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№5273:迷惑な健康思想①「食の欧米化、悪者説」

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、先般読んだ「食関連」の本に「この考え方は間違っている」という表記があり、当たり前に納得した部分が幾つもあったので、本日火曜から金曜まで4回に分けて1つずつ紹介し、土曜に総括をしたいと思います。

というのも、世の中には「インチキ健康法」が出回っているからです。

この類いの人たちはある食品が健康や病気に与える影響をもっともらしく過大に発信しては人々の不安や恐怖を煽っています。

が、その大半は疑似科学レベルで、まともな学術誌では相手にされないものばかりです(と、その本に書いてあった)。

それを4つ挙げます。

まず第1回目は「食の欧米化、悪者説」です。

自称専門家の中には「戦後、食が欧米化したことによって日本人の病気が増えた」という人がいます。

偏りが激しい人になると、これを「アメリカ(GHQ)の陰謀だ」と言ったりします。

この類いの人は「陰謀説」とか「悪者説」が大好きですが、ここまでいったらもう終わり。

完全に洗脳されています。

しかし、その一方で「食が欧米化したおかげで、それまで日本人に 不足していた動物性蛋白や脂肪の摂取量が増えたため、日本人に栄養状態はよくなり平均寿命も延びた」という学説もあります。

「このどちらが正しいのか」ということを議論したいのではありません。

そんなことをやっていても水掛け論にしかならないので。

私が言いたいというか気づいた方がいいと思うのはバカバカしいことに翻弄されるべきではない」ということです。

普通に考えれば「食の欧米化=日本の病気増」なんていう一直線な因果が成立するわけがありません。

肉、パスタ、ワイン・・むしろ食の欧米化によって私たちの生活は豊かになったと考えるのが一般的でしょう。

日本人に限らず、食により病気が増えるのは「過剰」か「不足」になっているからです。

「食の欧米化」のせいではありません。

「和食を食べ過ぎている人(または栄養不足な人)」と「欧米食を適量食べている人」ではどちらが病気になりやすいかを考えてみてくれって話です。

結果は実験するまでもなく明らかです。

食に限ったことではなく何事もそうですが、物事の「リスク」にだけ目を向ければ、いくらでもマイナス要因をあげつらうことができます。

これを「正義中毒」といいます。

普通に考えればわかる。

「食の欧米化が悪者」のわけがありません。

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