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詐欺を防いで表彰された話②

こんばんは、模範市民です。

昨日から模範市民という謎単語を使ってますが、
これって本当にある単語ですか?


模範囚は聞くけど、模範市民はどうなんだろう。


というわけで、自慢シリーズの続きです。
part 1を見てない方はコチラからどうぞ。


【第三章:あなたが詐欺師に見えたわ】


「ひぃぇええっ!?!」

おばあちゃんはそう絶叫して飛び上がりました。

「ちょっと!!なんですか!?触らないでください」

声を掛ける時に肩をトントンとしたことを
叱責されながらも、先ほどの話を伺います。

おばあちゃんの話は以下でした。

ATMで手続きすると、市役所から補助金がもらえる。
担当の人と電話しながら、その手続きをしていただけ。
だから、心配いらない。心配してくれてありがとう。

しかし、模範市民の目は誤魔化せません。

いつか必要な時が来るかもしれないと
詐欺系の記事は毎回チェックしていました。

直近、県内で被害があることは知っていたので
これが俗にいう還付金詐欺か、と分かりました。

ただ、おばあちゃんも年寄り扱いするなスタンスで
どうしても引いてくれません。

ばあちゃんが
明細を財布に入れているのを見ていたので、
最後にそれだけ見せて欲しい、とお願いしました。

50万円の振り込み明細でした。

すぐにおばあちゃんに確認してもらい、
警察に連絡を入れました。

おばあちゃんは混乱ていましたが、
なんとか自分の状況が理解できた様子でした。

ただ、前回の記事にも記載したように
振り込め詐欺は1度振り込んでしまったら、
回収できる見込みはほとんどありません。

一か八か、おばあちゃんに
振り込んだ銀行と支店を聞き、
すぐに銀行にも連絡を入れました。

詐欺という単語を出した時の
銀行の方々の連携は本当に迅速で、
すぐに振り込み停止の手続きをとってくれました。

しかし、1度振り込んだら
取り返すのはやはり難しいらしく、
見込みはかなり薄いとのことでした。

警察が来るまで暫く時間があったので、
おばあちゃんと雑談していました。

その中で、
各所への連絡の手際が良すぎて
「あなたが、詐欺師に見えたわ」という
お言葉を頂きました。

ただ、それは冗談だったらしく、それ以後、
なぜか私のことをずっと神様と呼んでいました。

おばあちゃんは警察の人に説明する時はずっと、

この神様が〜…
ここにいる神様が〜…

と私のことを呼んでいました。

自称「神」より、他称「神」の方が
恥ずかしいことを初めて知りました。

→次回
【最終章:これぞ神の力!てか、なんで神?】へ続く

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