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1月に買った本

2022年1月に読んだ本ではなく、買った本の紹介です。

「この本を読みました!」「この一文が良かった!」と書けるとそれに越したことはないのですが。まずは気になった本をAmazonでポチッとしてみる。そして手元に届いた本をまとめるところからスタートしてみる。

そんな、読書したくなる小さな一歩でもいいなと思い、今月買った本をリストアップしておきます。丁寧に読んだ本、パラパラ読んだ本、今読み途中の本、まだ開いていない本。さまざまですが、少なくとも今月何かビビビっと来た本の紹介です。

本を購入し、「いつか読もう」と思ってはいるものの、まだ読まずに放置してある(積んである)状態、あるいはその本を意味する語。 「積んどく(積んでおく)」に掛けた表現である。

積読(つんどく)とは何? Weblio辞書



デジタル・シティズンシップ:コンピュータ1人1台時代の善き使い手をめざす学び

新学習指導要領の英語訳を見ると、情報モラルの英訳がこれまでの「information morals」から「information ethics」に変わっているそうです。

昔は「携帯はダメ」「危ない使い方しちゃいけない」というメッセージが多かったですが、改めてICT機器を児童生徒の文房具のように、そして社会を変えていくツール、武器として。どのように活用していくのか。世界から見た日本の教科情報科の位置付けや、デジタル・シティズンシップ教育について日本語で丁寧に書かれている一冊。

学習者中心の文具にする際は、
①生活全般や学びにおける道具的位置付けと使用頻度を高め必需品にする
②責任ある利用方針のものと、機器の扱いや管理を子どもに任せる
③機器の天板にシールをはったり、画面背景の壁紙を自分の好みに変えたり
といった個性化によって大切に扱うよう促す、などのはたらきかけを行うことが欠かせない。

デジタル・シティズンシップ:コンピュータ1人1台時代の善き使い手をめざす学び
 P.110

この本は、新潟県妙高市の教育委員会の方々とプロジェクトを進める機会があったため。読んだ一冊でしたね。


子どものこころの発達を知るシリーズ10 ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち: 子どもが社会から孤立しないために

こちらの本も上と同じプロジェクト関連で購入。

この本は著者の古川さんが「私もネット中毒」「ゲーム大好き」という一言と、ゲームとの出会いについて丁寧に書かれているところからスタートしているの素敵でした。(個人的には、7ページに及ぶ参考文献だけでも私はとても参考になりました)

児童精神科医の視点から「依存」や「発達障害とゲーム、ネットの使いすぎとの関係性」について書かれています。ネット上でのコミュニケーションスタイル、オンラインゲームの具体的ジャンルから中毒性について、ご本人の経験も踏まえて書かれている一冊。

子どもがいて、スマホばかり見ていてどうしようという悩みがある保護者の方や、関連する教育関係者の方は読んでおいて損はないかと。


クリエイティブ・クラスルーム――「即興」と「計画」で深い学びを引き出す授業法

本屋さんでタイトルだけで買った一冊。
惹かれたのは、即興(インプロ)のキーワード。

目次の一部を記載しておきます。この辺りが気になった人は是非手元にとって欲しい。


創造的な知識を教えるとは
即興を学ぶとは
課題解決学習とティーチング・パラドックス
ティーチング・パラドックスと折り合いをつけるー6つのケーススタディ
創造的な学校の成績表


みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ

長岡先生の新作「みんなのアンラーニング論」今年一番楽しみにしていた一冊。

株式会社エスノグラファーの神谷さん、街を舞台に多様な人たちの活動を支援する青木潤さん、NPOマドレボニータ創設者の吉岡マコさんなど。
私も何度かお邪魔している、長岡ゼミのゲストに来ていた方々のお話を織り交ぜながら、「アンラーニングしながら働く、生きる」こと、そして「学ぶこと」について、長岡先生と対話しているかのように話が進む一冊。


問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術

株式会社MIMIGURI(旧ミミクリデザイン)の安齋さんの新書。塩瀬先生と一緒に書かれていた「問いのデザイン」も良かったので、楽しみにしていた一冊。

こちらの本は同僚と読書会をしながら読み進めているので、詳細はまだ別の記事で。
MIMIGURIが運営しているメディア「CULTIBASE」に関連する記事が上がっているのでこちらをシェアしておきます。


ミラツクフォーラム アーカイブ2016-2019

2016年から2019年の4年間で行われた4回のミラツクフォーラム。そこで登壇された70名の方々と行った33編のセッションの全てを収めた672ページの一冊です。

https://emerging-future.org/news/3239/

NPO法人ミラツクのことが詰まった一冊。ページ数は672ページ。
気になった方は上のページを是非チェックしてみてください。
私が今、下の3つの内容が気になっています。

P91 なぜデザインが大事なのか、僕らで話してみよう。ソーシャルとデザインマインド談義
P.285 私の「やりたい」はなんだろう。一人ひとりのマインドセットから始まる「ソーシャルイノベーション未来」
P.533 未来をよりよくしていくために。社会の盲点とどう関係性を築き直すか?
P.651 イノベーションは「破壊」か「創造」か私たちの対角線上にある価値とは

気になった方は、購入は以下のページから可能とのことです。


学びの本質を解きほぐす

この本は、友人のてっちゃんから紹介してもらった一冊。

誰もが経験している、学校教育や教育経験を冷静に振り返って。何が本質的な問題なのか。読んでいると辛くなる瞬間もあるが、今までと違う視点をくれる一冊。

学力向上ははいわば「万能薬」である。経済政策の問題である「貧困」さえ、学力によって克服できると言われているのだから。近年、「支援」という語が付いた法律(案)が目立つが、その支援の対象は「個人(の努力)」であり、そこから社会的課題はでてこない。(P.98)


怒りたくて怒ってるわけちゃうのになぁ 子どもも大人もしんどくない子育て

2022年1月28日に出版された、学童の支援員(放課後児童支援員)きしもとさんが「怒りたくて怒ってるわけちゃうのになぁ」と葛藤しながら、どのように自分の感情と行動と向き合って来たかが書かれている一冊。

著者の方のTwitterを見てもらうと、本の様子がわかりやすいので。気になった人は以下のツイートから概要チェックしてみてください。


以上が、2022最初のnote投稿でした。

今年は昨年より、発信することを増やしていければと思っています。
是非「いいね」押してもらったり、「この本、気になっていたんです」など感想もらえたりすると、嬉しいです。

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ありがとうございます。ちょっと疲れた日にちょっといいビールを買おうと思います。