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【振り返り10】自転車を買いに

今日のドイツ

2月13日火曜日
久々に寒いなと思うような朝でした。気温2度。
でも日中は寒さが和らいできましたかね。
ちょっと前に自転車の調子が悪いと書き
週末に自分でいじりましたが
今日出勤中にリアディレイラーのギアが吹き飛びました笑
明日にでも自転車屋に行ってみよう。。。
というわけでタイミングもいいので自転車を買ったときの振り返り・・・。

たかが自転車買っただけなのになんか色々考えたタイミングでした
なんか1人で外国要ると考える時間が増えません?
そんなことまで疑問に思う?ってことまで考えたりする
脳が暇なんでしょうね笑


足が欲しい

着いて早々交通手段がないことを露呈
車の支給はありませんし、車の購入はキャッシュの問題で個人的には論外
では自転車通勤ですなwww(大学生以来だー)

ということで自転車屋さんへ
ドイツ語では「Fahrrad(自転車)」
まぁー30000円くらいの自転車でも買うかととぼとぼ徒歩で自転車屋さんへ

すげー種類!!

一番安いやつでいいからください!と英語の通じる店員さんに相談
店員さん「使用用途はなんですか?」
わたし「主に通勤ですね。オフロードとかは考えていません。」
店員さん「日本の方ですか?」
わたし「そだよー。。。」
店員さん「だったらShimanoのギアがいいね!」
え?Shimano以外のギアってあるの?
ある様子でしたが、すごいShimanoを推していただきました
なんせ私も釣り人の端くれ・・・Shimano一択です笑

興味ない人には関係ないですが、釣り道具について私はShimano派です。
もうそろそろ釣行記もアップしたいですね。

意外なお値段

勧められた自転車の値段は700€(これでも安い方でした)
電動ではないし、いわゆるロードバイクでもありません。
クロモリT字バーのシティーバイク・・・・・
ぼったくられたかと思うくらい高く感じました
でも足がないのは問題外
まぁー整備も自分でしながら乗るかなんて考えて
現金がなかったので日本のクレジットカードで購入・・・
当時はまだ144円くらいだったかな。。。。
今買うと思うとぞっとします

我が相棒

購入物@自転車屋さん:計1000€超え

  • 自転車

  • キーチェーン:チェーンの長さやセキュリティーレベルにより価格差あり

  • ヘルメット:車が怖いから購入(着用義務はありません@ドイツ)

  • 反射材付きギプス:通勤用のバックパックに着けてます

英語の取り扱い書
ありがたい
警備員のやーつ

別日に購入(結局必要になったもの)@ホームセンター:計180€くらい

  • 空気入れ

  • 簡易の工具:応急処置用(何度も救われています)

  • オイル:チェーンメンテナンス用

  • パーツクリーナー:チェーンメンテナンス用

  • 化繊のタオル:雨の日やメンテナンス時に使用

  • 専用ブラシ:チェーンの汚れや砂を落とす用

  • エアダスター

何気に1番大事かも 簡易工具
ホームセンターで買えます
上がパーツクリーナー
下がエアダスター

日本から持参して使えたもの

  • モンキーレンチ

  • ピンセット

  • ワイヤー用ペンチ:ワイヤーに金属パーツをカシメるペンチ

  • 使い捨て用のニトリル手袋:脱脂剤を使うので手の保護です

なんだかんだで自転車屋さんでは1000€超えました。高い泣
メンテナンス用品も買うとなると結構面倒ですが
これはそんなに高くないです。
日本にいるときより、自転車にとっては過酷な条件で
毎日運転するため。メンテはまめに。。必要経費ですね。
ちなみに日本では自転車は持っていません!メンテは独学で実施中。
弱虫ペダル読んだくらいです!

ところでなんでこんな高いの?ー自転車大国 ドイツー

ーーー何か理由があるのかな?と疑問に思い・・・お家で検索ーーー
まずは保有率について見てみました。
個人的にはヨーロッパで自転車といえば“オランダ!”という印象
※とはいえソースはすべてネットなので参考程度にですよ。

https://rankingroyals.com/infographics/top-10-countries-with-the-highest-bicycle-usage/

国民一人当たりのの自転車保有率(2019年度)
やはりオランダが世界1位 ドイツは世界3位 日本は世界7位
コロナが蔓延した後変化しているかもしれませんが
過去の統計を見てもTop10はTop10のままなような気がします。
ドイツの保有率高いんですね。確かによく思い出すと自転車専用道路が多い・・普及しているわけだ!
あと北欧も多いんですね。
余談ですが日本の紹介記事も観てみてください。(写真下にリンクあり)
ママチャリは独自の文化と紹介されている。たしかにーーー。

自転車産業@ドイツ

こんな資料もありました。
ZIV:Zweirad-Industrie-Verbandとは、ドイツ二輪産業協会の事のようです。原文は多分これかな?⇒https://www.ziv-zweirad.de/marktdaten-archiv/

2022 年のドイツ国内の流通台数(生産と輸入から輸出を引いた台数)は 542 万 台と、前年に対し 48 万台増(約 9%)となった。 ZIV は「ドイツにおいて自転車及び電動自転車市場は大きな可能性を秘めてい る。自転車及び電動自転車は高品質のモビリティとして、またレジャー製品とし て進化しており、需要が示すように、この品質は消費者に高く評価されている」 とし、「2022 年の平均販売価格は自転車 500 ユーロ、電動自転車 2,800 ユーロと 電動自転車がますます高価になっているが、今日の顧客は高品質の商品を求める。 自転車及び電動自転車が新たに評価されるようになり、自転車業界自体も大きく 進化した。商品のデザインや技術革新は成長する市場の重要な原動力となってい る」としている。 また「コロナパンデミックによるサプライチェーンの問題は過去のものとなり、 メーカー及びディーラーの倉庫は非常に充実している。パンデミックに関連した 生産前の高コスト(原材料、部品、輸送コスト等)の時代は終わり、価格の優位 性は顧客に引き継がれる。今こそ、新しいバイクを手に入れる絶好の機会であり、 電動自転車を購入する時である。政治的にも、キーワードはモビリティの方向転 換で、自転車産業は未来の大量輸送手段を提供できるし、レジャーや休暇での使 用の可能性は非常に大きい」としている。 さらに「ドイツ自転車業界は、サプライチェーンの問題をうまく解決している。 ウクライナでの戦争とその結果は予見できなかったが、ZIV メンバーの大多数は、 この課題もうまく解決できると信じている。自転車や電動自転車への関心は引き 続き高く、今後数年間で安定した成長とイノベーションの促進が期待される。ド イツ政府においても課題をクリアし、国民が日常生活や自由な時間に安全かつ快 適に自転車に乗れるようになれば、自転車の国としてのドイツを、使用において も製造においても妨げるものは何もない」と述べている。

日本語訳兼資料:自転車産業振興協会HPより
https://jbpi.or.jp/wp-content/uploads/2023/04/rep_eu_20230427.pdf

ほんの小さな面でしかないですが、興味深い内容ですね。
しかしZIVの2023年の見通しは、またさらに違う様子。。。
こんなにも自転車産業が盛んとは存じ上げませんでした。
特にe-Bikeはすごいんですね。

感想戦

まずもって自分が知らない産業をこうやって見ると面白い!
もちろん根拠としてはn数は少ないのですが
夕食後の暇つぶしには十分です。ひとつまた興味がわきました。

でも・・・なぜ自転車が高いのか謎である(≒日本が安すぎるのか?)
ここからは個人の考察ですが
・数量:大量に自転車が普及=廃棄も大量
・背景や国内の考え方:リサイクル等の意識の高いドイツ
・他国との比較:それなりに所得の高いドイツ
・Made in Deutschland!!!!!
よって・・・・
⇒いいものを長く使う?が習慣的に?
⇒簡単に捨てないように(簡単に買い換えないように)?がデフォルトに?
⇒初期価格を高めに設定?
ということで自分を納得させました笑

日本が安すぎる?という考え方も頭には浮かびましたが・・・
自転車を使用する環境を考えると、ドイツの道路や自然は日本より過酷なような気がするので、価格を抑えるよりタフな作りで長く使えるモノづくりをするのかなと、考えました。

にしても高品質を求めるといって
自転車平均価格:500€
e-Bike平均価格:2800€
は、お高い笑
街でよく見かける電動自転車に坂道で抜かれると少しイラっとします笑
太もも鍛えなくては・・・・

どなたか価格設定の謎について何かご存じの方がいたら教えてください!
続く

夏には自転車で釣りに行くヨォ

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