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2020年見た映画ランキングベスト10

2020年の年始に書いたnote、「2020年のやりたいことリスト×50」に入ってた1つがこちら:

💡 22. 映画50本見る

映画をたくさん見ようと思ったきっかけはレシート買取アプリのONEがβ版で出してた映画見放題サブスクサービス「PREMY」でした。前々から映画もっと見たいと思ってたし映画を見る機会今後も増えそうだしこのサービスを使って映画をたくさん見ようと思いたった矢先、残念ながらコロナ自粛の影響か2020年4月にサービス停止となってしまいましたが、映画をたくさん見るきっかけをくれた素敵なサービスでした。

その後は御存知の通りコロナ自粛になり映画館もなかなか行けず、Netflixやアマプラで映画を少しずつ見てました。視聴履歴を見ながらリストアップしてみたところ今年は映画計41本見てました。8月くらいから旅に出るようになってからはほとんど映画を見る時間がとれなくなってしまい、目標の50本には一歩及ばなかったけど、自粛期間中にたくさん見といたおかげで40本以上見ることができたのは年間でみたら過去最多でした。
41本の内、映画館で見た新作映画は計11本地上波放送で見た映画は5本、その他はVOD視聴という結果でした。

各映画のレビューはstand.fmでもけっこう話していたので気になるのがあればよかったらそっちも聞いてください。各リンク載せておきます。中には言いたいことが多すぎて前編/後編に分けたり、興奮しすぎて長々と30分以上も話してる回もありましたすみません。(最近旅の話しばかりで映画の話あんましてないので少し遡る必要あります👇)

見た映画をランキング順に並べたので、新作旧作合わせて今年見た映画トップ10を紹介します。今年は5点満点の評価で内訳は下記:
1位 ★4.6:4本(内新作×2本)
2位 ★4.5:4本(内新作×0本)
3位★4.4:4本(内新作×2本)(トップ10にするため旧作2本はランキングから外してます)
では順番に紹介していきます!

第10位:ジョジョ・ラビット(新作)

10位は2020年1月公開したジョジョラビット、こちらは映画館で見ました。ドイツ青年団に加入したい10歳の少年ジョジョと「イマジナリーフレンド=想像上のお友達=ヒトラー」というお話。全体的にウェス・アンダーソン作品みたいな世界観も好みだし、物語が進むにつれジョジョの考え方が変わっていくにつれて画面の視野も広がっていくのが良かった。笑いあり涙あり、心あったまる1作でした。Heil Hitler!

第9位 TENET(新作)

今年の最注目映画?だと思いますが、ランキングは9位。もうめちゃくちゃかっこよくてハラハラして頭も使って素晴らしい映画だったし、映画館に2回見に行くくらい好きだったんだけど、ちょっと注目され過ぎてしまい「TENET見てないの?」とTENETマウンティングがはじまるくらいの人気作になってから、少し自分の中でTENET熱が冷めてしまいました。ただ同じ映画を映画館で2回見ることあまりないんだけど、1回目と2回目で全く印象が変わる(というか主役が変わる!)サプライズは面白かった。

standfmの収録では2回に分けて、2回目はおゆう君とコラボライブしながら感想を言い合う配信をしてました。楽しかった。

第8位:リメンバー・ミー

こちらは今年2月くらいに金曜ロードショーで視聴、ピクサー作品がランクイン。ランキング唯一のアニメ作品。メキシコを舞台にしたストーリーで、死者の日(日本で言うお盆、ただしんみりする日ではなく明るく楽しく歌いながら祝うハッピーな日)に主人公のミゲルくんがあの世とこの世を行ったり来たりして家族について解き明かすような作品。ピクサーには珍しくミュージカルの要素もあるし、何よりも細かい描写含めメキシコへの敬意がすごい。リサーチだけで6年かかってたらしい。そして不覚にも最後のリメンバーミーの歌で泣きそうになった。てか泣いた気がする。リメンバーミー♪(ちなみにオリジナルはタイトルがミゲル君のおばあちゃんの「Coco」だけど、絶対「リメンバーミー」の方が良いナイス和訳でした)

第7位:レディープレイヤー1

こちらも金曜ロードショー、stand.fmでライブ配信しながら見てました。どっかに旅した時に飛行機の中で見てたので2回目の視聴でした。舞台は2045年の荒廃した世界、人々はリアルとVR世界を行き来する生活、ある日VRの世界の創始者が亡くなりワンピースのゴールド・ロジャーばりに「この世のすべてを置いてきたから探してみろ」とプレイヤーたちに挑戦状を出す。ストーリー展開も面白いんだけど、何よりいろんな映画やゲームのキャラクターが隠れ出演してて、宝探しみたいな感じでお祭り状態なのがめちゃくちゃ面白い。スピルバーグの過去作品キャラから僕が大好きなシャイニングの名シーンなど、見どころ満載な映画です。

第6位:ベイビー・ドライバー

こちらは配信、2回目の視聴。1回目は2018年の森の映画祭でした。カーアクション×ベッタベタなラブストーリー映画なんですが、もうなんといっても音楽(音ハメ)が気持ち良すぎる。一時期サントラ聴くのもハマってた。あとヒロインのデボラ(映画シンデレラにもでてるリリー・ジェームズ)がまた可愛いのなんの。スカッとしたい時にぜひ。(この文章書きながらサントラもかけたよね)

第5位:愛がなんだ

こちらランキングに唯一入った邦画、2019年の作品。三角関係を描く恋愛映画ではあるが、いわゆるドラマチックなキュンキュン恋愛映画ではなく、とても現実的な、現代的な、あー分かるううううーという、感情移入しやすい作品だった。さすがは「ダメ恋愛映画の騎手」今泉力哉監督の作品。きっと男目線で見るか女目線で見るかで意見は分かれそうな映画。公園で中原が涙するシーンは胸がキュってなるよ...あと意味深なラストカット🐘
好きすぎてstandfmは前編後編2回に分けて収録してます。

第4位:時計じかけのオレンジ

ちょっと名作すぎてランキングに入れるべきか迷いましたが、一応今年もう一度配信で見直してさらに好きになった映画なのでランキングにいれました。
1971年公開、スタンリー・キューブリック監督の作品。サイコ、エロ、グロ、恐怖、暴力、政治、皮肉、トラウマ...いろんな要素を1つにしたようなもはやアート作品。見終わった後は美術館鑑賞した後くらいの気持ち。主人公Alexがまー悪さをするはレイプをするはもう散々なんだけど、更生させるために行われるルドヴィコ療法見てるだけで痛いというか居心地悪くてムズムズする。公開から50年も経つのにいまだに作中の衣装や小道具1つ1つがオシャレで色褪せないのがすごい。何度でも見返したくなる。

第3位:1917(新作)

こちらは2月に映画館で鑑賞。アカデミー賞で撮影賞、視覚効果賞、録音賞を受賞した作品。第一次世界大戦中、イギリスの兵士(伝令兵)がある情報を伝えに行くというシンプルなお話。任務を受けてから実際に動き出すまで5分もなかった気がする。話しは単純だけど、なんといってもワンカット(風)の撮影がすごい。戦場を死にものぐるいで走り抜ける感覚。没入感。もはや映画館に座って見てるのではなく、テーマパークのアトラクションを体験してるくらいの気持ち。2時間の映画だけど2日間の出来事。もう1回見たい。

第2位:ミッドサマー(新作)

これはもう、賛否両論ありそうですがランキング2位はミッドサマーです。見終わった後の「What the fuck was that...」感、映画館の席でしばらく呆然としてたのを覚えてます。鬼才アリ・アスター監督曰く恋愛映画ですが、ホラー飛び越えてサイコ宗教ファッキン映画ですねあれは。
主人公ダニーと恋人のクリスチャンと友人たちがスウェーデンで白夜を祭る人たちが住むホルガ村に向かった。最初暖かく迎えるホルガ村の人たちだったが徐々に不穏な空気が...という映画。この映画の評価ポイントは伏線がめちゃくちゃ多いところと、時計じかけけのオレンジばりに色や構図や音やカメラワークにこだわってるアーティスティックなところでした。こちらも好きすぎてstandfmでは前半後半合わせて1時間くらい話してます😇

第1位:君の名前で僕を呼んで

2018年アカデミー賞で脚色賞を受賞、今年はステイホームな中の開催となった夜空と交差する森の映画祭で見た作品。もう、とにかく美しい...夏の間に訪れたイタリアの別荘地で出会ったエリオとオリヴァー、男性どうしの恋愛の話だが、なんだろう、たまたま男性どうしってだけであって、男女の恋愛を見てるのと何も引けを取らない。最初は牽制するエリオ、それがだんだんオリヴァーに惹かれていく様子がまるでキャンキャン嬉しがる子犬とずっしり構える大型犬のよう。大事なシーンのフォーカスをあえて外して想像を揺さぶるカメラワークも素敵。そしてところどころで重要なアイテムとして描かれる「桃」。男性の経験はないしその気もないんだけど、けどなんか「この気持ち、この行動、この言動、分かるーーー!!!」って気持ちになってしまうのはなんでだろう。そして印象的なラストシーン。あのクレジット流しながらの長回しカットはとっても考えさせられた。今年見た映画の1位にさせてもらいました。

なんと、あろうことか君の名前で僕を呼んでだけstandfmで収録してなかった😂ので時間ある時に録りたいと思います。

というわけで、トップ10はこちらでした。

1: 君の名前で僕を呼んで
2: ミッドサマー(新作)
3: 1917(新作)
4: 時計じかけのオレンジ
5: 愛がなんだ
6: ベイビー・ドライバー
7: レディープレイヤー1
8: リメンバー・ミー
9: TENET(新作)
10: ジョジョ・ラビット(新作)

ついでに今年見た映画で評価4.0以上のスクショ(Notion)も載せておきます。

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2021年も映画たくさん見れますように。

ではまた👋

ken

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