シュタイナーこども園日記：食事時間

食事中に交わす会話はいつも楽しい。シュタイナー幼稚園の中には、「黙食」を実行しているところもあるようだが、うちの園では、食事の時間をゆったりとり、みんなでテーブルを囲んで、思いついたことをどんどん話す。
食事時間の目指すところは、「いただきます」から「ご馳走様でした」まで席についていること食事のテーブルにふさわしい音量と会話の内容を楽しむこと、配膳されたものはできれば、「妖精さんがちょっと味見するくらい」でもいいので、試してみること。スプーンやフォークの使い方から、食器の扱い、おかわりのお願いの仕方まで一年が終わる頃にはみんな上手になっている。

まずは、みんな順番に並んで手を石鹸でよく洗って、「決められた席」につく。決められた席というのは、毎回変わる。が、コップにそれぞれのお印のリボンが付いているので、自分のリボンがついているコップのところに座る。

これら、一連の習慣を１年間続けることで、もしたとえ家庭で一切テーブルマナーを習わないとしても、「ミスケー子が教えてくれたこと」が少しでも自然に普通の行動として身につけてくれればという思いで、私は食事時間の提供を続けている。

「だって、いつ宮廷にお呼ばれになるかわからないでしょ。王子様やお姫様とお食事することもあるだろうし」と私がいうと、子どもたちはとても夢見るような笑顔で「そうだよね」と言ってくれる。

今日の会話はこんなふうに進んだ。

「ケーコ先生、昨日トーマス・エジソンの本を借りてきたんだよ」と一人が言うと、「ああ、トーマスね。僕の家の隣に住んでるよ。僕の友達」と、もう一人が言う。

「僕３つトーマス持ってるよ！パーシーも持っている」ともう一人は機関車トーマスの話になる。

そしてもう一人が「知ってた？うちのお母さん別の名前があるのよ。私『ママ』が、お母さんの名前だと思ってた。」
「そうなのよ。うちのママも別の名前があるの。真ん中の名前もあるんだって。変よね〜」

毎日が発見と理解に溢れた日々。新鮮そうでうらやましい。

Meal time conversation is always fun. We all sit down together and share whatever comes up to our mind."Miss Keiko, yesterday I borrowed the book about Thomas Edison." one child said. Another one chimed in, "yah, Thomas lives next door. He is my friend".”I have Thomas. Three of them! Percy too."Then another one tells me, "Did you know my mom have another name? I thought her name was Mom."
”I know. My mommy has other name too. She even have middle name. Isn't weird?"Everyday is full of discovery and understanding. Their life look so fresh to me and I envy them.

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