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「認知バイアス」で社員を動かす方法/『勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門』

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE


成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。

今回は、エヴァ・ファン・デン・ブルック著/ティム・デン・ハイヤー著/児島 修訳『勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門』。本書の編集を手掛けられた、ダイヤモンド社の林拓馬氏に見どころを伺いました。

『勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門』

認知バイアスに関する研究が進むにつれ、人間の心理的な傾向に活かそうとする動きが活発になっています。

『勘違いが人を動かす──教養としての行動経済学入門』の著者、行動経済学者のエヴァ・ファン・デン・ブルックと、広告業界でクリエイティブ・ディレクターとして活躍するティム・デン・ハイヤーは学術的な視点とビジネス現場での豊富な経験をもとに、バランスよく認知バイアスの応用法を教えてくれます。

たとえば、「一番成績の良い社員にボーナスを与えること」は、社員のモチベーションアップにとって効果的なのでしょうか? 以下に本書から一部を引用します。

「一番成績が良い従業員にボーナスを与えることのデメリットは、ボーナスをもらえない人が多くなることだ。この場合、ボーナスをもらえる人がハッピーになることより、もらえなかった人が落ち込む影響のほうが大きくなる。「自分は評価されていない」と感じると、人は努力をしなくなるのだ」

実は、社員全体で見た場合、モチベーションが下がると紹介されているのです。
さらに、「献血」に報酬を支払った以下の実験も示唆的です。

「あるスウェーデンの血液銀行は…

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