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【天空のアジト マルシンスパ 】〜天空で異世代交流〜 #2

大学1年の失恋からサウナに癒されて生かされてきた。週に一度は欠かさない。このシーズンは大学の学園祭シーズン。コロナ黎明期に入学した僕は飲みにもいけないサークルに馴染めず、どの団体にも所属していない。そんな大学3年生の学園祭休日のサウナに行ってから帰るまでのストーリー。

11月4日
9時起床。最近また失恋をしてしまい、眠りが浅い。なんでも考え込んでしまう。何でも考え込んでしまう人が蔓延るnoteの世界はそれが認められている
ようで嬉しい。

今日は学園祭の準備日で休みである。サークルや何かの団体に所属する方々はおそろいのパーカーなどを着て、キャンパスで汗をかいているはず。対して僕はコロナ黎明期で飲んだり合宿もできない、試合もできない、学園祭もないそのようなサークル、団体での楽しさがわからず、華の無所属である。つまり、今日はただ暇な人。
だから前日、小学校からの付き合いのサウナ仲間イッシャスに連絡を入れてみた。

「明日、サウナ行ける?」

イッシャスとは多くのサウナ施設を巡ってきた。その知見を活かし、そのときに応じたサウナ施設をお互いプレゼンする。サウナーならこの知識・経験の格闘を仲間としたことがあるのではないか。

僕「マルシンはどうかな」
イッシャス「俺もマルシンスパ プレゼンしようかと思ってた」

おいおい、プレゼンしあうところまで行かず(笑)
よく一緒にいく仲だからこそ、こういうこともある。なんだか気恥ずかしいが嬉しくもなる瞬間だ。カップルより甘酸っぱい瞬間かもしれない。


昼はどういう風の吹き回しか、母親と近くの駒沢公園で開かれているラーメンショーに行った。例年よりレベルが高い気がする。北海道ブラック味噌が美味しかった。日曜までなので是非。エンターテインメントとして、新しい味出会えて、素敵なイベントです。

そのあとは駒沢公園のジムで筋トレ。前まで上がっていた重さをあげられなかった。この前は最近通っている総合格闘技のジムで就職活動で練習できていなかったこともあり、前勝てた相手に一本負けを何回もするなどスポーツで悔しい思いをすることも多い。

悔しいときはサウナで慰められ
嬉しいときはサウナで自分を褒める

こうやって大学生生活を走り抜けてきた。早くマルシンスパ に行きたくなる1日だった。

京王線の笹塚駅でイッシャスと合流して、マルシンスパ へ。

2組ほど並んでいた。平日の夕方でこの人気ぶり。金曜日ということは関係しているかもしれない。自分にも社会人の方々にも心の中で「お疲れ様です」と。飲んではしゃぐのも良し、サウナでのんびりするのも良し。ただ、サウナにきた人は体の危険信号、「休みたい」という声を感知した素晴らしいリスクマネジメント能力がある逸材だと僕は信じている。

久しぶりの館内にも興奮。サウナ施設のユニフォームに身を纏い、下界の自分とおさらばをする。

体を洗う。あの薄暗さがたまらない。こういうサウナ施設を巡っているとアメニティに触れる機会が増えてくるが僕はこういう瞬間を大切にしたい。「いつもと違うモノ」に出会う喜びを通してモノを判断できる能力を養いたい。

そして風呂の設計に驚かされる。玄人志向。当たり前だけど、どの施設でも設計が違う。メジャーリーグのスタジアムですよ。ドラマが生まれる。
最初みたときに、「水風呂のほうが大きい」という衝撃は凄まじかった。
「僕に知らない世界」の具現化。
大都会を上から見下ろす感じが好き。あまりないタイプの眺めで、文字通り一つ上の世界にきた気分に。

熱の世界

依然とレイアウトが変わっていることもあり、多くの人数、多くのニーズを楽しめる楽園に。大人たちはそれぞれのポジションで熱を楽しむ。ロウリュの影響で高温多湿。高画質無修正くらいの価値がある。本当に「心地よく熱さを楽しめる環境」がそこにはある。
大人たちと全裸の椅子取り合戦。子供と違うのは譲り合いの精神。サウナ室内の交流を見ているとホッとする瞬間が多い。
上の段はとてもパワフルで、ロウリュの熱気がたまりませんね。

水の世界

大型かつ深い水風呂へ。温度は18度くらいでしょうか。
柔らかいような気がします。狭いとお互いストレスですからね、、、
このお店はストレスをどう減らすかというところが計算されている気がして、その優しさ気遣いが染みます。

風の世界

外の秘密基地へ。いくつになってもこういう場所はワクワクさせてくれて満足度を高める。高層階だからこそ味わえる景色、風がそこにはある。そしてここは話す人が本当にいない。
ここにくるとドラゴンクエスト9 星空の守り人 の世界観を思い出させる。自分が天使になったような気分で外にいられていて唯一無二の満足感がある。
電車の音が心地よい。ドラムのようにぼくの整いにリズムを与える。
ただ休んでいるだけなのに、一個上の世界に自分が行ったかのようになれるこの施設、このアジトが僕は好きだ。

2セット目ではロウリュを担当した。「ロウリュして良いですか」と聞くと「お願いします」と言ってもらえる。みなさんの心の中を覗けるなら覗きたい。してほしくない人はいるのか、したいと思っている人はいるのか。
おそらく恥ずかしくて言い出せない人が多い気はするのだが。

自分がロウリュすると「緊張」と「緩和」が増える。これは僕のイメージなので身体的には分かりませんが
サウナ内(緊張)→水風呂(緊張)(精神的には生き返っている)→休憩(緩和)
サウナ内(緊張)→「ロウリュします」からかけるまで(緊張)→ロウリュ終わって残りを楽しむ(緩和)→水風呂(緊張)(精神的には生き返っている)→休憩(緩和)
この身体・精神のテンションをどう操るかで満足度が変わる気がする。そしてこれはサウナ以外のことでも。

3セット目では器用にロウリュする人に驚かされた。満遍なく。丁寧に。スカウターがあったらぶっ壊れるほどの上級者っぷり。性格なども出て、人の見るのも楽しい。そして何回聞いても音が良い。揚げ物をする音くらい好きである。

2時間はあっという間。

大好きなアルピーチャンネルで見つけたお店【山小屋】に。

店主は職人気質でカッコ良い。一人で丁寧に全てを回していた。もし自分が仕事をする際もプライドを持って働ける環境に身をおきたい。

ハンバーグ、スペアリブ、ガーリックトースト、長芋のスパイシー焼き、ニンニクアンチョビパスタ、コーンスープをイッシャスと食べる。全部自分が想像したレベルの一つ上をいく美味しさであった。

スペアリブってなかなか食べれないので、ここで楽しめてよかった。あの肉肉しい感じたまらん。


ガーリックトースト男爵&コーンスープ姫


スペアリブって美味しいんですね。



ミニストップでアイスを買って食べながら駅へ。あんなにおいしかったっけ。駒沢のミニストップでたまに食べたくなるかもしれない。

いつものように気持ちの良いことをして、食べたいものを食べて、死んだように寝る。こんなアニマルモードの自分を僕は愛したい。

また明日から頑張ろう。

天空のアジト マルシンスパ 様ありがとうございました!励まされました。
また、お邪魔します。

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