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3月に買った本

2022年3月に読んだ本ではなく、買った本の紹介です。

読書の習慣をつくるのはなかなか人によってはハードルが高いかも知れませんが、まずはECサイトでポチッとすることはできる。
本の内容も大事だけど、なぜその本を手に取ろうとしたそのときの感情や願いを記録しておく。

世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

Kindleで既に手元にあったのですが、紙で手元におきたくなって購入。
この春から、システムの変化をどう捉え、コレクティブなリーダーシップを育むために「システム・リーダーズ 実践コミュニティ」に参加しています。

そんな経緯もあって、「システム」について関連書籍読み漁っています。


成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート

上で紹介した「世界はシステムで動く 」と同じ著者である、ドネラ H.メドウズさんが書かれた一冊。日本語で出版されているのが1972年。

これは、どちらかというとロシアが相次ぐ国際法違反をするにあたって、様々な経済制裁を行っている今。この限りある資源の地球。複雑にからみあっている状況で、右肩上がりの成長を企業や国が目指した場合何が、時間の遅れがありながら、どんな結果が起こるのか知りたくて手に取った一冊。


映画アクティブラーニング―ドキュメンタリー映画制作による「総合的な探究の時間」

2月に「夢みる小学校」の映画をアップリンク吉祥寺で鑑賞したのがきっかけで購入した一冊。

購入した一つ目は、映画で教育が変わるきっかけになるということ。学校や教育機関で直接的に関わったり、支援したりすることで何か貢献や変化に関わることはできる。ただ、間接的に映画というメディアを通して、伝えたいメッセージをこれでもかと伝える「映画」というメディアの力を感じたため。死ぬまでにやりたいことの一つに「映画を撮る」を追加しました。

二つ目は、映画をつくる、ドキュメンタリー番組をつくるという活動を通じて、社会の問題や個人の興味を題材にすることで、世界と自己との関係にクリエイティブに気付けるのではないかと思ったから。何より撮影・編集するなかで、一人ひとりの想いや葛藤が生まれる本気の活動だなと。


生物から見た世界 (岩波文庫)

はこだて未来大学のスナフキンこと、原田先生の採集講義に参加したのがきっかけで購入した一冊。

原田さんが考えるデザイン観のなかで、以下の一説を引用していたのが印象的でした。

人間が見ている、触れている、理解しているとされている空間をシャボン玉になぞらえていた。人は一人では生きてはいけない、だから相手のシャボン玉は重なったり触れ合ったりする。だからこそ、わかりたいし、わかって欲しいと願う。
ただわかり合う中でも、カテゴリー・ラベルという壁、コミュニティという壁。色んな、大きなシャボン玉ができあがり境界がまたつくられる。そこの境界を壊すでもなく、少し関係性を揺さぶることが「デザイン」なんだと私は聞いていました。

空間を遮断するそれぞれのシャボン玉によって永遠に取り囲まれたまま・・

ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』

そんな説明のときに上の一節があり、気になってポチッとしていました。


現象学入門 (NHKブックス)

これも上記の「生物から見た世界」に関連し、1個人が自分の生活する世界をどう認識しているのかが気になって手に取った一冊。
今は「知覚するとはなんだろう?」「相手と私が認識したものは一緒?ちがう?」ということをグルグルしながら、読んでいます。

人間は主観を通してしか世界を捉えることはできない

現象学入門 (NHKブックス)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

めっきり小説を読むことがなくなったので、リハビリも含めて読むようにしているのですが。友人におすすめされた一冊。

まだ読み終えていないので、「叙述トリック」がどんなものなのか、私に会ってもまだ言わないでおいてくださいね。


ここまで書いてのリフレクション

改めて誰と出会うか、普段とは違う人や環境との接点で私は本を購入するんだなと。その人がそう発言に至った背景には何があるんだろう。出来れば、複雑なまま、そのまま捉えてみたい。
「あぁーわかった」というよりは、ぼんやり輪郭を掴みたい。その背景には「本質的には人とはわかりあえない。だからこそ、わかりあえないことからはじめよう。そこからしかはじまらない」と、今月購入した本を眺めながら思っていました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。たまに「あの本私も積読でした」「読んだ本じゃなくて、買った本なら私も書けそう」という声をちらほら聞けて嬉しかったです。

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ありがとうございます。ちょっと疲れた日にちょっといいビールを買おうと思います。