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監査法人時代の働き方

3月末になると、初社会人時代を思い出します。
私は新卒で監査法人だったので、もう退職して何年にもなりますが、やはり当時のマインドや仕事に打ち込んだことは記憶に強く残っており、今につながっていると思います。

本日は当日の働き方を振り返り初心を取り戻しながら、これから新社会人として働く皆様のの参考になればと思ってます。

期限を決めてがむしゃらに働く

公認会計士になるには、実務経験と修了考査(旧三次試験)に受かる必要があり、それまで(約3年)監査法人で学び、公認会計士になったらキャリアを考えようと思ってました。(監査法人に残るという選択肢も含めて)

なので、もしかしたら監査法人で働けるのは3年しかないかもしれないと思い、会計士の独占業務である監査をせっかくできるのだからとことん学んでやろうと思ってました。

なので、今のご時世あまり褒められたものでないかもしれませんが、先輩を休日呼び出して教えてもらったり、年末に単発の実査や内部統制評価等の仕事の募集があったときはすぐ「やりたいです」と応募してました。
※メールで募集があったのですが、当時の監査チーム内で「だれが好き好んで年末働くんだよ笑」みたいな話で盛り上がってたので、応募してたことは言えませんでしたが。。。。

一生やろうとすると永遠で途方に暮れてしまいますが、数年単位の目標に区切ると、モチベーションが続くと思います。

どうせするなら予習の残業をする

これは私も当時アドバイスを受けたものです。
心の持ちようのような話ですが、今日終わらなかった仕事を残業して終わらせるのではなく、明日やる仕事の一部を残業で取り組んでました。
(残業を推奨しているのではなく、監査法人は入社と同時に繁忙期なので、どうせ残業するなら予習の残業にしようぜという文脈です)

これかなり効用がありまして、終わらない→焦る&モチベーション下がる→疲れる→焦って仕事が余計終わらないというループになりがちです。

予習の残業をすると、明日やることの全体像が見渡せている→心に余裕が生まれる→次の日の作業もはかどる→モチベーションがあがるようなサイクルになります。

同じ残業をするにしても、一日前倒すだけで天と地のような差が生まれるのです。
要は最初はスタートダッシュがやはり大事かなと思います。

優秀な上司からはたくさん学び、できない上司からは仕事を奪う

優秀な人と働いた方が間違いなく成長しますし、楽しいです。ただ上司は選べません。。。監査法人はPJチーム単位で動いているので、比較的上司は変わりやすく、嫌な人と長く働かなくても済む反面、いい人ともずっと働けません。

できる人と働く時はその人の行動をよく見てマネしてみたり、仕事の内容や疑問点をよく聞いていました。
できない人働く時は、自分が仕事を奪っていくようにしていました。

以前の記事でも少し書きましたが、仕事は誰がやって良い、やっちゃだめということではないため、その人から学ぶことがないのであれば自分が積極的にチャレンジしてました。

ライバルは同期ではなく先輩

私の同期は比較的仲が良く、ほぼみんな監査法人をやめてますが今でもちょくちょく会ってます。

監査法人は先ほど申し上げたとおり、PJチーム単位での仕事になるので、大きなチームでない限り、同チームに同期がいることがなく、新入社員は一番下っ端になります。
なので正直同期の働きぶりもあまりわからなかったという環境のせいもあったと思いますが、自分との比較対象は常に先輩でした。

なぜ、先輩にできてい自分にはできないのか?先輩はどのように仕事に取り組んでいるのか?、どうやったら勝てるのかを常に考えてました。
ちなみに監査は前期調書といって、前年実施された監査手続きが残っており、それを参考に今期の監査を実施します。
そもそも前期調書があるのだから、昨年の先輩よりはより効率的かつ高品質に仕事ができて当たり前なのです。

監査以外でもそうだと思いますが、仕事は他の人の成果の積み上げの上に成り立っているので、少なくとも先輩の一年前と同じでは不合格で、それを超えるのは当たり前、むしろ今の先輩を超えるにはという意識を常にもってました。

余談ですが、最初は全先輩が全知全能に見えるのですが、
①「自分もこの年次(職位)になったらここまでいくんだろうなという人」
②「自分が同じ年次になった時この人のようになれるのだろうかという人」
という先輩が出てきます。
①はただ数年という経験だけの差ですので、そこは冷静に割り切ってできない自分を卑下する必要は全くありません
②のような人に出会えたらラッキーでできる限り一緒に働けるよう頑張ってました。

最後に

仕事がすべてではないないですが、今後かつてないほどの長い時間を投下することになるので、仕事を楽しめれば人生も楽しくなると思っています!
仕事を楽しむにはそれを好きになることが一番ですが、仕事を通じて自分の成長が実感できたり、誰かの役に立つと思えると好きになれるものとも思いますので、新入社員の方は是非頑張ってください!

私も初心を忘れず日々成長!

以上

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