • 私にしか書けないこと(#4 中原一歩さん)

      自分のしごとをつくるゼミ 文章で生きる編 2024.1.30~4.9 参加して感じたことを書いています。 第4回 中原一歩さん ノンフィクション作家 / 中原一歩事務所 テーマは既に書き尽くされている 「皆さんがライターで、僕が編集者だとします。あるテーマで記事を募集して、会場にいる約30名の中から、これは良いよねって記事を一つ選ぶとして、皆さんは何を書くでしょうか」 食をテーマにしているノンフィクション作家、中原一歩さんの言葉です。 「大事なことは、テーマは既に

      • 自分らしさに悩む君へ(#3 徳谷柿次郎さん)

        自分のしごとをつくるゼミ 文章で生きる編 2024.1.30~4.9 参加して感じたことを書いています。 第3回 徳谷柿次郎さん 編集者 / 株式会社Huuuu代表取締役 最も伝えたいメッセージ これを読んでいる君がもし、何かに悩んでいたら、まずは手を動かして、身体を動かして、ひとつやってみよう。「やってこ!!!」 自分らしさは、壮大な編集作業 自分らしさとは何だろう。自己紹介をする時「○○大学の」「○○会社の」と耳にすることが多い。肩書は分かりやすい。でも、そこ

        • それでも前を向いて、今日も料理を作る(#2 麻生要一郎さん)

          自分のしごとをつくるゼミ 文章で生きる編 2024.1.30~4.9 参加して感じたことを書いています。 第2回 麻生要一郎さん 執筆家 / 料理家 / 『僕の献立 本日もお疲れ様でした』著者 自分の生い立ちから、滲み出てくるもの 麻生さんの本を手に取り、読み進めると、「はじめに」で、料理ではなく、自身の生い立ちが書かれていることに驚く。祖父が創業した建設会社の、3代目跡取りとして生まれた麻生さん。理解を示す父が19歳で急逝し、望まない建設の道へ。父の代わりに、会社で舵

        自分発の問いがあること(#5 甲斐かおりさん)

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        • しごとゼミ 感想文(日本仕事百貨)
          5本

        記事

          個人的なことが、心を動かす(#1 内田洋介さん)

          自分のしごとをつくるゼミ 文章で生きる編 2024.1.30~4.9 参加して感じたことを書いています。 第1回 内田洋介さん 編集者 / 独立系旅雑誌『LOCKET』 内田さんが雑誌を作るプロセス 内田さんは、旅先で感じたことを、書きなぐるらしい。旅の経験って、どんどん忘れてしまうもの。ディテールを書かないと、感情も忘れる。宿に帰ってから、その日のことを、日付をまたぐくらい、熱中して書く。この時点では、雑誌を想定しない。時系列で行動を書き出して、その時々で感じたこ

          個人的なことが、心を動かす(#1 内田洋介さん)

          登山を始める人へ(服装のススメ)

          こんな人に読んで欲しい ・軽くて、暖かい服が欲しい ・少ない服で、豊かに暮らしたい ・登山、キャンプ始めに、まず1着欲しい ・代謝が良くて、すぐに汗をかいてしまう 登山を始めてから、ぼくの服装は変わった 好きなものを直感的に着るスタイルから 軽くて、温かく、快適なスタイルに変わった。 カッコいいけど、重たくて、かさばるアウターは手放した。 街中でも、軽くランニングできるようになった。 ぼくの生活を豊かにした洋服たちを、今日は紹介したい。 登山の重ね着を、参考にしています

          登山を始める人へ(服装のススメ)

          山小屋へのいざない

          皆さんは、山小屋に泊まったことがあるだろうか。 4つの山小屋に、これまで宿泊した私が 山小屋の魅力を、少しだけ伝えたい。 そして、この素晴らしい世界を 人生で一度でも、味わって頂けることを願う。 山小屋との出会い きっかけは、2年前の秋 長野の「DILL eat,life,」にて たまたま手に取った「山と山小屋」 食事が運ばれてくるまでの暇つぶしに ページをめくったとき、ビビッときた。 「自分が求めていたものはこれだ!」 うまく言葉にできないが そう思ったことを覚

          山小屋へのいざない

          「老いと死」と向き合う

          ああ、これは言葉にしないと、 と久しぶりに思い、筆を取っている。 先日、こんなイベントに参加してきた。 「老いと死」は、ここ3年くらい関心があり、 本を沢山読んでいた時期があった。 きっかけは愛犬の老いを感じ始めたことだった。 普通に立っているだけで、足が震えて 筋肉の衰えを感じ始めた時、 あと何回、その顔を見ることができるのだろうかと 逆らうことのできない時の流れを恨んだ。 できるだけ、長生きしてほしいと思った。 ぼくの想いも空しく、 あっという間に、自分の力では

          「老いと死」と向き合う

          苦手な人との付き合い方

          元来、自分は人付き合いの良い人間だと思って生きてきた。 でも、大学に入ってから、人とうまく付き合っていけない事も増えた。人間関係は難しいと思うようになった。 その中で、人との「縁」について考える機会があり、そこで考えた事を整理するために、この文章を書いている。 苦手な人との付き合い方。 「距離を置く」という表現が、今の自分には1番しっくりくる。 別に、その人を一生嫌いになる訳ではないし、その人を一生嫌い続ける元気も、その負のエネルギーを力に変えるだけの性質も、自分に

          苦手な人との付き合い方

          静かな時を求めて

          同志社大学、寒梅館。 法科大学院を併設する寒梅館は、学部生の講義が無い。 そのため、いつも静かな雰囲気に包まれている。 その入り口左手にある細長いテーブル席。 そこに僕はいつも座っている。 静謐な空間でお気に入りの寒梅館だが、 テスト期間だけは例外で。 そのあおりを僕は今、もろに受けている。 いつもは物音すら憚られる空間に、 学生達の声がこだましている。 正直、嫌だなと思う。 そこに嫌悪感を覚えるのは、空白の時間に耐えられず、結果としてたわいもない話をし、それによ

          静かな時を求めて

          情報との上手な付き合い方について

          情報の受け身にならない。 昔は、情報は自分から撮りにいくモノだった(と思う)。 就職活動は分厚い冊子を一枚ずつめくって、気になった会社に直接電話をかけるスタイルだったのかな。今の就職活動が昔には無かったと想像すると、一体どうやって就活してたんだ(驚愕)と思った。 新聞やテレビは受動的なメディアと呼べるかもしれない。受動的なメディア媒体はそのくらいで十分だったが、今は違う。スマホが登場して、Inatagram,Twitter,FacebookなどのSNS、ニュース媒体やメー

          情報との上手な付き合い方について

          僕の就職活動のすべて

          はじめに この考え方が”正解”ではないと思うので、参考にできる所だけしてもらってOKです。 就活は「自分が将来どう生きたいのか、そのためにどんな選択肢(どの会社に入って、どんな経験を積むか)を取るか」を考える期間だと思います。どこの会社に入るのか、ではない。会社に入る事は手段であって、そこでの経験を通して、”将来どんな生活がしたいか”。ここを考える事が一番大事だと、個人的には思います。 それを念頭に置いた上で、約6ヶ月間(2019.10-2020.3)の就活の流れ、そこ

          僕の就職活動のすべて

          服が、好きだ(ろうか)

          はじめに 「服、好きなんですね。」 「そうなんです、服好きなんです。」 こんな会話、よくあると思う。 自分も服は好きだ。 もっと言うと こだわり、選び抜かれた素材特有の質感 丈夫で、年中使える生地 長く愛せるデザイン こうした要素の集合体である”服” そうした服に身を包んでいる時の心地良さ それが好きなんだと思う。 逆に言うと 流行りのデザイン、シルエット 一時期しか使えない生地 他者を意識して服を買ってしまう自分 こういうのは、あまり好きではない。 (一つ性

          服が、好きだ(ろうか)

          kyoto graphie 2020

          はじめに 新型コロナウイルス感染拡大により 開催時期を半年遅らせた kyoto graphieが無事に閉幕した。 京都の大学に通っている私にとっては 学生として迎える最後の kyoto graphieだった。 通算4度目の参加となる 今年のkyoto graphieからは 例年以上に強いメッセージ性を感じた。 記憶や感じた事を 自分が忘れてしまう前に ここに記しておきたい。 今年のテーマである「VISION」について 今、世界中で近視の人口が増加している。知っての

          kyoto graphie 2020