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コーポレートデザイナーの2019年をふりかえる。

2019年の自分を象徴するようなカバー画像にしたくて、一時間ぐらい迷った末に、ホーチミンのオフィスから見えるサイゴン川にしました。ベトナムに関わったことが今年の自分の在り方を左右した、そんな気がしているからです。(占いじゃなくてふりかえりです笑)

オフィスを通して、拠点文化の軸をつくる。

今年は拠点がたくさんオープンした一年だったので、年初はそれに伴うオフィスコンセプトを担当していました。

1月:マネーフォワードベトナムオフィス

1月に、マネーフォワード初めての海外開発拠点が、ベトナム・ホーチミンに設立されました。先日noteでも記事にしましたが、「オフィスのコンセプト策定」を通して、みんなで拠点文化の軸を作っているということに気づけたプロジェクトです。また、相手の国の文化背景や価値観を知り、それを意識しながら仕事を進める大切さを学びました。よく理解しているはずのマネーフォワードのデザインであっても、ひとたび海外になると一筋縄じゃいかない感じが面白かったです。

2月:京都開発拠点

2月には京都開発拠点がオープン。ベトナムで学んだ"拠点文化の軸づくり"を早速横展開します。拠点立ち上げメンバーの村上・谷口とともに「京都で何を成し遂げたいか。そのためにどんな文化を作っていきたいか」というディスカッションを重ねました。

議論の中で出てきたのは「東京では出来ないことをやりたい」「京都は、歴史と伝統の上に新たな文化を常に創造してきた。この地でマネーフォワードも新たな文化を作れるようなチャレンジをしたい。」というハングリーな想い。これを「Give it a try !」と名付けて、迷ったらまずやってみよう!というマインドを大切にすることにしました。

Give it a try!
ユーザーのためになることを、まずやってみる。
そこから失敗も成功もすべて受け止めて、前に進み続ける。
最初の一歩を自ら踏み出す事を最も大事にしよう。

3月:関西支社&ナレッジラボ本社

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こちらも2月にオープンした、マネーフォワード関西支社と、2018年にグループジョインしたナレッジラボ本社の合同オフィス。この移転で達成したかったことは「両社のアイデンティティの融合」でした。

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アイデンティティの融合をテーマに、大人たちに工作をしてもらいました(笑)みんなで作ったセロファンアートをオフィスの壁に飾ってもらっています。2社合同のオフィスだったので拠点文化のコンセプトワークは行っていないのですが、こういうケースこそ必要だったかも知れないな〜。

番外編:オープニングイベント

オフィスのオープン時にはよくパーティが行われます。特にベトナムのIT企業はイベントを大々的に行う風潮があり、オフィスの飾り付けや招待状、お土産として渡すノベルティと、たくさんのアイテムをデザインしています。最初は日本で開催するMeetupぐらいのゆるさでいいんじゃないかと思っていましたが、ベトナム人のメンバーに「それじゃ恥ずかしい」と怒られ(笑)、ここでも相手の国の文化を尊重する大切さを実感しました。

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(盛大に行われるベトナムのパーティ)

記事を通して、想いを束ねる。

怒涛のオフィスラッシュのあとは、オフィスプロジェクトを通して気づいた「企業文化の軸」をもっと深めていきたいと思うようになります。

4月〜:社内報「マネ報」

次に取り組んだのが社内報です。4月にスタートして、2019年は全部で73本の記事を出すことが出来ました。マネーフォワードで働くみんなが、広がりつづける拠点や組織の中で「どうしたら会社に愛着と誇りを持ち続けられるのか」。それを考えながら社内報の全体感を作り、毎週記事を出していくという大変さを身を持って知りました。

社内報という媒体を作り上げることはもちろん、記事を書くのも初めての経験だったので、新しいトライが出来て楽しかった!社内のコミュニケーションに関わる人々で横の繋がりを作れたことも、今後一貫したコミュニケーション設計をしていく上でとても良かったと思います。
社内報の立ち上げ背景はこちらの記事にもまとめています。

7月〜:クラビス採用広報

社内報をきっかけに、グループ会社のクラビスにも関わっていくようになります。主にやっているのは採用記事を書くこと。

でも、表面的な記事を書くだけではきっとだめで、クラビスに関わるみんなと信頼関係を構築し、組織と深く向き合い、そこにある様々な想いを引き出して、「らしさ」が何かを考え、それでようやく「誰かに伝わるもの」になるんだということを学んだ気がします。

クラビスではMVPを頂けて、自分の仕事のスタイルやアウトプットが、マネーフォワード以外でも受け入れてもらえたり、評価してもらえるものなんだと知れたのも大きかったなー。

(クラビスについて、社内報ふりかえり記事で書いたこと)
候補者に魅力を伝えるためには、クラビス全体のストーリーを知る必要があります。経営者と対話して、今まで語られていなかった歴史や出来事、その背景を紐解いていく。その記事を採用候補者だけではなく、社員のみんなが読んでクラビスの想いや魅力を理解する。そこからクラビスの文化が作られていく。社内報をきっかけに、こういう取り組みが出来るのはとても面白いし、素敵な関わり方が出来ているなぁと思います。

クラビス代表の菅藤とフラットにあれこれディスカッションが出来たことも、かなり刺激を受けました。自分のやりたいことや成長を見つめ直してみたり、なるべく海外に行くように心がけるようになったのも、クラビスに関わったことによる影響が大きいなぁと思います。

まとめると

その他、半期全社総会で代表の辻と「マネフォの文化の歴史」についてパネルディスカッションを行ったり、マネーフォワードのUTme!ストアを開設したり、「企業理念と個人理念の関係性」についてのイベントに登壇させて頂いたり、自分らしいやり方で企業文化に向き合えた一年間でした。

ふりかえってみると、やっぱりベトナムオフィスプロジェクトが転機となって、こういう形で文化の軸を作る手助けが出来るんだという気づきに繋がったように思います。そこから社内報や採用広報などに広げていくことが出来たので、2019年のBest Projectはベトナムで決まり!(2018年からのプロジェクトだけどね)

「想いやビジョンのハブになり、みんなをひとつにする」という自分のミッションに沿って仕事が出来ているのは本当に幸せなことだと思うし、ミッションに沿っているときが一番自分のバリューが発揮されるんだなと思います。だからもうやりたいことしかやらない!というわけではなく、「誰よりも任せたい」と思ってもらえる人間でありたいなと思うし、そのために2020年もますます成長していきたいです。(まだまだポテンシャルのかたまりだと思っている笑)

それではみなさん良いお年を!来年もどうぞよろしくお願いします。
みなさんにとって素敵な2020年になりますように。


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