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『地方で起業するとどんな感じ?』地方のまちづくりとキャリアをセットで聞かれることが増えてきた。

ここ最近、大学生向けに「地方のまちづくり」についてお話させてもらうことが増えてきています。

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「立命館大学食マネジメント学部」の講義。

自宅から気軽にできていい時代に。PCの奥に200人近い学生さん

画面だけの1時間半の講義は、反応がわからず苦しいものですが、終わった後、先生から200人の感想をいただいて、内容の精緻さ熱量の高さにびっくり。

小沢先生、ありがとうございました!

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いただいたコメントほど、うまくはやれてませんが、励みにします!

学生さんたちに、少しでもまちづくりや地方起業に興味を持ってもらい、1人でも多く、都農町に遊びに来てほしい!

1.東京と地方、起業するならどっち?

昨日は、起業やまちづくりを研究テーマにしている大学院生たちからインタビューを受けました。

「都農町で起業して経営はどうなのか?」

という質問は初めてではなく疑問に思って当然。

「厳しいです」

と、答えるしかありません。いつもながら。。

ただし、東京で起業するのも都農町で起業するのも、難易度や大変さは変わらず、種類が違うだけです。

東京で起業する場合は

・マーケットは大きい
・超優秀な競合がひしめきあい
・クライアントは多い
・割って入るのに四苦八苦。

都農町のような地方の小さな町で起業する場合は

・競合はいないに等しい=ブルーオーシャン!
・原則、マーケットが小さいorない
・クライアントがほぼいない
・需要を創り出すのに四苦八苦。

競合に勝つ苦労をとるのか
需要を創る苦労をとるのか

という違い。

自分は、需要を創る苦労に対する耐性のほうがが強いのでなんとかやれてるだけ。。

2. キャリアの選択肢を増やす

大学生と話をしていて感じるのは、「まちづくり」と「起業」の話からはじまりつつ、直面する課題としてキャリアに関する相談で盛り上がります。

大企業か?   & 東京or地方?
ベンチャーか? & 東京or地方?
あるいは起業? & 東京or地方?

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日本総研の若者調査で、就職したい企業の理由、一位はいつの世も「給料が高い」なんですが、「働く場所や時間を柔軟に選べる(例:テレワーク)」が二位にきてるんですね。

地方移住も、かなり現実的な選択肢に近づいているようなデータもありますし。

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僕らが就活しているとき、あるいは企業経営者として新卒採用しているときは、大企業が多数派ベンチャーは少数派(変わり者)で、そもそもの選択肢の少なさを当事者としても嘆いてました。

最近、少しずつベンチャーの比率が上がってきて、起業地方移住リモートワーカーなどバリエーションは拡がってきたように思います。(よいこと)

3. やりたいことを考え続ける習慣

それだけに、今まで以上に
「自分がやりたいこと」
「どんな働き方=どんな生き方をしたいのか」
を明確に言語化していく必要性が増してますね。

とはいえ、社会に出る前の学生が決め切ることは不可能に近いですよね。

まずは、難しい課題に向き合って考え続けて、社会に出てから、先送りしたり見て見ぬ振りして他責な大人にならないよう、いまのうちから考える習慣づけするのがおすすめです。

一人で、日常の環境で考えるのはなかなか難しいので、都農町にきて、僕らや地元のひと、泊まりにきてくれる人とフランクに話し合ったりできるといいんじゃないかな、と(急に営業っぽくてすみません)

焚き火やBBQは、もってこいの環境

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内定もらって自転車で日本一周している大学生と、最近、起業した20代など、初対面でも自己紹介だけで2時間はいけますね 笑

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2月にスタディツアーで来てくれた立教大学観光学部の日吉さんが、体験レポートをとてもわかりやすくまとめてくれました。

来る前は、まちづくりというぼんやりした概念と、ネットで見た限りの小さな田舎町。

来た後は、都農ワインさんをはじめとするリアルなまちづくりの様子、ネットにはのってない町の人の魅力。

ありがたいことに、これからの生き方や、自分のふるさとをよくしたいと思ってくれたようでした。

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来月には、新渡戸文化高校がスタディツアーとして都農町を選んでいただき、7名の高校生が2泊3日でALAに来てくれます。

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ガチガチのプログラムはつくらずに、リアルでアドリブな感じをおおいに満喫してもらおうと。

何よりも、高校生たちに町の人をどんどん引き合わせて、ぼく自身もたくさん話せることが楽しみです。


地方での起業、まちづくり、キャリア相談、どんな切り口からでもいいので、より多くの高校生や大学生が都農町だけでなく、全国の地方の小さな町を普通に行き来できるようになっていくといいですね!


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