見出し画像

悲しみを越えて

私は、母を自死で亡くしました。

もう、あれから10年が過ぎます。

歌手の宇多田ヒカルさんの母である
藤圭子さんが亡くなる数ヶ月前の事でした。

昨年の藤圭子さんの命日に
宇多田ヒカルさんが綴ったツイートが話題になりました。

同じ月日を経て、
私も同じ感情、感覚を覚えることがあり
とても共感したのを覚えています。

そんな色々な思いがある中で私は

"もうこんな思いをしたくないし
誰かにこんな思いをさせたくない"

そう心に誓って、

今は人のお話を聴く活動をしています。

悩みや不安、孤独に

大きい、小さいはありません。

そこに"在る"ものに目を向けて

一緒に向き合う。

そうしてSNSを中心に相談を受けたり

オンラインライブコミュニケーションサービスLivelyTalkのホスト(聴き役)としても活動をしています。

しかし、全ての人の心を元気にすることは
できません。

心が折れてしまいそうな事もあります。

大病を抱えた5才の男の子のお話聴きでは、昨日まで元気であったのに
突然彼が虹の橋を渡ってしまったり

悩みを抱えた頑張りやさんの10代の女の子は、しっかりコミュニケーションが取れていて強いつながりがあった(と思っていたのかもしれません)のに、自ら命を絶ってしまったり。

その度に思うのです。

もう、こんなことはやめよう。と。


それでも、

"もうこんな思いをしたくないし
誰かにこんな思いをさせたくない"

その誓いが、私の体を動かすのです。


10代の女の子が亡くなった時
偶然が重なって、最期の姿に会いに行く事ができました。
彼女の微笑んでいるような寝顔を見て
「もっと頑張るから!もっとたくさんの人を守れるようになるから!」と
泣きながら誓いました。


きっとこれからも、

普通に生活をしていたなら出会わない

そんな悲しみに、結末に出会うのかもしれません。

それでも、私は

誰かの心に寄り添い

けいさんがいてくれて良かった。

そう言ってくれる事を励みに

今日も誰かの

「おはなしききますがかり」

を、しています。

悩みや不安、孤独をもし感じる方がいるのなら

あなたは、ひとりじゃない。

ひとりにさせない。


そう思っている人がここにいることを

忘れないで欲しいと思います。

また、私と同じように自死遺族として
苦しんでおられる方も

ぜひお話を、その想いを
私にシェアして欲しいと思っています。


あなたは、決して

ひとりじゃない。


いつでもそばいにます。



私がホストとして参加している
オンラインライブコミュニケーションサービスLivelyTalk

私のプロフィールページのリンクを貼っておきます。

必要な方がいらっしゃったらぜひご活用下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?