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ロリ(変顔)注意。

手塚治虫先生とロリ(汗💦)

ピノコ(「ブラック・ジャック」)


「表現と規制・続き。」の項でピノコを描いていて気づいたのですが…

ヘッダー画像についてはツイッターでのPR画像を兼ねるので、幼女キャラであればなるたけそっち方面の方々にもアピールするようロリ美少女っぽく描くのを心がけておりますが、(⬅…コルァァァ…👿)

実はピノコにはこの美少女要素が足りない❗❗

というのも、例えば手塚先生の他の幼女キャラ、ウランやメルモは、ぱっちりお目目に小造りながらも通った鼻筋でしたが…

ピノコは鼻ペチャ気味の上に下膨れでお口もちょっと大きい、アレンジ加えてもなかなか萌え顔にならないという…❗

一体なぜ…❓と考えてみたところ、
諸外国では小児性愛に関する規制が日本よりずっと厳しいのは前項で述べた通りですが、
実は漫画作品執筆当時にあっても、自主的ながらそちらの配慮が当然必要だったせいではないかと…❓

つまり、「鉄腕アトム」ウランはアンドロイドでもあり、かつ家庭は両親と兄弟がいてごく普通、”小児性愛の対象”的な状況にはありそうになく特段の配慮は必要なし。

対して「ブラック・ジャック」ピノコは若い独身主人公の養女とおぼしき位置(これだけでも相当ヤバいですよねぇ…「SPY×FAMILY」みたいに母親ポジションがいるわけでもなし)。よって過度に性愛的にならないよう、いかにも男性の目を惹きそうな容姿に描くことは回避した…❓

そればかりか有名な「アッチョンブリケ」の凄まじい変顔を加えることで(アレに比べればアーニャの変顔など可愛いもんです)、萌え要素を更に減じたと。
(つい最近、近所で小学生もしくはそれ以下の子供さんが「アッチョンブリケ~❗」と叫んでました。一体どんなルートで伝承されてるのか…。)

チョコラ(「ドン・ドラキュラ」)


「ブラック・ジャック」の後作品として描かれた「ドン・ドラキュラ」では、ヒロイン・チョコラは主人公の実の娘で、従って特に配慮無く14歳くらいの美少女に描かれています。(もっとも主人公がチョコラの血を吸う場面なんてのがあり、いささか近親相愛的ないかがわしさは漂ってましたねえ…)
すっぽんぽんになる場面も度々あり、いいのかコレ😳…と思ったけど、よく考えたらチャンピオンは本来ホラー雑誌ですが(そうだっけ❓)、元祖ロリ作家たる吾妻ひでお氏を輩出し、その後も一時期内山亜紀氏・千之ナイフ氏を起用してロリコン雑誌になってましたっけ…

どろろ(「どろろ」)

これに対し同じ秋田書店雑誌で「ブラック・ジャック」以前に描かれ、ブラック・ジャックとピノコの関係性の原型とも分析される「どろろ」では、主人公は幼くはない少年で、なおかつ対象年齢層が低く想定されているせいもあってか、ヒロイン(何たる違和感…🤨)・どろろは途中まで性別すら偽っているという奥ゆかしさでした。(絵的にもまあるいお顔と鼻、萌え要素などほぼない古典的ワンパク主人公顔。)
このどろろが成長し、主人公・百鬼丸と再会して、二人の子孫がブラック・ジャックだ…というウソンコ設定が、ファンの間では半ば公式になっているとかいないとか。

萌えないヒロインのお顔はこちら⬇

吾妻ひでお先生ほかチャンピオンロリ作家

前述のチャンピオンロリ作家のうち、吾妻ひでお先生は手塚先生と同時期に連載されてて、「失踪日記」によると代原(原稿が〆切に間に合わない際に穴埋めを執筆する)までされており、交流もあったようです。
ブラック・ジャックも登場するTVスペシャルアニメ「ブレーメン4」で、パーティのシーンにおいて有名な吾妻キャラ〈なはは〉(ロリじゃなく不条理キャラ)が見られます。(隠れキャラなんてもんじゃなく画面を堂々と横切って行った)まさか本人が来て落書きしてったんじゃ…。(何せこのアニメ、ヒロインからしてケモナー歓喜のネコ娘キャラ😺である。)

〔これを執筆するため検索かけてたら、ランドセルしょったロリ少女が大活躍する《DAICON3(第20回日本SF大会)》オープニングアニメ(のちのGAINAXの母体となった製作集団の手による)を手塚先生がいたく気に入られていたという歴史を発掘してしまった…http://www.gainax.co.jp/wp/archives/daicon3-memory_08/
せ…せんせい…😅〕

千之ナイフ先生は、「ブラック・ジャック」のリメイク企画「ブラック・ジャックM」で『身代わり』のエピソードを描かれてました。ゲストロリのスージーのみならず、原作では登場しないピノコまで出てくる…まあそうでないとロリファンの待望に応えられませんか。

ヴァンパイア・ロリータ

先の項で手塚治虫先生「ドン・ドラキュラ」のチョコラに触れましたが、ヴァンパイア・ロリータといえば萩尾望都先生「ポーの一族」メリーベルが挙げられます。

よくトム・クルーズ&ブラッド・ピットの「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」がこの「ポーの一族」との類似が語られますが、美男二人の愛憎に加え、ロリパイア(どんな略称だ)が登場する点も共通しています(クローディア=中の人キルスティン・ダンストはのちスパイダーマンの彼女メリージェーン➡メリー繋がりを発見しましたがさすがにこれはただの偶然でしょう)。
ちなみに両作とも、特にガチ801というわけでなく、なんとなくそんな雰囲気…という点も共通しています。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の方は結構仲悪くて暴力沙汰になるところすらあります。個人的には荒木飛呂彦先生「ジョジョの奇妙な冒険」、第一部でジョナサンがディオの口車に乗せられていたらーみたいな印象も抱いております。

で、メリーベルですが、13歳の彼女にご執心の22歳の青年貴族オズワルドは、少女だったと思われる彼女の母を愛人としていた父共々、”ロリータ・コンプレックスな血筋”として仲間内からからかわれます(ちなみにこの時メリーベルはまだ人間、オズワルドは彼女が異母妹と判明し想いを諦める)。ロリータ・コンプレックスなる用語の日本の漫画における初の使用例であった可能性があります。但し現在単行本に収録されている内容は出版時に加筆修正されたものであったため、wikiにある和田慎二先生「キャベツ畑でつかまえて」に先行していたかどうかは微妙なところです。

メリーベルはこの後ロリパイアとなり、クローディアと同じく”ずっと美少女のまま”となります。(両名とも”永遠に…”とまではいきません。)

「ポーの一族」には他に、吸血鬼少年エドガーとアランが幼い少女を“人形に見立てて”育てるエピソードがあり、その少女の名前“リデル”はまさに、一説にロリコン崇拝対象の元祖ともいわれるアリス・リデル(ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」の着想のもとになったとされる)に由来するものでしょう。
(前述の和田慎二先生「キャベツ畑でつかまえて」の方はまんま「アリス」が元ネタですね。)

ヴァンパイアヒロインは、その後もいろいろなコンテンツに登場します。

直近ですと、コトヤマ先生「よふかしのうた」あたりでしょうか。この作者氏の前作では、ヒロインがまんまアンミラ(アンナミラーズ=萌え系エプロンドレスの制服がことさらに注目を集めていたレストラン)コスですが、「よふかし」は特にロリ性は感じられないようです。

宮崎駿氏とロリ

手塚先生の宿敵(ということに社会的には定着してしまった)にしてアニメ界の巨匠のこのお方、実は「ルパン三世カリオストロの城」で、アニメ界にロリコンテンツを定着させたという見方もあります。ご本人はそういう扱いを快くは思わず、ナウシカが”美少女”と形容されることにも抵抗を示していたとか。

17歳で嫁にも行けるクラリス(「カリ城」)や16歳のナウシカが本来ロリの範疇かは微妙なところですし、12歳のラナ(「未来少年コナン」)は10歳と幼い主人公コナンにとっての、性愛より前の段階の存在として描かれます。「ラピュタ」シータと主人公パズーは共に13歳ですが、時代の感覚としてはこれもプレ性愛と解釈していいでしょう。(「ナウシカ」映画でナウシカが同い年のアスベルと腐海の底で一夜を過ごすシーンがあるが…これは気を回すと大変アブナイ😳。大方薄い本界隈ではあんな話やこんな話がまん延…⬅ヤメロ。)

いずれにしろ、ロリコンテンツ性という物は、歳の近い少年と戯れていても特に感じさせないものですが…
クラリス、ラナ、シータの場合、野望ゆえに彼女らを力ずくで支配し、傷つけようとさえする禍々しい大人の男の存在がアカン(カリオストロ伯爵、レプカ、ムスカ大佐)。それが性愛(抑圧的暴力的タイプの)を想起させる要素となっていると思われます。
問題の「カリ城」、作中でルパンが「ロ~リコン伯爵ぅ~」(⬅懐かしの山田康雄氏ヴォイスを思い出そうとして、微妙にクリカン変換されちゃう人今や多し)を乱発するのは本来、娘ほど歳の離れた少女を強引に嫁にしようとする伯爵の浅ましさを揶揄するためのはずですが、逆にアニメ界において”ロリコン”という言葉にお墨付きを与えてしまったようなところはあります。

宮崎氏自身はそれを苦々しく捉え、またジブリがメジャー化して低年齢層の視聴も意識するようになったこともあってか、千尋(「千と千尋の神隠し」)やポニョ(「崖の上のポニョ」)はロリコンテンツ性を排除した、きわめて平凡なルックスの女児となっています。

(ああッ❗このジャケだと⬇女児ですらない‼🐟🐟🐟🐟🐟)




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