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心のケアはあせらない

心療内科への通院が始まって早1カ月。
先月は毎週1回の通院だったが、体調も落ち着いてきて2週間に1度となった。

当初はしんどすぎていつから休職しようとばかり考えていたのだけれど、幸い処方してもらった薬が合っていたようで、心身の重だるさや辛さがなくなり、結局休職せずに仕事は続けている。
上司にも状況を伝えているので、きつい時はこまめに休みながらスローペースでやらせてもらえているのもありがたい。

そんなわけで昨日は2週間ぶりの通院。
医師に2週間の様子を伝えて、可能であれば朝飲んでいる薬をやめたい旨を伝えた。体調は落ち着いてきているのだが、薬による眠気が続くためだ。

「じゃあ、まず朝飲んでみない日を作ってみて、様子を見てください。薬は処方するので、やっぱりしんどかったら飲んでください」

なるほど、石橋を叩いて渡りながらの減薬ということか。

「薬のおかげでだいぶ安定してきたので、薬を飲まなくなってもこの状態がキープできるようになれたらと思っています」
と、ぽろっとこの2週間考えていたことが口をついた。
するとすかさず
「はい、でもいきなりやめるのではなくて、1つずつ様子を見ながら減らしていきましょう」と諭された。

ああ、また出てしまった。せっかちの悪い癖。
20代の時に自律神経失調症で通院した別の病院でも、休職して1か月後に体調が少し回復したからとリハビリがてら免許合宿に行くことを伝えたら、呆れ半分で止められたことを思い出した。

家に帰って夫氏にそのことを伝えると
「先生もたくさんの人を診てきただろうからね、そんなにすぐに薬をやめましょうとはならないんじゃない。長い付き合いになると思ってるよ」と冷静な返答がきて、「おっしゃるとおり」と膝を叩いた。

せっかちかつ、常に動いていないと気が済まない性格はそう簡単には治らない。動き出すまでには時間がかかるが、アクセルを踏みだしたらそのままだ。
今までと違うのは、身近にブレーキを踏んでくれる夫氏や医師がいてくれること。助けを借りながら、徐々に軌道修正していこう。

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