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経営幹部・リーダーとしての今後のキャリアについて考える機会を提供することが、自分の介在価値――経営者JPコンサルタント紹介⑤柴内 勇輝

「志高き経営者・リーダー達が、集い、学び、執行する最高の場を」という理念のもと、エグゼクティブサーチや経営人材コンサルティングを手掛けている経営者JP。そんな経営者JPにどんなコンサルタントが在籍しているのかご紹介していく連載企画です。第5回目は、ビジネスディレクターの柴内勇輝さん。現在の職に至るまでのキャリアと、仕事に対する想いについて語ってくれました。

聞き手:コーポレートプロデュース部 藤田、来代

「志高き経営者・リーダーの皆様に対して、集い、学び、執行する最高の場を提供すること」に対する強いこだわり

――新卒で財閥系商社へ入社されていますがどのような経緯だったのですか?

幼少期にカナダとアメリカへ留学した影響で小さなころからグローバル意識がぼんやりとありました。海外には日本の大手自動車メーカーや食品など優れた製品が数多く存在していますが、日本の人口の減少が進む中、積極的に海外進出をしていかなければならないのではという危機感を学生ながらに持っていたんです。新卒の就活では「日本の強み×グローバル」を仕事にできることをテーマに考えて商社を選びました。

――入社後はどんな業務を担当されていたのですか?

法人営業として大手自動車・建材メーカー向けに鉄鋼製品の国内・海外販売をしていました。年間売上十億円規模のプロジェクトを若手のころから任せてもらえ、その壮大なスケールにやりがいを感じていました。有名車種の一部を担当していることがとても誇りでした。一方で、会社の大きな看板の中で仕組み化された業務プロセスがあったこと、エンドユーザーまでの距離感が遠く手触り感のない感覚にもどかしさも感じ始めそれらの思いをかなえるべくゼロから「人 」の介在価値を見出せないかと考え人材業界に転職しました。採用したい企業と求職者の間に立ち両社から直接ご相談をいただきながら進めるビジネスのため、お客様との距離感が近く自身にとってやりがいを感じやすいと考えたためです。

――2018年に保育士専門の求人・転職支援会社のネクストビート へ入社されるんですね。

人と関わることが好きで、企業と人をつなぐというモデルに魅力を感じました。転職する際はベンチャー企業に絞り、まったく仕組みのないところで働きたいと思いました。保育業界の企業・候補者の両面コンサルタントとしてクライアントと候補者の両方に寄り添いながら細やかなコミュニケーションを心がけ、入社半年後にリーダーへ昇格。その後マネジャー、事業責任者へと昇格し、大きなチャンスをいただけたと思っています。4年強在籍する中で、採用課題だけではなく経営課題解決のお手伝いができればと思うようになり、より企業の中枢を担う経営者・リーダー層を支援するエグゼクティブサーチ業への新たなステップを考えはじめました。

――チームのマネジメントや業務の仕組み化などの経験を経て、経営者JPへの入社を考えられたんですね。

そうです。人材業界の経営層に特化した領域であることと、4つの事業が存在することによる多角的な側面から経営者やリーダーの方を支援しているスタイルは独自性があって惹かれました。入社前後で大きなギャップはありませんでしたが、入社後に改めて感じたのは「志高き経営者・リーダーの皆様に対して、集い、学び、執行する最高の場を提供すること」に対するこだわりの強さですね。

最近企業側のニーズが高い経営幹部人材とは?

――現在、企業側からどのような経営陣・幹部陣の体制強化に関する相談が寄せられているのでしょうか?

最近は経営企画関連の採用についてご相談をよくお受けします。例えば上場後に新しい事業の柱をつくりたいと考えている成長期の企業の経営者の方がいらっしゃって、いままでは既存のメンバーで経営戦略を担ってきたものの、さらに事業を広げていくために外部の視点を持った方にリードいただきたいというご相談です。その方は既存事業を引き続き伸ばしながらM&Aを通じて新たな事業をグループに組み込み、成長を実現するという考え方でした。

――そのご相談を受けて、どのような対応をされたのですか?

M&Aは会社として成長するための手段なので、まずはその会社が何を目指しているのか今後の経営戦略はどのようなものなのかを理解するために情報収集します。そのうえで具体的にどんなM&Aの経験がある方を採用するとよいかすり合わせをしていきます。割と具体的な要項がはっきりしていないケースも多いので、一緒に整理しながら解像度をあげていきます。事業会社の立場で自社を成長させるためのM&Aに関わった人を採用したいとなると母数は少ないので難易度は高いです。
企業側のニーズとしても経営企画や事業企画のポジションのニーズは多いですし、わたしも強い想いを持ってご支援したいと考えています。

――それはなぜですか?

わたしには「魅力的な会社や経営陣、また未来の経営幹部の方々をサポートしたい」「経営に近いポジションでみなさんにその企業や経済を動かしていただきたい」という想いがあります。
そんな中で最も経営に近い立ち位置が経営企画や事業企画、CFOのポジションだと考えているのでこのようなご支援にとてもやりがいを感じています。

今後のキャリアについて考える機会を提供することが自分の介在価値

――転職をお考えの経営幹部の方からはどのようなご相談が多いですか?

1つ目は、より経営に近い立場で重責を担うポジションを希望されるご相談をいただきます。その方がこれまで歩んでこられたキャリア・ご実績とこれから目指す方向性に合わせてしかるべき案件をご紹介させていただくのですが、ご状況やご希望・お考えを伺いますと必ずしもいま転職しないほうがいい場合もあるのでそれはしっかりとお伝えします。現職でもう少しこんな経験を積んでスキルを身につけてから動いたほうがいいというケースも少なくありません。

2つ目は、自分の強みや市場価値について客観的な意見が欲しいというご相談です。
経営幹部としての活躍を考える上では、ご自身の強みをより磨くことが重要です。実際の経験を伺いながら、強みとなる点を共に整理していきます。今後のキャリアについて考え、方向性を明確にしていただく機会を提供することがわたしの介在価値だと考えているので、現状転職意欲が高くない場合もお会いして棚卸しのお手伝いをします。我々からの客観的な意見やアドバイスを聞いていただいた結果、現職に留まったり 、新たなキャリア      を検討したり、あくまでも今後について考えるきっかけになればいいなと思っています。

――日々、経営者や経営幹部の方々と対峙をする中で、柴内さんはこれから求められる経営幹部はどのような方だと考えますか?

実行力のある方です。幹部採用を考えている企業側から必ず求められる能力です。その会社をどう良くしていきたいのかという想いを持って、そのために自分で必要なことを考えて実行する。管理監督だけではなく自らも動きながら成果を出すプレイングマネジャータイプの人は、とくにいま強く求められる幹部人材だと思います。

――今後、柴内さんが実現したいことはありますか?

経営幹部採用・転職であれば「経営者JP」という名前がどなたにとっても即座に思い浮かぶ ような会社になることです。そのために自分自身で実績をあげることは勿論ですが、弊社はチームで動いているエグゼクティブファームなので、組織力の強化にも注力し、全社的に、より多くの方々のご縁を繋いでいきたいです。それに加えて、 プラットフォーム事業本部ではKEIEISHA TERRACEを通じて情報発信や学びの場を提供して多面的に経営者やリーダーのみなさまの支援をしているので、そういった取り組みもさらに広めていき、多くの方に活用いただけるよう努めたいと思っています。

――本日はありがとうございました!

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